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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/aureliano (12)

  • パワーポイントで作る企画書のデザインを美しくみせるための7つのポイント - ハックルベリーに会いに行く

    はじめにパワーポイントというのは、今や企画書作成用ツールとしてビジネスになくてはならない存在になった感があります。ぼく自身も、業は企画者なので、これまで数え切れないくらいの企画書をパワーポイントで書いてきました。そんな中で、最も気をつけ、また力を入れてきたのが「デザイン」でした。内容もさることながら、見た目の美しさや、読んでみたくなるような構成・演出、読みやすさなどに、何よりこだわってきました。なぜかといえば、企画書というのは、多くの場合、まず手に取ってもらうまでに大きなハードルがあるからです。その次に、実際に見て読んでもらうまでにまた大きなハードルがあります。 企画書というのは、書いたら必ず読まれるというものではありません。むしろ多くの企画書は、ほとんど読まれない運命にあります。なぜかといえば、企画書というのはたいていいくつも提出されるからです。一つの案件に対し、10個も20個も提出さ

  • コンテンツあるいはサービスというのは複数の異なるメリットが込められていると成功する - ハックルベリーに会いに行く

    任天堂の宮茂さんは、アイデアについてこう語っている。アイデアというのは複数の問題を一気に解決するものである。HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN - 1101.com これは至言だと思った。これを聞いて以来、ぼくは自分でもこれを実践しようと心がけるようになったし、またアイデアについて誰かと話す時、よくこの言葉を引き合いに出すようになった。その時に、ぼくが例としてよく紹介するコンテンツが一つある。それはAKB48が行っているモバイルメール(通称モバメ)というサービスだ。これは残念ながらぼくが考えたアイデアではないのだが、しかし実に良くできているコンテンツである。 「モバメ」は、「ユーザーのケータイにAKB48のメンバーからメールが届く」というサービスだ。月額315円でこれを利用することができる。仕組みはというと、まずメンバーがファン宛にケータイメールを書く。それをホストサーバー

  • クリエイターが「構成」を学ぶために読むべき10冊の小説(前編) - ハックルベリーに会いに行く

    はじめにぼくは当にエンターテインメントが好きで、小説はもちろん大好きなのだが、それ以外にも劇、映画、アニメ、マンガ、音楽ゲームと、ありとあらゆるものが好きである。それで以前「なぜこうも横断的に何でもかんでも好きなのか?」と考えたことがあったのだが、その時にはたと思いついたのは、「自分は『構成』というのが何より好きなのではないか?」ということであった。 ぼくは「構成」が好きだった。それも構成の妙というやつが好きだ。どんなジャンルのエンターテインメントにしろ、見事に構成してあるものを見ると当に感心する。例えばぼくは、建築を見てもまずその構成に感心する。大学の頃、学校の課外授業で京都に行き、フランク・ロイド・ライトが建築した「旧山村邸」を見学させてもらったことがあった。この時、ぼくは何よりその空間構成の見事さに、心から感動したのだった。 大きな地図で見るこれはライトの建築の特徴でもあるのだ

  • ぼくの名前 - ハックルベリーに会いに行く

    みなさん、こんにちは。初めまして、ぼくの名前は岩崎夏海と申します。今日は少し、ぼくのことについて書こうと思います。 ぼくは1968年(昭和43年)に生まれました。今年で41歳の、職業は会社員です。 ぼくは東京の新宿で生まれました。生まれてすぐ、親の仕事の関係でいくつかの場所を転々と移り住んだのですが、3歳の時に東京の日野市に落ち着きました。日野市は、東京の西、新宿からは京王線の特急で30分ほどの距離にあります。立川と八王子という二つの大きな市に挟まれていて、存在自体はマイナーですが、それなりに多くの人が住んでいます。日野市は多摩丘陵の一角に当たり、ぼくの住んでいた地区はとても坂が多いところでした。またその一帯は、昭和30年代に山林を伐り開いてできたベットタウンで、多くの雑木林が点々と散在している、とても自然豊かなところでした。ぼくはここで11歳までを過ごしました。ですので、ぼくにとってふる

    udy
    udy 2009/05/09
    大変興味深い。このエントリも、この人の人生も。
  • 任天堂が勝っている理由はただ一点「宮本システム」にしかない - ハックルベリーに会いに行く

    任天堂が勝っている理由について、色んな人が色んな分析をしているようだけど、それらはどれも上辺だけのものに過ぎない。任天堂が勝っているただ一つの理由は、「宮システム」を生み、これを育て、また堅持したことだけにしかない。全てはこれで説明がつく。 任天堂の平均給与がなぜ安いかなんて、理由は一つしかない。宮さんの給料が低いからだ。ただそれだけだ。宮さんの給料が低いから、みんな誰も給料を上げろとは言えないのだ。世界で一番の富を生み出した人が、非常識なまでの安い給料で働いているから、誰も文句を言えないのである。 任天堂がなぜ儲かっているかと言えば、これも理由は一つしかない。宮さんが面白い遊びを提供し続けてきたからだ。宮さんには、ハードとか、ソフトとか、あるいはゲームという枠組みさえも関係ない。彼にあるのはただ一つ「遊び」というカテゴリーだけだ。彼はこれまで面白い遊びを提供することだけに集中し

    udy
    udy 2008/10/10
    「天才クリエーターに渡される予算は、そのクリエーターが無能化するレベルまで膨張する」という法則を思いついてみた。
  • トンデモ独裁者の作り方 - ハックルベリーに会いに行く

    先日書いた「ブログについて4つの悩み」という記事のブックマークコメントでも頂いたのですが、気合いを入れて書いた記事の評判が思ったほど良くはなかったりする反面、適当に流して書いた記事が大受けしたりするということは、多くの人が経験しているみたいですね。 これは何もブログに限ったことではなく、お笑い芸人もそういうことを感じるようです。孫引きになりますが、「明石家さんまの眠らない哲学 - てれびのスキマ」という記事に紹介されていた、「ほぼ日」に掲載されていた明石家さんまさんのインタビューでも、そのような主旨のことが語られています。 さんま「(仕事の時間より) 考えてるほうが絶対長い。それも困ったもんやなと思いますけど。そんな商売、イヤですよね。考えに考えた結果がよくなかったりね。それは、悲しいですよ。練習して、練習して、練って、練って、練ったものがウケずに、その日、ポンって言ったことばがドーン、ウ

    udy
    udy 2008/07/29
    この文脈だと「その場のノリでできた、何も考えていない、勢いだけのもの」に見せかけられているけど実は練りに練られたもの、はどういう扱いになるんだろうか。
  • ぼくの知り合いのとてもモテる人について - ハックルベリーに会いに行く

    ぼくの知り合いにとてもモテる男の人がいる。その人のモテ方はすさまじくて、もうとにかく女性を取っ替え引っ替えだ。彼女もコロコロ変わるけど、浮気もしょっちゅうだし、一晩だけのなんて言い出したらキリがない。ちなみにその人は全然イケメンじゃない。むしろブサイクの部類だ。なのにモテる。並み居るイケメンをなぎ倒して余りある。どんなイケメンもその人には叶わない。みんな、「あいつには負けるよ」とシャッポを脱ぐ。というより、呆れられる。「なんでそんなにモテるの?」って。その人のモテ方は異常だからだ。まるで鬼の首を取ったようにモテる。で、「なんでそんなにモテるのか?」ぼくも、その人と付き合う中でそれを考えたことがあったので、それを今日はここに書いてみたい。 まずその人は、お母さんに溺愛されて育った。きっと良い育てられ方をしたのだろう。自分の存在に対して揺るぎない自信がある。特に女性に対しては、臆したりビビった

    udy
    udy 2008/07/17
    まことにもって歌舞伎町生態系の頂点に立つのはホステスでも風俗嬢でもなくホストであることよ。
  • もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら - ハックルベリーに会いに行く

    はじまりもし高校野球の女子マネージャー(名前は仮にみなみちゃんとしよう)が、ドラッカーの「マネジメント」を読んだら、彼女はきっと驚くだろうな。なぜなら、そこには彼女が所属する野球部と、彼女自身のことが書いてあるからだ。「マネジメントなしに組織はない」「マネジメントは企業だけのものではない」「マネジャーをしてマネジャーたらしめるものは、成果への貢献という責務である」 「所属する野球部に何とか成果を出させたい。そのためには自分に何かできることをしたい」そう考えていたみなみちゃんは、このが「自分のために書かれたもの」であることを確信する。だから以降、そこに書かれていることを脇目も振らず実践するようになる。 野球部におけるマネジメントの役割みなみちゃんは、「マネジメント」を読み進める。するとドラッカーは、マネジメントには三つの役割があると説く。そこでみなみちゃんは、それらについて一つ一つ自分に当

    udy
    udy 2008/07/13
    アイデアに脱帽。
  • モンスター化する女優 - ハックルベリーに会いに行く

    以前、「面白さと狂気」というエントリーで書いたのだけれど、何かを面白くするためには、あるいは魅力的にするためには、ある種の「狂気」を自らの裡に宿さなければならない。これは、演出家や作家といった「作る人」もそうだけれど、タレントやミュージシャン、俳優といった「演じる人」にも当然求められる。それについて、前にテレビ関係者の人から聞いて面白かった話があるので、ここに書いてみる。 ちょっと前に、「女王様」化して話題になった女優がいたが、あそこまで表に出るのは珍しいけど、女優(に関わらず女性タレント)というのは、売れるに従ってたいてい「モンスター化」していくのだそうである。ただそうでない人も若干いて、そういう人は逆に「聖人化」していくのだそうだ。その割合は9:1くらいだそうである。そしてモンスターにも聖人にもならない人は、たいていすぐに芸能界から消えていくらしい。 ではなぜほとんどの女優がモンスター

    udy
    udy 2008/07/09
    とてもよくわかる。
  • 何のために挨拶をするのか? - ハックルベリーに会いに行く

    ぼくの知り合いによく挨拶をする人がいる。最初は気付かなかったけれど、よくよく見ると彼の挨拶は凄い。 まず朝、オフィスに入ってくるなりオフィス中に聞こえる大きな声で「おはようございます」と言う。その声には、全然ためらいがない。内側にこもらず、外側に向かって軽やかに発散していく。それはまるで、一陣の風が吹き抜けたかのようだ。一緒にコンビニに行くと、まずレジに向かって「こんにちは!」と声をかける。知らない人が見たら、きっと顔馴染みの常連だと思うだろう。それほど自然で、また親しげなのだ。しかし彼は、これを通りすがりに入った初めての店でもやる。彼が挨拶すると、つられて返事を返すレジの人もいる。でも、返事を返さない人もいる。あまりにも自然なので、自分が挨拶されたと気付かないのだ。しかし彼は、返事がなくても一向に気にしない。そのままスタスタと店内に進み、買いたい物を手に取ってレジに並ぶ。買う時もまた凄い

    udy
    udy 2008/06/24
    と言わざるを得ない。
  • 女子アナは置屋の芸姑と言った女子アナがいた - ハックルベリーに会いに行く

    昔聞いた話なのだけれど、その頃、自分を売り出すことにかなり意識の高い、戦略的な女子アナがいた。その時はまだ若かったのだけれど、スマートさ、クレバーさ、したたかさをすでにして備えた、かなり強い女子アナだった。ぼくはその女子アナ(仮にAとする)に興味を抱いていた。一緒に仕事をしたことはなく、テレビで見るだけだったのだけれど、画面を通しても明らかに異彩を放っていることが分かって、強く惹かれるものがあった。それで、Aと一緒に仕事をしたこともある旧知のテレビディレクターの何人かに「一体どんな人物なのか?」と聞いてみたことがある。するとそのディレクターたちも、Aに対してはぼくと同種の興味を抱いていたらしく、色々見聞きしたり知っていたりすることがあって、それをぼくに教えてくれた。それは、当時のぼくにとってはかなり「面白い話」だった。そこで聞いたAの話は、かなりインパクトのあるもので、ぼくは強いインスパイ

  • 0014「お見合いおばさんの復権」 - ハックルベリーに会いに行く

    アイデア1000ノック秋葉原の事件についてなんだけどさ、なんでみんなもっと肝心なことについて正面から語らねえんだよ。犯人は自分がキモイことに絶望してたんだよ。犯人が残したWeb上のlogで分かるじゃねえか。そこ無視すんなよ。もっと言えば彼女ができないことに絶望してたんだよ。それは仕事クビになるとかよりずっと大きな問題だったんだよ。もっと言えばクビになるから益々彼女ができなくなることに絶望したんだよ。雇用形態がどうとかの問題じゃあ全然ねえんだよ。男女関係不全の問題なんだ。どいつもこいつも、そこのところが分かってねえなあ。 若者の絶望ってのはこれに尽きるんだよ。彼女さえいればたいがいの孤独は癒される。しかし彼女のいない孤独ってのは他のなにものでも癒されねえ。それでも癒したいから、それを癒すためのビジネスが巨大なマーケットを築くんじゃねえか。いわゆる萌えビジネスってやつだ。あるいはケータイもそ

    udy
    udy 2008/06/14
    よい提案じゃないか。問題があるとしたら、金は渡される相手を選ばないが人は相手を選ぶよ。あと、何もせず結婚できない人より何十回お見合いしても断られて結婚できない人の方が絶望は深いかもしれないね。
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