米国のパブリッシャーが導入を進める「ヘッダー入札」。インベントリ(広告在庫)からより多くの売り上げを得るためにパブリッシャーたちが試行している取り組み。同時にさまざまな需要元に在庫を提示することで、従来のウォーターフォール(高値が想定されるアドエクスチェンジから入札していく)よりも媒体社に利益をもたらすといわれます。 デジタル・マーケティングを変えるテクノロジーをわかりやすく説明する「一問一答」シリーズ。今回のテーマは「ヘッダー入札」です。 デジタル広告は、その合理化を目指して巨大な産業が生まれているにもかかわらず、依然として、非効率性と断片化(フラグメンテーション:一連のプロセスがさまざまな各所に割れていること)という問題に悩まされています。プログラマティック・セリングとは、理論上は自動化を意味するのかもしれませんが、売り手と買い手を結びつけるためには、裏で密かにやらなければならない作業