いよいよ日本でもデジタルマーケティングが本格化してきた。従来、ネットにとどまっていた分野だが、オムニチャネルやO2O(Online to Offline)といった一般消費者の行動変化に合わせて、ネットとリアルの境界線が消えて、ビッグデータやDMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)といったソリューションの登場に合わせて、徹底したデータ分析が可能になってきた。こうした動きはどのようにみていけばよいのか、O2O分野で大きな注目を集めた「ウルトラ集客」の仕掛け人で、現在はソフトバンクテレコムでデジタルマーケティング事業を統括する藤平大輔 氏に話を聞いた。 ──デジタルマーケティング分野が非常に注目を集めています。この背景についてお教えください。 デジタルマーケティングの分野はもともと、インターネット分野を対象として発展してきましたが、今はリアルとネットの両方を包含する、もっと広い領域を対象