1970年代から活躍する米ロックバンド「チープ・トリック」が11、12月、4年ぶり17回目の来日公演を東京、名古屋などで行う。主要メンバーは60〜70歳代になるが、ハードでポップなサウンドは健在。ボーカルのロビン・ザンダー(69)は、オンライン取材で「僕は日本の大ファン。世界への扉を開いてくれた。最高のロックンロールショーを見せるよ!」と意気込んだ。 (上田融) デビューから四十五年。二〇一六年にはロックの殿堂入りを果たした。ロビンは言う。「日本のファンがしてくれた恩を一生忘れない。人生の黄昏(たそがれ)時を迎えた今はなおさらね」 日本で人気に火がつき、一九七八年の初来日時の公演を収めたライブアルバム「チープ・トリックat武道館」は本国でも話題に。米国盤はヒットチャートを駆け上がり、トップバンドの仲間入りした。代表曲は「甘い罠(わな)」など。米のニルヴァーナ、日本のスピッツなどプロミュージ