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ブックマーク / blog.tatsuru.com (5)

  • 高校生へひとこと - 内田樹の研究室

    ある高校から40周年記念冊子のためのコメントを求められた。 以前に一度講演に行ったことがあるので、そのご縁である。 なかなか気合の入った高校生たちだった記憶があるので、ひとことコメントを寄せた。 40周年おめでとうございます。 ここまでの40年とこれからの40年では、世界の様相の変化のスピードがずいぶん違うはずです。 これからはかつてなかったほどの速度で世の中が変わってゆく。それに適切に対応しないと、生き延びることができない。 みなさんには、その覚悟を持って、新しい時代に臨んでほしいと思います。 いつの時代でも、新しいテクノロジーの登場はそれまでの産業構造を一変させます。でも、産業革命から後でも、新しいテクノロジーの出現から産業構造の全面的な改造までのあいだには、ある程度のタイムラグがありました。 電気の登場からその商業的利用までには46年かかりました。電話は発明されてから35年、ラジオは

    umaken
    umaken 2018/08/01
  • 『街場の憂国論』文庫版のためのあとがき - 内田樹の研究室

    文庫版のためのあとがき みなさん、こんにちは。内田樹です。 文庫版お買い上げ、ありがとうございます。お買い上げ前でこの頁を立ち読みしているかたにも「袖すり合ったご縁」ですので、ひとことご挨拶を申し上げます。できたら、この「あとがき」だけ読んでいってください。 この文章を書いているのは2018年の3月です。 少し前の頁にある「号外のためのまえがき」が時間的には収録されたものの中で一番新しいテクストですが、その日付は2013年12月10日です。ということは、それを書いてから今日まで4年半が経ったということです。 その間に何があったか。 巻末に僕が不安げに予測した通り、「現在の自民党政権は、彼らの支配体制を恒久化するシステムが合法的に、けっこう簡単に作り出せるということ」を特定秘密保護法案の採決を通じて学習しました。その結果、2014年夏には集団的自衛権行使容認の閣議決定があり、2015年夏には

    umaken
    umaken 2018/04/04
  • いじめについての続き - 内田樹の研究室

    ある媒体で、「いじめ」についてコメントした。それは昨日のブログに書いた通り。 それについて追加質問が来たので、これも追記として書き留めておく。 Q: 学校という場は社会の雰囲気とは切り離されたものではなく、一定程度の影響を受けていると思います。現実に、リストラが激しくなる一方ですし、1分1秒ごとに自己成長を求められる息苦しい世界になりました。この状況にあって、学校だけを過度な競争社会から切り離してある種のユートピアにすることは可能なのか、それとも競争を是とする今の社会を根底から変えない限り、社会に蔓延するいじめ体質はなくならないのか。この点はどう思われるでしょうか。 A: 学校は来は苛烈な実社会から「子供を守る」ことを務とするものです。それは学校というものの歴史的発生から明らかだと思います。 ヨーロッパで近代の学校教育を担った主体のひとつは、イエズス会ですけれど、それは「親の暴力から子

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    umaken 2012/07/13
    いじめについての続き (内田樹の研究室)
  • 利益誘導教育の蹉跌 - 内田樹の研究室

    「世界に通用する人材育成」をめざして橋下徹大阪市長が府知事時代に始めた「TOEFL上位校に破格の助成金を与える施策」が行き詰まっている(朝日新聞5月11日朝刊)。 府は50校分5億円の助成金を準備したが、参加校はわずか8校。基準点をクリアできたのは4校。すべて私立だった。 一位の関西学院千里国際高等部は私も入試部長時代に営業に行ったことがあるが、帰国子女が多く、ほとんどアメリカのハイスクールみたいな雰囲気の学校だった。 授業を英語でやる学校とふつうの公立高校が英語のスコアを競っても勝負にならない。 助成金1800万円を受け取った千里国際は、生徒全員にiPadを配付したそうである。 でも、受け取った側もあまり浮かない顔をしている。 英語で授業をやっている学校がハイスコアを取るのは当たり前で、「現実に通用する英語教育大阪全体で実現する」という政策の成否とはあまり関係ないのですが・・・という教

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    umaken 2012/05/14
    利益誘導教育の蹉跌 (内田樹の研究室)
  • 暴言と知性について - 内田樹の研究室

    復興相が知事たちに対する「暴言」で、就任後わずかで大臣を辞任することになった。 この発言をめぐる報道やネット上の発言を徴して、すこし思うことがあるので、それについて書きたいと思う。 松大臣が知事に対して言ったことは、そのコンテンツだけをみるなら、ご人も言い募っていたように「問題はなかった」もののように思われる。 Youtube で見ると、彼は復興事業は地方自治体の自助努力が必要であり、それを怠ってはならないということを述べ、しかるのちに「来客を迎えるときの一般的儀礼」について述べた。 仮に日語を解さない人々がテロップに訳文だけ出た画面を見たら、「どうして、この発言で、大臣が辞任しなければならないのか、よくわからない」という印象を抱いたであろう。 傲慢さが尋常でなかったから、その点には気づいたかもしれないが、「態度が大きい」ということは別に政治家が公務を辞職しなければならないような

    umaken
    umaken 2011/07/06
    自分が上とかでなく、伝わる・理解してもらうために #fb RT コミュニケーションを順調に推移させるためには、「相手が自分の言うことを理解できるまで、知的パフォーマンスを向上させるためにはどうすればいいのか?」
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