いきなしなんだが、僕はトイズファクトリーが大好きである。トイズと言えば、ミスター・チルドレンやバンプ・オブ・チキンを有する日本屈指の大手レコード会社なのだが、90年に設立をしてしばらくはデス・メタルやグラインド・コア、果てはブラック・メタルなど、当時なかなか日本盤にならなかったコアで極端で時代の最先端を行くCDを次々と紹介していっていた。輸入盤店でCDを買おうにもどれを買えばいいかわからないからトイズから出ている日本盤をとりあえず買ってみようといった当時のキッズは僕以外にもかなりいたのではないだろうか。日本においてのエクストリームミュージックの入り口として大きな役割を果たしたはずである。 中でも圧倒的だったのは、イギリスの大手インディースレーベル、イヤーエイク・レコードのCDを販売していったことだろう。イヤーエイクはナパームデスをはじめとして、多くの先鋭バンドを排出した 悪徳 優良レーベル