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  • ウルフマンはなぜそこまでするのか? 『狼の群れと暮らした男』 - HONZ

    ディスカバリー・チャンネル、ナショナルジオグラフィック・チャンネルなど、海外のドキュメンタリー好きなら、オオカミの群れと一緒に暮らすこの男のこと知っているかも知れない。日テレビでも何度も取り上げられているので、彼の顔に見覚えのある人も多いだろう。 オオカミの群れとともに暮らし、服を何ヵ月も着替えず、羊の死体から直接生肉をむさぼりい、唸り、遠吠えをする。彼が動物の内臓をいちぎってオオカミを威嚇しつつ唸っている映像を見たとき、いくらオオカミに魅せられているとはいえ、なぜここまでやるのか、と衝撃を受けたものだ。 その男、ショーン・エリスが、自らオオカミへの思いやオオカミとの生活について語ったがついに出た。そして「なぜそこまでやるのか」が少しだけわかったような気がした。 エリスは父親の顔を知らない。イングランドのノーフォーク州の農場で生まれ、貧しい農夫である祖父母によって育てられた。母親

    ウルフマンはなぜそこまでするのか? 『狼の群れと暮らした男』 - HONZ
    ueshin
    ueshin 2012/09/17
    「なにしろテンプル・グランディンの本によれば、人間とともに暮らすようになったオオカミたちが、人間に社会的集団の作り方を教えた、という説もあるのだ」
  • ノリと勢いで旅立つ前に『旅を生きる人びと―バックパッカーの人類学』 - HONZ

    自分の体験を手がかりに、雑的にを貪り読むと、自分の体験との登場人物が積んだ経験の境界線がわからなくなる。このは読み終わった瞬間にその錯覚に囚われ、このを読んだ前の世界に戻れなくなってしまった。 バックパッカー、古くは沢木耕太郎や藤原新也が有名だ。旅先でも彼らのが伝説のバイブルとなり、バックパッカーの間で古が交換され流通している。90年代は電波少年で一躍有名になった猿岩石。突然拉致され、目隠しで車にのせられるシーンは忘れられない。いざこざはあれどユーラシア大陸を横断し、バックパッカーブームの一翼を担った。 00年代はメジャーではないが、若者の心にあるのは高橋歩だろう。書では自分探し界のカリスマとして登場する。私自身も旅先のニュージーランドで15歳の少年にその存在を教えてもらった。少年は15歳年上の彼女に誕生日プレゼントでもらったと自慢げに高橋歩のを僕に貸してくれた。そんな私

    ノリと勢いで旅立つ前に『旅を生きる人びと―バックパッカーの人類学』 - HONZ
    ueshin
    ueshin 2012/09/14
    定住でない人生を選べる選択肢が日本にもあったらいいのね。
  • 僕ら若者は本当にカワイソウなのか?『決着版 雇用の常識 本当に見えるウソ』 - HONZ

    「就職氷河期」という言葉が定着するようになって久しい。一時は回復の兆しが見えそうな時期もあったがリーマンショックですべてが吹き飛んでしまった。雇用に関して僕ら若者は入口に立つことすら困難な時代になったと言っていい。「非正規雇用の増加」なんて言葉もしばし声高に叫ばれている。 それでは会社に入った後はどうだろう。すると「終身雇用の崩壊」「成果主義の徹底」なんて言葉をよく耳にする。定年まで勤められるかどうかも定かではなく、常に成果を求められる。どうやら会社に入ってからも大変な時代のようだ。 最後に老後はどうか。言うまでもなく「年金の崩壊」を誰しも思い浮かべることだろう。仮に定年を迎えたとしても安全な老後は保証されていない。 上記のような言葉を目にして未来に希望を持てなくなっている人が増えている気がする。げんにネット上の意見を見ると高齢者を「逃げ切り世代」と恨めしく述べる人がいるのをよく目にするし

    僕ら若者は本当にカワイソウなのか?『決着版 雇用の常識 本当に見えるウソ』 - HONZ
    ueshin
    ueshin 2012/08/31
    「実はバブル崩壊以降長期的に見ると企業の新卒採用者数は増加傾向にあるのだ(特に大企業)」
  • 『宗教とツーリズム』 -聖地・巡礼・研究会 - HONZ

    『宗教とツーリズム』という題を見て、抜き差しならない何かがありそうな気がしたのだ。喩えて言うなら、ボランティアと偽善、とか、お金と愛、とか、処女より娼婦のほうが心は清純とか、そんな感じで、宗教なの?ツーリズムなの?どっち!という話ではないかと勝手に想像、よっしゃ、いってこい!とひっそりネット購入した。このベースにいろいろ無責任な事を考えたら、きっと楽しいに違いない。 2007年、「宗教と社会」学会の研究プロジェクトの1つとして、「宗教とツーリズム」研究会が立ち上げられた。書は、この「宗教とツーリズム」研究会からの11編の研究成果をまとめたものだ。 1980年以降、ツーリズムは世界最大の産業になった。UNWTO(世界観光機関)によれば、世界の旅行者の数はおおむね右肩上がり、今では年間10億人に迫っている。これを踏まえ、ツーリズムが宗教にも影響を与えているのではないか、というのが「宗教とツ

    『宗教とツーリズム』 -聖地・巡礼・研究会 - HONZ
    ueshin
    ueshin 2012/08/29
    巡礼や寺社めぐりってどんどんレジャー化、観光化してゆくね。場所に聖なるものはあるのか。
  • 『この甲斐性なし!といわれるとツライ』日本の罵倒語 - HONZ

    語の語源を解説する書籍は書店でもよく見かけるが、書は悪態・罵倒語に絞ってとりあげ、使用法の変遷を振り返っている。なぜその言葉が使われるようになり、使いつづけられるのか。新聞や、各種文学作品、古事記や日書紀などの古典、国会会議録などから用例を地味に拾っている。その地味な作業と対照的に目次は過激な文言が並ぶ。罵倒語のだから当然といえば当然だが。 序章-バカヤロー!、1章ーブスとババアと淫乱と、2章ー弱くて臭いは甲斐性なし、三章ー犬は畜生、は泥棒、4章ー鼻くそほじって、クソらえ 目次を読んでいるだけで、誰かを罵倒しているいる気がしてくる。眺めているだけでもすごいが、声に出すともっとすごい。「鼻くそほじって、くそくらえ」など育ちがすこぶる良い私など言葉に出すのをためらってしまったほどだ。2章と4章を組み合わせて「弱くて臭いは甲斐性なし。鼻くそほじってくそくらえ」などとに叫ばれた日に

    『この甲斐性なし!といわれるとツライ』日本の罵倒語 - HONZ
    ueshin
    ueshin 2012/08/20
    罵倒語に目をつけるとは。罵倒されるものは価値観やヒエラルキーの最底辺に位置づけられるものだが、なぜそれは最底辺の価値観なのだろう。
  • 『小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない』 食えて暮らせて、初めて仕事! - HONZ

    現在、日に「職業は小説家である」と胸を張って言える人は何人ぐらいいるのだろう。あなたの身内や友だち、知り合いに小説家はいるだろうか?私のような特殊な事情(小説家の秘書だった)とか、文芸編集経験者ならともかく、出版社に勤めていても小説家の知り合いなどほとんどいない場合が多い。 では「小説家になりたい」という人はどうだろう。実はかなり多くの人が小説家になりたいと思っているのだ。 各出版社はどこも新人賞の募集をしている。書によると200以上の賞が存在しているらしい。ということは、最低でも毎年200人ぐらいの作家が誕生していることになる。ではその新人の中で生き残れるのは何人か?書の著者、大沢在昌は「せいぜい、ひとりかふたり」という。 HONZのメンバーも読者も、あまり小説を読まないようだが、さすがに大沢在昌という作家の名前ぐらいは知っていると思う。前推理作家協会の理事長であり、『新宿鮫』シリ

    『小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない』 食えて暮らせて、初めて仕事! - HONZ
    ueshin
    ueshin 2012/08/06
    「初版部数は4000部、定価が1700円、印税は10パーセントとして、皆さんの収入は68万円になります。半年かけて68万、コンビニのアルバイトよりも低い金額です」
  • 『アメリカは今日もステロイドを打つ』新刊超速レビュー - HONZ

    書は、現在休刊となっているスポーツ雑誌『Sportiva』に2001年から連載されていたコラムをまとめて2009年に発売された単行を文庫化したものである。単行発売後に雑誌に掲載されたコラム7と巻末に大きなオマケが追加されているのに、たったの599円である。これは、単行所有者にとっても買いの一冊だ。 副題に“USAスポーツ狂騒曲”とあるように、五輪でメダルランキングのトップを争うアメリカのスポーツ界の信じられないエピソードが満載だ。アメリカ在住の映画評論家である著者は宗教、人種差別、絶望的格差などアメリカン・ドリームの裏にある大きなゆがみと異常とも思える事件の関連性をユーモアたっぷりに、かつ簡潔に解説してくれる。“映画とエロスの伝道師”の異名を持つ町山氏だけあって、それぞれのエピソードに関連した映画も多数コラム中で紹介されているので、面白い映画を探している人にもオススメだ。 “強さ

    『アメリカは今日もステロイドを打つ』新刊超速レビュー - HONZ
    ueshin
    ueshin 2012/08/05
    アメリカの全プロスポーツ業界で選手として働く者はたった2400人しかいない。それでもアメリカン・ドリームを夢見て、わが子に星一徹のように振舞う親は後を絶たない」
  • 『世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析』 アゲと気合の日本人論 - HONZ

    ヤンキーをWikipediaで引くとこうなる。 ヤンキーとは、来はアメリカ人を指すYankeeが語源。日では、「周囲を威嚇するような強そうな格好をして、仲間から一目おかれたい」という少年少女。また、それら少年少女のファッション傾向や消費傾向、ライフスタイルを指す場合もある。口伝えで広まった言葉のため、来の意味を知らない多くの人々によってあいまいな定義のまま使用されることが多く、「不良」「チンピラ」「不良軍団」など多くの意味で使用される。 確かに私も、なんとなくチンピラっぽい人のことをヤンキーと呼んでいる。今までの人生で、自分がなったことも付き合ったこともなく遠巻きで見ているにすぎなかった。しかし『世界が土曜の夜の夢ならーヤンキーと精神分析―』を夢中になって読むうちに、自分の中に眠っている「ヤンキー的日人」(これも相当変な日語だ)に否応なく気づかされてしまった。 第一章の冒頭で著者

    『世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析』 アゲと気合の日本人論 - HONZ
    ueshin
    ueshin 2012/07/06
    斉藤環はなんでヤンキー論に手をのばしたのだろうか。
  • ”史上最強の女犯罪者” 『別海から来た女』 - HONZ

    「これは、私の書いた『東電OL殺人事件』を超える事件だ」と帯に書く佐野眞一、怒りに燃えた渾身の一冊である。その怒りが読む側にもひしひしと伝わってくる、死刑判決も記憶に新しい「首都圏連続不審死事件」、毒婦・木嶋佳苗についてのである。ワイドショー的事件はけっして嫌いではない。しかし、この事件だけは、何故か見聞きするのが忌まわしいような気がして避けていた。しかし、佐野眞一が書いたというので、このを買った。読み終えて、能的に避けたいと思った理由がわかったような気がしている。 佐野眞一のファンである。正力松太郎を描いた『巨怪伝』以来、ほとんど読んでいる。なかでも気に入っているのは、ダイエーの創業者・中内 功を描いた『カリスマ』。中内は、復員後の昭和32年、大阪市旭区千林に主婦の店・ダイエーを開業した。佐野に場末といわしめるその街に、同じ年、私も生まれた。日でいちばん物価が安いといわれていた千

    ”史上最強の女犯罪者” 『別海から来た女』 - HONZ
    ueshin
    ueshin 2012/06/25
    佐野眞一にも理解しえなかった「怪物」だったらしい。HONZさん、トップページが固まるよ。
  • 『ウイルスと地球生命』知られざるウイルスの役割 - HONZ

    ウイルスといえば、インフルエンザや口蹄疫ウイルスのように人や動物に関連する病原体というイメージが強い。しかし、細菌に善玉があるように、実はウイルスにも、哺乳動物・昆虫・植物などの生存を助けるものや、地球環境を維持する海洋ウイルスなど、いい奴がたくさんいるのである。そんなあまり人に知られていないウイルスの役割について、アカデミックかつトリビア的に紹介するのが書である。 2000年、今まで病原体の塊と思われていたウイルスが、実は人の胎児を守っていることが明らかにされ、人びとに衝撃を与えた。母親の免疫系にとっては父親の遺伝形質は異質な存在であり、普通であれば免疫反応によって胎児内の父親遺伝形質を拒絶しようとするはずである。ところが、拒絶反応の担い手である母親のリンパ球は、一枚の細胞膜によって胎児の血管に入るのを阻止されている。一方でその細胞膜は、胎児の発育に必要な栄養分や酸素の通過は遮らないの

    『ウイルスと地球生命』知られざるウイルスの役割 - HONZ
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    ueshin 2012/06/22
    ウィルスに善玉がみつかったのは2000年か。細菌の善玉・悪玉はよく聞くのだが。
  • 『イエティ』 - 雪男の足跡をめぐる人間たちの足跡 - HONZ

    イエティ、ついにロシアで捕獲! - そんなニュースが飛びこんできたのは、年明け早々のことだった。しかも地元の動物園に運ばれており、公開予定もありと報道されていたように思う。さすがにこのニュースには胸が高鳴ったことを、昨日のことのように憶えている。 あくる日の動物園には、隣国のチェチェン共和国からも大量の人々が押し寄せたという。そこで観客たちが目にしたのは、なんと檻の中でゴリラの着ぐるみをまとった動物園職員の姿。これは世界中がズッコケた、寄付金目当てのロシアン・ジョークだったのである。 この一件からも明らかになったのは、いかに多くの人が雪男の存在を信じており、いかにこの手の情報が広まるのが早いかということでもある。そして、これら雪男の噂や情報には、須らく人の手が介在しているのだ。 一体イエティの何が、かくも人を魅了するのか?書は、そんなイエティの真実に独特の角度から迫った一冊である。 舞台

    『イエティ』 - 雪男の足跡をめぐる人間たちの足跡 - HONZ
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    ueshin 2012/06/21
    地元の神話がヒマラヤという世界最高峰の名聞の融合によって、あらたに神話化されたということか。
  • 『意識は傍観者である』 CEOでもある - HONZ

    あなたはどんな街に住んでいるだろう。その街に住むことを決めたのはあなただろうか、それとも、あなたの家族だろうか。立地、間取り、価格、様々な要素を比べて、その街に住むことを決めたことだろう。少なくとも、あなたはその街に住むことを決めた理由を述べることができるはずだ。しかし、その街へ住むことを決めたのはあなたの意識の及ばない何かかもしれない。心理学者ブレット・ペラムの膨大な研究によれば、2月2日生まれの人は、ツイン・レークのように数字の2と関係のある名前の都市に引っ越す確率が有意に高く、6月6日生まれの人はシックス・マイルのような場所に引っ越す確率が高い。誕生日という、一見居住地選択に全く関係のない要素でさえ、あなたの意識に上ることなく、あなたの行動に影響を与えている。 あなたはどんな人を配偶者に選んだだろう(もしくは、これから選ぶだろう)。性格、容姿、年収、相手に求める要素とその優先順位は人

    『意識は傍観者である』 CEOでもある - HONZ
    ueshin
    ueshin 2012/05/12
    意識とか思考が決定主体とならない例があげられている。「だれが」決めたのでしょうか。ところでなぜかHONZのトップページ固まる。
  • 『ハキリアリ 農業を営む奇跡の生物』 新刊超速レビュー - HONZ

    ヒトをヒトたらしめていることの一つに、農業を営むということがあげられる。狩猟採集から農耕定住へと進化することで、料の安定性を確保し、文明への新たな一歩を踏み出しのだ。 しかし動物の中にも農業を営むものがいるとは、知らなかった。しかも農業を始めたのが、人類よりも何千万年も早いのだというから驚く。それが書で紹介されているハキリアリという生物だ。 もしも生物学者が会議を開いて「動物界の七不思議」を決めるとしたら、ハキリアリは絶対に外せない ― 著者にそうまで言わせるハキリアリは、中南米の土では頻繁に見かけることができる昆虫だ。 著者はピュリッツァー賞を受賞したこともある人物。集団全体で一個の動物のようにふるまう、超個体としてのハキリアリの生態を、見事に描き切っている。 ハキリアリたちは葉を切り取り、傘を差すような格好で背中にかつぎ、大行列を行う。そしてバケツリレーのように葉を受け渡しながら

    『ハキリアリ 農業を営む奇跡の生物』 新刊超速レビュー - HONZ
    ueshin
    ueshin 2012/05/07
    道具を使うカラスやサルが話題になったりするが、ハキリアリは農業・栽培を利用できる知能があるんだからな。
  • アブラゼミはナッツ味?『昆虫食入門』 - HONZ

    「昆虫をべる」と聞くと眉をひそめる人も少なくないだろう。だが、世界では90カ国で1400種以上の昆虫が日常的にべられている。タイなど現在進行形で昆虫をわんさかべている国もあるし、日でもついこないだまでは羽音が聞こえるくらいバリバリと昆虫をべていたのだ。1986年に生態人類学者の野中健一氏が用昆虫の都道府県別の在否を調査したところ、イナゴやハチの子は40県以上でべられていた。ゲンゴロウやセミもそれぞれ8県、5県と少なくない。少しさかのぼり、1946年に刊行された昆虫学者の野村健一氏の書籍によると、全国で約20種類の昆虫がべれられいたという。利用例数が多い順にあげるとハチ、イナゴ、カミキリムシ、カイコ、コガネムシ、ゲンゴロウ、ガムシ、コオロギ、カマキリ、セミ、トンボ、ヘビトンボ。野村氏はこの書籍でこう記している。「昆虫は結構べられるものである」。 昆虫料理研究家である書の著

    アブラゼミはナッツ味?『昆虫食入門』 - HONZ
    ueshin
    ueshin 2012/04/20
    わたしたちはなぜ昆虫を食べない文化をさいきんになって選ぶようになったのだろう? 昆虫の惑星であるのに。
  • 初めて本を書く人にお願いしている事 - HONZ

    ハマザキカクの著者の実に9割以上の方々が、私が編集者として処女作を世に送り出しています。類書、先行書がない前代未聞の究極を作ることに編集者として、最大のやりがいを感じている私は、まだ無名の方がライフワークとして人知れず、陰でひっそりと勤しんでいる珍研究・珍コレクションを探し当てては、それをにしています。 を書く事となるとは思ってもみなかった人にお願いするので、あまりに奇想天外な質問を受ける事もあれば、基礎的な事を一から説明しなければいけない事も少なくありません。そこで今回のハマザキ書クでは、私がを書いた事がない人に最初の打ち合わせで必ずお伝えしている、「やってはいけない事」、「やるべき事」を列挙したいと思います。またこれから新しく出会う著者の皆様にもこの記事を読んで貰えれば話が早いですし、他の出版社の編集者と一緒にデビュー作を書く事となる新人著者の皆様も参考にして頂ければ幸いです。

    初めて本を書く人にお願いしている事 - HONZ
    ueshin
    ueshin 2012/04/01
    自分のことは書かないと時事ネタを書かないは、他人の興味あることと、いつ読まれるかという峻別をうながしていて、参考になった。
  • 『大停滞』 - HONZ

    2011年、最も話題になった経済書だ。 New York Times、Financial Times、Wall Street Journal等さまざまなメディアが「2011年最大の話題の書」と呼ぶくらいである。英Economistは著者を「今後最も世界に影響を与える経済学者の一人」に選出した。書の議論が日の紙面を賑わすのも時間の問題であり、又、ビジネス・経済の原動力が何たるかを指摘しているので、ビジネスマンは必ず読んでおいた方がいい。 ブログ愛読者の中には「経済書」と聞いてゲッとなった人がいるかもしれないが、安心して欲しい。数式は一切出てこないし、何より約160ページという薄さで、しかも分かりやすく、あっという間に読めてしまう。通勤電車の中で読むには最適のだ。 書は、欧米や日など先進国の経済成長が鈍化しているのは、ケインズ経済学者が唱える「政府が適切に機能していない」からではな

    『大停滞』 - HONZ
    ueshin
    ueshin 2011/10/26
    ふむ。注目本。