豊橋=監視社会 コカ・コーラセントラルジャパン(横浜市)が愛知県警と協力して開発した110番通報機能付きの「おたすけ自動販売機」が10日、同県豊橋市岩田町の岩田運動公園に全国で初めて設置され、試験運用を始めた。 自販機は同社が地域貢献活動の一環として開発。飲料の取り出し口上部にある扉を開けると受話器があり、通報ボタンを押すと警察につながる。通報時には防犯ブザー音とともに赤色回転灯が光るほか、24時間録画機能付きの防犯カメラも備える。不審者による声掛け事案の届け出が8月末時点で愛知県内の警察署管内で最も多い豊橋市が試験運用の場に選ばれた。 この日の運用開始式には、石原八朗署長はじめ豊橋署員や同社社員、地元の防犯ボランティアら100人が参加。同社の河合幸夫営業本部長(62)が「犯罪の抑止力になることを期待します」とあいさつ。ひったくりを想定した通報の実演もあった。 県警によると、豊橋での試験結