ベルギーに行った 先日、ベルギーに行きました。 マグリットの絵とルーベンスの絵を見るのが目的。 あまり時間もなく、ブリュッセルとアントワープを駆け足気味で巡ることに。 ミュンヘンから車で10時間近くかかり、なんでこんな無茶をしてしまったのかとも思いましたが、ヨーロッパの方…
遅くなりましたが、皆様、あけましておめでとうございます。 今年もぼちぼちやっていきますのでなにとぞよろしくお願いいたします。 と、のんびりやってられる状況ではない世の中ですが、小人なりに閑居せずやるべきことをやっていこうと思います。 ベタですけどね。今回は科学周辺の話でなく、諸説紛々毀誉褒貶、ライフ八苦系の本を三つ紹介いたします。 「婚活」どころか「生活」という言葉がずっしりこたえるこのご時勢。読まないことがライフハックといえる自己啓発本が多い中、いくつか糧になりそうな本もあるようです。 以下は私が出会ったそういう本たち。 まず一発目はコレ。 仕事は楽しいかね? 作者: デイルドーテン,野津智子出版社/メーカー: きこ書房発売日: 2001/12/01メディア: 単行本購入: 94人 クリック: 1,676回この商品を含むブログ (231件) を見る続編もあるけど、最初のこれが一番出来がい
梅田望夫さんといえば、最近自ブログに『日本語が亡びるとき』の書評を書き、Twitterでのはてな取締役であるという立場を離れた発言が物議を醸したことが記憶に新しい。 さて、そんな梅田さん、自身のはてなブックマークで、『日本語が亡びるとき』関連エントリを片っ端からブックマークしているようである。 はてなブックマーク - 日本語が亡びるときに関するumedamochioのブックマーク 現在(2008-11-18)、64エントリをブックマークしているが、 http://d.hatena.ne.jp/Thsc/20081109/p2 例の本(書評というか感想文) - 誰がログ http://d.hatena.ne.jp/elastica/20081110/1226247158 日本語が亡びるとき、IME も亡びる - 武蔵野日記 竹内久美子レベルの本でした - あの頃の僕らは胸を痛めてブギーポップ
この本をちょっと読み直していました。 Self Help, Inc.: Makeover Culture in American Life 作者: Micki Mcgee出版社/メーカー: Oxford University Press発売日: 2007/09/01メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (1件) を見る初版は2005年刊ですので、既に最新刊とは言い難いですが、横文字は導入されるまで時間がかかるので、まあ最新の心理主義論のひとつと言って良いでしょう。 自己啓発本などの「自己改善文化」に耽溺する現代アメリカ人を社会学的に批判した本のひとつだと言えます。 著者は、自助本などで自己実現にハマっても、多くの場合ゴールも見えないし、さして見返りがあるわけでもなく、フラストレーションの中で自己は"Belabored Self"になってしまうと説きま
【本の概要】◆今日お送りするのは、セールス本として「名著」の誉れ高い1冊。 丁度、先日のフェアの絡みで、久しぶりに土井英司さんの「成功読書塾」を再読していたところ、気になって事務所のダンボールの下の方から引っ張り出してきたと言う(笑)。 というか、アマゾンのレビュー見ても、ほとんど激ホメですよ(汗)。 ◆そのアマゾンの内容紹介にも、『あのデール・カーネギーをして、「本書を一冊手にするためには、シカゴからニューヨークまででも、喜んで歩いてゆく」と言わしめた名著中の名著。』とあります・・・って、署名をよく見たら、文章書いているのはアマゾン時代の土井さんでした(笑)。 実際、私も本書を読んだ当時は、内容の濃さに圧倒されて、記事が書けなかったというくらい。 当時よりはツラの皮が厚くなった今、やっとご紹介ができます(?)! いつも応援ありがとうございます! 【目次】01 自分の仕事に情熱を持て 02
会社が放り出したい人 1億積んでもほしい人 (PHP文庫) 堀 紘一 むかし私もビジネス書をよく読んだ。いまの経済はなぜこうなっているのか、どうしてこうなったのか、と歴史的なものを学びたかった。だけど商売や業績、出世に興味のないヘンな読み方であるが。堺屋太一、ドラッカー、日下公人、大前研一、江坂彰、などを読んだ。げんざいの経済の起源や原因を教えてくれるような堺屋太一やドラッカー、大胆な発想をする日下公人、などが好きであった。 堀紘一もそのような本として読んだ。TVでもよく見かけ、押しのある自信のありそうな声が印象に残っている。かねがね経済やビジネスの変化をつたえるビジネス書は読みたいと思ってきたのだけど、薄っぺらい本でも千五百円もしたりして、買うのを控える機会が多かった。 まあ、この本は会社人間的発想で生きていれば、二十年三十年後に悲惨な目に会うというビジネスの変化を謳った本である。でもそ
自分探しが止まらない (ソフトバンク新書 64) 速水 健朗 自分探しの系譜や歴史をまとめてくれてかなり興味魅かれたというか、驚かされることしきりの本であったが、自分探しを「カルト」や「詐欺ビジネス」として捉えるまなざしにはかなり否定的に思った。 読後感がかなりもやもやしていて、個別の自分探しの項目には興味を魅かれたのだが、全体的にこの流れをどのように捉えたらいいのかよくわからない。肯定的に捉えるべきなのか、否定的に捉えるべきなのか、宿命的に捉えるべきなのか、あるいは自分探しをすべきなのか、すべきではないのか、私の中でもその態度がはっきりしない。いや、肯定的なのだろう。 われわれは拭いがたく自分探しの旅に出なければならないのだと思う。自分探しというよりか、生き方探しや自分の居場所探し、最高の人生とはなにか、と迷いながら生きてゆくしか仕方がないのだと思う。かつてはサラリーマンになって出世して
2010年02月05日17:30 カテゴリ書評/画評/品評Art これぞ真打ち - 書評 - ラクをしないと成果は出ない 初出2008.05.26; 2010.02.05 文庫化のため更新 ぎゃあ、 マインドマップ的読書感想文に先を越されてる。Amazonも即日在庫が切れてるし。だが書く。著者から直接購入するルートもあるのだし。 ラクをしないと成果は出ない 日垣隆 弾言する。 自己啓発書なるものを買ったことがなかった方、あなたはラッキーです。本書一冊あればいいのですから。 自己啓発書を、まるで新しいダイエットを試すように買って読んでは「結局役に立たなかった」とお嘆きの方、その旅も本書でおしまいです。 そして自己啓発書の著者の方、本書の上梓に構想から二年かかったことに感謝しましょう。その間この世界は切り取り放題だったのですから。 本書「ラクをしないと成果は出ない」は、日垣流GTDであり、ワー
先日、ウエイン・W・ダイアーの「ダイアー博士のスピリチュアル・ライフ」(参照)をざっと読んだとき、そのなかに「逆説の十戒(The Paradoxical Commandments)」が出てきて、しばらく考えこんだ。 「逆説の十戒」は多少なりとも良心的な教養のある英米人ならそらんじているとまではいえなくても、たいていは知っているものだ。あるいはなんとなく壁に貼ってあったりする有名な教えだ。旧約聖書のモーセ十戒にちなんで十戒になっているが、逆説(パラドキシカル)とあるように合理的ではない不合理な教えだ。有名なので英語版のウィキペディアにも項目がある。日本語の項目はないので試訳を添えておこう。 People are illogical, unreasonable, and self-centered. Love them anyway. (人は論理的でも合理的でもなく自己中心的なものだ。それはそ
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経営の未来 これ、すごく良い本なのだけど、致命的にタイトルがヌルイ。この本を読むべき人に届けようという意思が全く見られないタイトルだ。 私だったら、次のどちらかのタイトルをつける。 もはや「部長」「課長」には未来が無い! 従業員の未来 原題は "The future of management" なので、それを素直に直訳しただけなんだけど、「経営の未来」というタイトルでは「経営」というものが何となく嫌いな人と、「経営」なんてものに未来があるんだろうか、と思っている人が、食わず嫌いをしてしまうじゃないか。 それより何より、自分は良き「従業員」になろうと思っている人がまず読むべきだと思う。 実をいうと、「エンプロイー(従業員)」という概念は近代になって生み出されたもので、時代を超越した社会慣行ではない。強い意思を持つ人間を従順な従業員に変えるために、二十世紀初頭にどれほど大規模な努力がなされ、
実践 自分の小さな「箱」から脱出する方法 作者: アービンジャー・インスティチュート・ジャパン監修出版社/メーカー: 大和書房発売日: 2008/02/21メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 175回この商品を含むブログ (34件) を見る自分の小さな「箱」から脱出する方法 作者: アービンジャーインスティチュート,金森重樹,冨永星出版社/メーカー: 大和書房発売日: 2006/10/19メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 156人 クリック: 3,495回この商品を含むブログ (418件) を見る 「自分の小さな「箱」から脱出する方法」に感動し、その続編である「2日で人生が変わる「箱」の法則」も読んだ。その箱の新刊が出るということなので脊髄反射で買ってしまった。 で期待して読み始めたのだが内容は「自分の小さな「箱」から脱出する方法」のストーリの図解解説版+箱
速水健朗新刊(ソフトバンク新書)。おもしろかったです! 前作「タイアップの歌謡史」はやや趣味性のつよい題材でしたが、今回はより一般的、また誰もが興味を示すであろう旬な話題を取り上げ、タイトルや帯の扇情的な雰囲気もやる気じゅうぶん。本全体が、売れる感に満ちあふれている。来たな、とおもった。中田英寿の引退メッセージを引用したイントロダクションから、「自分探し」というキーワードが様々に展開していく構成にもぐっときました。 とはいえ、わたしはこの本を気軽に読める気がしなかった。「いるよねー、探しちゃってる人」と、のんびり嘲笑できる立場にはないような感じがしたのである。たとえばポジティブ・シンキングについて。速水はポジティブ・シンキングと自己啓発の関係性を指摘しているが、このあたりはちょっとどきっとしました。なぜならわたしは、ふだんから「良いことしか言わない」「ポジティブなこと以外はいっさい口にしな
ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書) 作者: 梅田望夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/11/06メディア: 新書購入: 91人 クリック: 724回この商品を含むブログ (1191件) を見る 梅田さんの「ウェブ時代をゆく」は、かなり客観的なファクトをベースにした「ウェブ進化論」と比べると、読む人が自分の立ち位置をどこに置いているかにより、感じ方がもっと大きく違うものなのだろうな、と思う。だから、客観的な批評というエラソーなものは私には書けず、下記は「TechMom」としての私、なおかつ(引用までしていただいちゃった)梅田さんと近い立場にいる人間としての感想である。 私は梅田さんと年も同じだし、もっと地を這うような「けものみち」的なキャリアを進んできて、シリコンバレー在住のコンサルタントということで、立場は似ているのだけれど、ものの見方は違うことが時
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