著: ほっせん 川口へ引越したのは、些細なきっかけでした。 当時付き合っていた彼女が東京の配属になったのです。大阪に住んでいた自分は少し躊躇したものの、高校卒業時から持っていた”関東へ行きたい”という夢を叶えるために、彼女についていくことにしました。 あまりにも突然のことだったので、住むところもなく、東京まで内見しに行く余裕もない。さらには、貯金もないという状況だったので、埼玉に住んでいる叔父に頼んで、居候をすることにしたのが23歳の夏でした。 その場所が「川口」。それから13年。こんなに長く住むとは思わなかったというのが正直なところです。でも、今ではすっかり好きな街になりました。 はじめは、川口駅の東口からバスで10分程度の「川口元郷」。ここは1年くらいでしたが、そのあとに住んだ、川口駅の西口、荒川土手沿いの景色がとても好きだった「飯原町」には5年間住みました。そして現在は、川口駅の東口