Gallantラボの自然画像デコーディング論文第2弾。前回のカードトリック論文(Kay et al. 2008)(fMRIで記録された脳活動を解析することで、任意の120枚の自然画像のうち被験者がどれを見ていたかを当てる。)をさらに推し進めて、もう少し視覚経験の「再構成」に近づけたもの。 Bayesian reconstruction of natural images from human brain activity. Naselaris T, Prenger RJ, Kay KN, Oliver M, Gallant JL. Neuron. 2009 Sep 24;63(6):902-15. 今回の論文で採用された新しい試みは主に2つあって、一つはベイズ推定の枠組みを使って事前情報を「再構成」に組み入れたこと。もう一つは、視覚エンコーディングモデルとして初期視覚野を模した構造モデルだ