著作権にまつわる法制度を検討する文化審議会(文化庁長官の諮問機関)の小委員会が7日、今期の初会合を開き、既存の著作物をパロディーとして改変・2次創作する行為について、今期の検討課題として取り上げることを決めた。現行の著作権法にはパロディーに関する規定がないが、インターネット上の動画共有サイトなどでの2次創作が活発に行われていることから法整備を目指す。ただし、パロディー作品に対する関係者の認識は一
東日本大震災や原発問題、IT動向などを精力的に取材し、その成果をTwitterでシェアしていた、NHKのニュース番組「Bizスポ」担当アナウンサー堀潤(ほり・じゅん)さんの公式Twitterアカウント「@nhk_HORIJUN」が、堀アナのBizスポ卒業に伴い、3月末で閉鎖されることになった。 堀アナのアカウントは「NHK公式」だった。NHK広報室によると、堀アナのTwitterは「Bizスポのキャスターとして、番組のPRを含めて行なっていたアカウント」であるため、番組を離れるとともに終了することになるという。 堀アナがTwitterで伝えてきた取材現場からの情報や、メディアの責任に正面から向き合う誠実なツイート内容にファンは多く、ネットでは、NHKに失望する声があがっている。 「アカウント存続のために動いてくれた先輩は沢山いた」が…… 堀アナのTwitterは、NHK公式アカウントとして
化学物質や医薬品が健康に及ぼす危険性を解明することは,科学におけるとりわけ複雑な課題だ。人間に毒性物質を食べさせ,どのくらいの量でガンになるか調べるわけにはいかない。そのため動物実験をしたり,実際に何らかの危険物質にさらされてしまった人について調査したりする。 どちらの研究方法にも不確実性がつきもので,科学者は証拠から因果関係を推測して人間を危険から守る手段を示さなければならない。絶対に確実だといえることはきわめてまれなので,そこまで厳密な証拠が求められるようなら規制や計画など実施できないだろう。政府は入手できる最大限の証拠にもとづいて有害化学物質の制限値を設定し,医薬品の安全性を判断しなければならない。 不確実性は科学に内在する問題だが,それをでっちあげることは全く別の話だ。業界の利益を脅かすような問題が起きると,業界団体がその問題の研究を始める例がここ30年間で非常に増えている。 例え
長野県が開発した黄色いリンゴ「シナノゴールド」が、来年からイタリアで栽培される。リンゴは赤のイメージが強い国内で黄色種の人気は高くないが、欧州では引く手あまた。リンゴ需要が頭打ちの国内から飛び出し、黄色いリンゴで欧州市場を狙う。 シナノゴールドは県果樹試験場が開発し、1999年に品種登録した。パリッとした食感に、強い酸味と甘みが特徴。日持ちも良く、試験場の担当者は「素晴らしいリンゴ」と胸を張るが、難点はその色だった。黄色いリンゴの国内シェアは1割。主要な輸出先のアジア諸国でも「リンゴは赤」というイメージから、人気はいま一つ。 そんなシナノに目を付けたのが、イタリアの有力な生産組合で構成する農業機関「SKズードチロル」。欧州では赤だけでなく黄、緑の人気も高く、店頭には3色が均等に並ぶという。欧州の黄色種の主流・ゴールデンデリシャスより味が優れていると評価された。 SKズードチロルに属す
こんな文を観て、経団連についてのグチはわからんでもないながら、その後の提案にがっかり。 製造業の代替産業として、ちきりんが一番可能性があると思っているのは「ホスピタリティ産業」です。 高いサービスレベル、正確なオペレーション、気持ちの良い対応、そういった“おもてなし”系のスキルが中心価値のひとつとなり得るホスピタリティ産業には、様々な分野が含まれます。 旅行業、小売り業、外食産業、調理法、輸送・配送業、美容業界、事務手続き業、修理業、クリーニング業・・・、どれもこれも「モノを作っていない産業」です。昭和のおじさんは、日本の「モノ作り産業」に競争力があるといいますが、ちきりんから見れば、日本はこれらの「モノを作らない産業」も相当すごいです。 しかもこれらの産業の多くは、「ニッチなグループの中での高付加価値」ではなく、規模を追求することに経験と親和性があります。多くの小売り、外食産業はチェーン
興行の世界は暴力団と切っても切れない関係にあるといわれる。暴力団研究の第一人者であるジャーナリスト・溝口敦氏が芸能界と暴力団の関係について歴史をひも解く。 * * * 山口組は二代目山口登の時代から興行を手掛けていた。三代目・田岡一雄は1948年、先代山口登の7回忌追善興行の名で神戸・福原の関西劇場を借り、先代に縁が深い広沢虎造などの出演で浪曲大会を開いている。美空ひばりともデビュー間もなくの1948年、接触を始めた。彼女はこのとき神戸松竹劇場で歌ったが、田岡は11歳のひばりを抱えて新開地通りを歩いたと伝えられる。 興行は山口組経営の大事な柱だった。田岡は1951年、大阪・難波スタジアムでひばりの野外ショー「歌のホームラン」を自主興行したころからひばりを影響下に収めたし、当時の人気俳優、鶴田浩二にも1953年、触手を伸ばした。 正月、鶴田浩二は大阪・千日前、大阪劇場での「百万ドルショー」に
西洋世界でもっとも無慈悲な資本主義者は誰だろうか? 彼らの独占の仕方の前では、ウォルマートさえ街角の個人商店にすぎず、 メディア王マードックでさえ社会主義者に見える。 そのような候補者は限りなくあるだろうが、 私が一票を投じる先は銀行でも保険屋でもない。 学術出版社である。 科学や最先端研究を理解することが望ましいということには、誰もが賛意を惜しまない。 最新の知識を欠いては安定した民主的決定は不可能だ。 しかし出版社はその門の前に立入禁止の札を掲げる。 タイムズ紙やサンデー・タイムズ紙をアクセスするのに24時間あたり1ドルという、 マードック流の購読システムには飽き飽きしている人も多いだろう。 しかし、少なくともその期間内はいくつでも記事を読めるし、ダウンロードしておくこともできる。 エルゼビアの出版する学術雑誌では、1つの論文を読むのに31.50ドルかかる(原注1)。 シュプリンガーは
島田紳助の電撃引退から数日がたち、会見で語られなかった真実が次々と明らかになっている。そうした中で徐々に浮かび上がる島田と山口組系暴力団との親密な関係。だが、そもそも吉本興業と山口組には、明治期から関係があったのは歴史的事実といえる。現在、組織同士のつながりはないとは言え、100年のよしみから個人的な付き合いに発展した輩は島田ひとりだけではないだろう。そこで今回の記事では、共に天下を獲った吉本興業と山口組の因縁浅からぬ関係を紹介したい。 明治40年頃、山口組初代組長の山口春吉は、神戸の港に沖仲士としてやってきた。沖仲士とは船舶の荷揚げ荷下ろしを行う労働者のことである。春吉は、持ち前の頑強な肉体と寡黙な人柄で人望を集め、神戸にやってきて数年後、沖仲士仲間を集めた労働者組織のリーダーとなった。これが後の山口組へと発展していくことになる。 一方、吉本興業の出発は明治45年。吉本吉兵衛・せい夫妻の
柄谷行人の書評(http://book.asahi.com/review/TKY200702270223.html)などで興味をひかれ読んだ。岡田暁生『西洋音楽史』もそうだったが、目から鱗の指摘を読み進みながら同時に以前から直観はしていたがううまく言葉にできず居心地のわるさを感じていた問題をついにいってくれたという喜びをあたえてくれる本だった。 オランダの経済学者にしてアーティストの著者は、なぜこんなにも多くのひとが経済学者としてみればあまりにもリスクの高くリターンのないアーティストとしての職業にこだわり長くそこに居続けるのか?という疑問から出発し、結果としてこの本は芸術というものがいまもって持つ神話を解体し、しかし同時にその神話が必要とされる理由も明るみにだすものになった。 この本の中で展開される議論を著者は109のテーゼにまとめており、その他にも「芸術の神話体系」といったリストが多く並
御存知の方も多いかと思うが、日本とアメリカでは、履歴書の書き方が違う。 自分自身、ジョブサーチ後半ではアメリカだけでなく日本のアカデミックポストにもいくつか job application を出していたので、例えば ・アメリカでは性別・年齢を書かないが、日本では書く必要がある ・アメリカの履歴書には写真を貼ることはあり得ない などの違いは知っていた。日本向けの履歴書を作成していたとき、ラボの連中に 「なんで写真を貼るのか?」 「日本のジョブは顔で決まるのか?」 と質問攻めにあったこともある。 ちなみに、現在のポジションは、日本に出した中で唯一、履歴書の応募用フォーマットに顔写真を貼付する欄がなかった。あ、だから日本で呼ばれたのがここだけだったのか。 ちっ。 前回のエントリに書いた通り、現在のポジションに着任後、テクニカルスタッフを募集した。人材を募集する側に立場を変えて、もう一つ日米の履歴
印刷 シューカツで血液型を聞かれたらどうする? 就職活動で不況と東日本大震災のダブルパンチにあえぐ学生が悩んでいる。専門家は血液型による性格判断に科学的根拠はなく、面接で聞くことは差別につながりかねないと警告している。 中部地方の女子学生(21)は面接で血液型を聞かれて戸惑った。B型だが、かつて「マイペースで就活に不利な血液型だ」と言われ、気にかかっていたからだ。正直に答えたが、その会社は落ちた。 筆記も不調だったので、血液型が原因でないとは思う。しかし、被災地での態度が問題となり、7月に辞任した松本龍・前復興担当大臣が「B型だから」と言い訳していたのを見て、「B型の印象が悪くなる」とため息が出た。 男子大学院生(24)はメーカー系の面接で「君はA型ですか」と聞かれた。まじめな性格と言いたいのだろうと解釈し、「はい」と答えた。「当たったからいいが、もし違ったら対応に困ったと思う」と
欧米の世界的な大企業がメキシコ先住民族の文化に熱視線を注いでいる。フランスの高級ブランド「エルメス」は先住民族の一つ、オトミ族の伝統的な刺しゅうを新作スカーフのデザインに採用し、3月から日本など40カ国で売り出している。オトミ族の知名度は上がり、デザインの使用料は地元の学校改修費などに充てられた。だが、先住民族を取り巻く社会環境は依然、厳しく、村民の半数が米国に出稼ぎに行かざるを得ない貧困の構造は変わっていない。【サンニコラス(メキシコ中部)で國枝すみれ】 ◇伝統のアートをデザインに 鳥、ロバ、トウモロコシの収穫を祝う村人--。踊るようなデザインとカラフルな色。刺しゅう糸の風合いまで再現されたエルメスの25色刷りの絹スカーフは「人と自然の邂逅(かいこう)」と名付けられ、今年の春夏コレクションとして発表された。 エルメスは08年3月、メキシコ市にある大衆芸術博物館の協力を得て、メキシコ中部イ
「結婚したいですか?」 「彼氏はいますか?」 「将来、子供は欲しいですか?」 会社で聞いたら、即問題視されそうな質問を、戸惑うことなく口にするテレビ番組のリポーターやキャスターたち。 「金メダル取って、もてるようになりましたか?」という質問を、柔道家の塚田真希さんやレスリングの吉田沙保里選手にしたVTRを流し、スタジオで笑う人々。 いったい何なのだろうか。不愉快な気分になった。そう、女子サッカーのワールドカップで初優勝を果たし日本中に勇気と元気をくれた、なでしこジャパンのメンバーが帰国後、テレビ出演した時のことである。 「女性だけのチームをまとめるのって、大変でしょ?」 「オヤジギャグは、女性の心をつかむため?」 「全国の女性部下を持つ上司たちが、監督のノウハウを知りたがってるでしょ」 佐々木則夫監督にも、ん? という質問ばかりが繰り返された。 え~っと、つまり、女性部下は扱いにくいってこ
Pixivと現代アート(カオスラウンジ)問題についてちょろっと述べてみる。 ※7/27AM0:58追記 この記事は虹裏の皆さん向けではなく、この数日でTwitter界隈に ポッと沸いて出たようなPixivカオスラウンジ騒動の 現代アート部分に反応した層向けの記事です。 個人としては、キメこな問題から追ってはいますし、該当記事にも目を通しています。 ご理解よろしくお願いします。 Twitterとかで、憤りは分かるけどちょっと本質とずれてるような物を 多く見たので、現代アートってそもそも何なん?ってところから。 一応美術専門教育を受けた身として色々感じるところがあるので。 あ、その前に経緯については、比較的よくまとまってるので こちらからどうぞ。 http://d.hatena.ne.jp/deathno/touch/20110719 ※追記:上記ページが作成者様判断により閉じられてしまいまし
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く