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ブックマーク / caprice.blog63.fc2.com (33)

  • きまぐれな日々 安倍政権の経済政策の限界、ピケティ、それにファシズム

    一昨日(7/26)と昨日(7/27)の朝日新聞に、「女が生きる男が生きる そこにある貧困」という大型特集記事が掲載された。7月9日に始まった不定期連載の第2回とのことだ。一昨日は、3月に横浜で起きた、ベビーシッターに預けた長男が殺された事件から記事が始まった。また昨日は、50代の独身女性が派遣労働で腰が痛くなるような仕事を続けながら「べていくのに精いっぱい」だという話から記事を始めた。なお、7月9日付の第1回は、昨夜(7/27)放送されたNHKスペシャル『調査報告 STAP細胞 不正の深層』で、その悪質な研究不正が追及された理研の小保方晴子を取り上げていた。これについては、記事と並行して『kojitakenの日記』に「1月の『STAP細胞記者会見』も笹井芳樹の演出だった」と題した記事を書いた(下記URL)。ただ、「STAP細胞」の件は記事ではこれ以上触れない。 http://d.ha

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    umeten 2014/07/28
    >気づいたら排外主義を伴った「一国反グローバリズム」に走り、現在安倍晋三が成長戦略として力を入れている軍需産業に生産を傾斜させる総動員体制ができあがるのではないか。
  • きまぐれな日々 「日本未来の党」もひどいが「日本維新の会」は最悪だ

    東京都知事選は先月29日に告示されたが、衆院選の公示は明日(4日)だ。だからエントリは公示前最後の記事ということになる。 『kojitakenの日記』では、このところずっと「日未来の党」を批判してきた。原発推進派の稲盛和夫や、決して「脱原発」ではない茂木健一郎が応援団に入り、昨日(2日)大阪府市の特別顧問を辞任したとはいえ紛れもない「橋下人脈」だった飯田哲也が代表代行を務め、代表の嘉田由紀子自身もまた「橋下人脈」という、あまりにも怪しい政党である。嘉田由紀子が原発再稼働を容認したり(すぐに前言を翻したようだが)、今なお橋下徹を持ち上げるかのような発言をするなど「ブレ」を見せると、候補予定者の方も青森1区(横山北斗)と同2区(中野渡詔子)が大間原発建設と核燃サイクルのそれぞれ継続を容認する発言をするなど、「なんちゃって脱原発」政党のメッキは早くも剥がれかかっている。 そんな「日未来の党

  • きまぐれな日々 橋下徹が進める「保育所の最低基準緩和」で失われる幼い命

    ブログ「Nabe Party - 再分配を重視する市民の会」に今朝公開された記事「『保育所の最低基準緩和』が招いた悲劇 これでも河村たかしの『減税日』を支持できますか?」(下記URL)は、名古屋在住のとらよしさんが書かれた記事だ。 http://nabeparty744.blog111.fc2.com/blog-entry-16.html これは、2月22日、著者のとらよしさんから当ブログにいただいた非公開コメントを「鍋ブログ」の記事として掲載したものだ。なんといっても息を呑んだのは、記事中からリンクを張られている報道番組の動画だ。「保育園の最低基準緩和:子どもをギュー詰めに詰め込む方針」と題されたこの動画(下記URL)は、河村たかしの盟友・橋下徹が旗を振って推進しようとしている保育園の面積の最低基準緩和に警鐘を鳴らした、大阪・関西テレビのローカルニュース番組(「スーパーニュースアンカー

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    umeten 2011/02/27
    >待機児童を減らすといえば聞こえはよいが、その実態は、子供たちを最低基準ギリギリに近い狭いスペースにぎゅうぎゅう詰めにすること/保育所における死亡事故は、コイズミが総理大臣に就任した2001年以降急増
  • きまぐれな日々 尖閣ビデオ流出事件の西山太吉インタビューと沖縄県知事選

    今回も尖閣ビデオ流出問題の件から始めるが、この件で勢いづいたのが国内の極右勢力である。政治家でも、石原慎太郎、安倍晋三、城内実ら、いつもの極右政治家たちが勇ましい言葉で大衆を扇動している。『kojitakenの日記』で、一昨日(13日)には安倍晋三と城内実、昨日(14日)には石原慎太郎をそれぞれぶっ叩いておいたので、興味のある方はご参照いただきたい。 今回の件は、最初に政府がビデオの存在を思わせぶりに口にして、一部の国会議員に映像の一部だけを見せるなどしておきながら、間抜けにもセキュリティ管理がずさんで、易々と海上保安官にビデオの流出を許したという拙劣さが最大の問題だ。政府は厳しく批判されて当然だろう。 だが、その批判が、ビデオを流出させた海保職員を英雄視するという、「右」からの偏狭なナショナリズムによるものが圧倒的に多いところに、事態の深刻さがある。 中には、「『知る権利』によくぞ応えて

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    umeten 2010/11/15
    >もちろん、菅執行部が本音では仲井真の当選を願っていることは想像に難くないが、民主党内反主流派の小沢派も、議員や信者たちが佐藤優なんかにかぶれているようでは実質的に仲井真に味方しているようなものだろう
  • きまぐれな日々 NHKスペシャル「借金862兆円はこうして膨らんだ」に呆れる

    mixiの「鍋党」コミュニティには、これを書いている時点で44人の方にご加入いただいた。コミュは、今のところまだ「入れものだけがある」状態でしかないが、別にROMでも何でも構わないので、お気軽に参加していただきたいとお願いする次第だ。 それにしても、昨日放送されたNHKスペシャル「借金862兆円はこうして膨らんだ」は、ひどい番組だった。財政赤字を積み上げた歴史を、旧大蔵省幹部の極秘証言録を入手したと称して、財務省の論理、財政再建厨の論理から、「これだけ『お国の借金』があるのだから、国民は社会保障切り捨てに耐えろ、消費税の大幅増税を受け入れろ」と脅迫するだけの、最低の番組だった。これほど一方的な立場からのプロパガンダに徹した「NHKスペシャル」を見た記憶は、私にはほとんどない。 八つ当たりすると、司会の城勝と首藤奈知子も最低で、城というのは政治取材23年のキャスターらしいが、はっとさせら

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    umeten 2010/11/09
    >財務省の論理、財政再建厨の論理から、「これだけ『お国の借金』があるのだから、国民は社会保障切り捨てに耐えろ、消費税の大幅増税を受け入れろ」と脅迫するだけの、最低の番組だった
  • きまぐれな日々 小沢一郎、バンザイ、バンザイ、大バンザイ!!!

    いやあ、ものすごい小沢フィーバーだ。 何がって、ネットの小沢一郎狂熱のすごさは、ちょっと信じられないほどだ。 5年前、耐震偽装事件とライブドア事件で売り出して天下の立花隆にも取り上げられたカリスマブロガーも、反小泉運動で名を売った某有名ブロガーも、反安倍晋三運動の中核となったブロガーたちも、人を「海棠」呼ばわりするのが好きな、私が「極左冒険主義」の生き残りだとばかり思っていた布引の滝(?)のおっさんも、みんなみんな小沢一郎をマンセーしてるじゃないか!!! 植草一秀センセもさぞご満悦だろう。 最近は魚住昭、江川紹子、池田香代子といったリアルの文化人たちにも、広く感染が観察される。魚住昭など、つい4, 5年前には「朝日新聞の民主党化」を批判していたはずなのに、ご自身が「民主党(右派)化」しておられる。共同通信の先輩・辺見庸には、現在の魚住の姿がどのように映っているだろうか。現在の魚住昭は、辺見

  • きまぐれな日々 「金持ち天国」の日本 ─ 「やせ我慢根性」から脱却せよ

    税制の議論で、朝日新聞と大手テレビ局が先頭に立って推進した消費税増税の大キャンペーンが奏功し、与党・民主党と野党第一党・自民党がともに「消費税増税」を打ち出すことになった。これで、参院選の帰趨を決めるという地方の一人区では、税制問題は争点から外された。なぜそういえるかというと、地方の一人区では、大部分の県で民主党と自民党の一騎打ちの構図になっており、どちらの候補も消費税増税を主張することになるからだ。これではどちらが勝とうが意味がない。保守二大政党制とは、国民から選択肢を奪う制度である。 小沢一郎も菅直人も、1990年代の「政治改革」を引っ張った人たちであることを思い出す必要がある。ネット内を含む世間では、「反小沢」対「親小沢」だなどと未だに言っているが、「政治改革」の立役者も、かつて「福祉目的税」の名目で消費税率を倍以上に引き上げようとしたのも、2007年に自民党との「大連立」を企てたの

  • きまぐれな日々 「日本創新党」は「たちあがれ日本」と瓜二つのトンデモ政党

    田原総一朗が去った日曜朝のテレビ朝日だが、後番組の司会を務める小宮悦子はキャスターの役割を果たしているとは到底言えず、中田宏と山田宏は好き勝手にしゃべっていた。 先週、平沼赳夫と与謝野馨が「たちあがれ日」という名前のトンデモ新党を結成した時は、テレビ朝日は二人を番組に呼ばなかったが、中田宏と山田宏は呼んだ。このあたりに、テレビ朝日のネオリベ好きが表れているように思えた。いや、「財政再建厨」の与謝野馨も、教育に市場原理を導入したサッチャー教育改革の信奉者である平沼赳夫も、私に言わせれば広義の新自由主義者(与謝野の場合は狭義でも新自由主義者)だと思っているのだが、この2人には同時に「古臭い自民党」のイメージもまとわりついている。一方、中田宏と山田宏らの「首長新党」は、私は軽視していたのだが、一部で「『たちあがれ日』なんかよりずっと警戒すべきだ」という声もあがっていたから、番組を注視した。し

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    umeten 2010/04/20
    >新自由主義に特化しているように見える中田宏と、ゴリゴリの極右である山田宏の組み合わせは、ちょうど財政再建厨の与謝野馨と極右・平沼赳夫の組み合わせを連想させる
  • きまぐれな日々 存在価値なし! 「取り調べの可視化」にも足踏みする民主党

    私自身がブログの記事を書くのにもいまいち力が入らない状態なのに言えた筋合いではないかもしれないが、最近ネットにおける政治談義がやけに低調だ。1月の「小沢一郎 vs. 検察」では大きく盛り上がったが、小沢一郎の不起訴が報じられたあと、鳩山政権内で民社協会系政治家の力が強まって、次々ととんでもないことをやらかしているのに、かつて反安倍晋三や反自民で拳を振り上げていた人間たちは口をつぐんでいる。その間に、日政治はもう溶けてしまいそうになっている。 鳩山邦夫が自民党に離党届を出した件は、鳩山が名前を挙げた与謝野馨や舛添要一らの反応も悪く、マスメディアからも冷ややかに扱われており、鳩山に好感触を示したのは平沼赳夫(笑)だけだった。私は昨年、『kojitakenの日記』に、「鳩山邦夫 裏切りの人生」と題したエントリを公開して、当たりをとった。今回の鳩山邦夫の離党で思い出したのはこのエントリのことだ

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    umeten 2010/03/23
    >小沢一郎と検察の取り引きがあったのではないか  予想したのとまったく逆方向のバーター取引だったのかよ…/てっきり小沢を切って可視化するもんだと…
  • きまぐれな日々 城内実のブログがまた炎上。「城内実現象」の総括が必要だ

    バンクーバー五輪は現地時間の28日(日時間3月1日)に閉幕したが、ネットの世界では冬季五輪の花ともいえる女子フィギュアスケートで日韓国のネット住民がヒートアップした。互いに相手国のサイトに攻撃を仕掛け、日ではネット右翼の総山ともいえる「2ちゃんねる」が金メダルを獲得したキム・ヨナ選手と韓国への誹謗中傷を行っていたなどとして、韓国版「ネット右翼」の攻撃を受ける羽目になり、3月1日にはつながりにくくなっていたようだ。 スポーツの国際大会に絡んではこういうことはしばしば起きる。サッカーワールドカップ大会に日が初出場したのは1998年だが、選進出を決めた1997年11月16日のイラン戦、「野人」と呼ばれた岡野雅行のVゴールは今でも鮮明に覚えている。私もにわかサッカーファン、にわかナショナリストと化したものだ。その時の日でのフィーバーもすごかったが、実はこの試合で敗れたイランにも

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    umeten 2010/03/06
    >城内は、「そんなに俺の記事を批判するんだったら、お前らが反対している人権擁護法案賛成に回って、インターネットを規制してやるぞ」と言ってネット右翼を脅しにかかったというわけだ
  • きまぐれな日々 民社国政権をあるべき方向に向かわせる情報発信をしよう

    鳩山由紀夫・民社国連立政権の支持率が目に見えて落ちてきた。2週間ほど前に鳩山首相は「これからは民主党らしさを出していく」と言ったが、果たして「民主党らしさ」とは何かと考えても、なかなか出てこない。 民主党が野党で、かつブログなどと言うものを始める前の頃には、「民主党も自民党と似たようなものだけど、政官業癒着構造と距離を置く潔さがあるところが違うくらいかな」という印象を持っていた。あと、小沢一郎が代表に就任する前には、各議員が思い思いの主張をする百花斉放の党風があった。もっともこの点に関しては、小泉純一郎が総理総裁になる前の自民党にも、いや「郵政総選挙」で圧勝する前なら小泉時代の自民党にだって似たような気風はあった。そして、そのあとやっと思い出したのが、情報公開や取り調べの全面可視化、それに最近では企業・団体献金全面禁止などの主張だった。 イデオロギーの絡んだ問題では、左は社民党や旧社会党の

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    umeten 2010/03/02
    >右は自民党より右寄りで悪名の高い旧民社党  そうか、民社党って極右政党だったんか。イマイチ分かってなかった。
  • きまぐれな日々 日本人はわざわざ自分から金持ち・大企業に奉仕するのか?

    前回のエントリ「谷垣禎一・安倍晋三・城内実「民主党は社会主義」の大合唱」に関連するが、このところ、私がよく見に行くブログで、「小さな政府、大きな政府」、あるいはデフレスパイラルについて論じたブログのエントリが注目を集めているようだ。 ところが、それらについた「はてなブックマーク」を見ていると、驚くほど新自由主義的な考え方をする者が多い。これは、衆院選前にはさほど目立たなかった現象で、おそらく、「政権交代熱」の冷めた人たちがネットでの政治談議にあまりかかわらなくなり、根強く存在している小泉構造改革の支持者たちの意見が浮かび上がってきたのではないだろうか。下記URLのうちいくつかを眺めてみられるとわかると思う。 http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20091023/1256302802 http://b.hatena.ne.j

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    umeten 2009/11/03
    >デフレは、富裕層や大企業にとってこそ好都合だ。デフレとは、物価が持続的に下落していく経済現象のことであり、物価の下落は同時に貨幣価値の上昇も意味するからである。
  • きまぐれな日々 「痛みに耐えたカイカク」の先に現出した「階級社会」

    今年ももう残すところ今日を含めて25日となった。「2007年の回顧」が新聞などに載り始める時期だ。 今年の日政治における最大のできごとは、7月の参院選での自民党惨敗と9月の安倍晋三内閣退陣であることは論を待たないだろう。そして、否定されたのはひとり安倍晋三のみならず、コイズミ・安倍の「新自由主義」路線であることは、何度強調しても強調しすぎることはない。 元首相コイズミは、「聖域なき構造カイカク」を唱え、国民に「痛みを耐える」ことを求めた。この「聖域」というのが曲者だったのだが、大衆煽動家として抜群の才能を持つコイズミに国民はころっとダマされてしまい、2001年の参院選と2005年の衆院選で自民党に大量の議席を与えてしまった。 その結果現出したのが「格差社会」だという認識は、昨年あたりから一般的になったと思う。「格差社会」は、よりはっきりと「階級社会」という表現に改めるべきだという指摘があ

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    umeten 2009/11/03
    2007年時点での政治批評。
  • きまぐれな日々 東京五輪落選、中川昭一急死 ─ 右翼政治家たちの黄昏

    かねて予告していた通り、ブログの更新頻度を落としているが、当然ながらその間にも新しいニュースは次々と飛び込み、それに思いをめぐらせている間に次のニュースに関心を奪われる日々だ。特に、政権交代が起きた直後だけに、変化が急激で劇的だ。 そんな中、かつて自民党タカ派といわれた政治家たちが話題にのぼることが多い。モラトリアム法案を言い出して、マスコミによって猛烈に叩かれている亀井静香金融・郵政担当大臣、2016年の東京五輪落選が決まった東京都知事の石原慎太郎、それに急死した中川昭一。 一方、タカ派でも、政権再編の起爆剤になるどころか3議席しか得られなかった平沼一派は、選挙が終わってすっかり忘れ去られた存在になっている。Wikipediaで平沼赳夫の項を見ると、かつて平沼赳夫は「石原慎太郎、亀井静香、中川昭一ら中川一郎に近い保守系議員たちと共に行動」してきたという。しかし、当然のこととはいえ、その後

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    umeten 2009/10/06
    >長かった「右翼の時代」がようやく終わりを迎えようとしている   「日本人」を信用しすぎじゃありませんか? 参考>http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091006/stt0910060741003-n1.htm
  • きまぐれな日々 自民党総裁選 ─ 西村康稔の「陽動作戦」に騙されるな

    NHKが「自民党のコマーシャル」までやった昨年の賑やかさとは打って変わって、さして注目もされていない自民党総裁選だが、谷垣禎一、河野太郎、西村康稔の三氏によって争われている。 昨年の総裁選は、麻生太郎、与謝野馨、石原伸晃、小池百合子、石破茂の5氏が立候補したが、不思議なことに候補者は一人も重複していない。昨年は、この5氏のほかに、棚橋泰文と山一太が立候補の意思表示を行ってテレビ朝日の『サンデープロジェクト』で行われた討論会で自説をアピールしたが、立候補しなかった。推薦人が集まらなかったためというが、棚橋の場合はそれより総選挙目当ての売名活動と思われたし、2007年の参院選で当選した山一太の場合は、今後の政治活動への布石を打ったつもりだったのだろう。 いずれにしても、自民党総裁になれば総理大臣の座を勝ち取れる昨年の総裁選には立候補し、野党のリーダーとして地道に党を立て直す必要のある今回の

  • きまぐれな日々 衆議院選挙で民主党圧勝 ろくな議員が残らなかった自民党

    衆院選は予想通り民主党が圧勝し、「政権交代」が起きることになった。自民党の下野は、1994年以来15年ぶりとなる。1994年に自民・社会・さきがけの連立政権が成立した時は、自民党もついに社会党と組まざるを得なくなったか、と思い、まさかその後15年間も政権与党の座を守り続けるとは思いもよらなかった。特に、2001年の小泉純一郎政権以降、日政治も社会もガタガタになってしまった。新政権は、日を立て直す重大な責務を担うことになる。菅直人もしばらくは四国遍路の続きをする暇などないに違いない。 自民党は119議席に議席を減らした。83人いた「小泉チルドレン」は10人を残すだけとなった。公明党は小選挙区の全候補者が落選するなど21議席にとどまり、共産党(9議席)と社民党(7議席)は現状維持、国民新党は1議席減の3議席にとどまった。「みんなの党」が1議席増の5議席、新党大地は現状維持の1議席、新党日

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    umeten 2009/09/04
    右翼イデオロギー政党化する腐った自民党の指摘と、社民・共産両党のイデオロギー対立の不毛さの指摘。
  • きまぐれな日々 期日前投票を済ませてきた ─ 長かった1年、清和会の害毒

    昨日(27日)、期日前投票を済ませてきた。昨年9月1日に当時の福田首相が辞意を表明して解散政局になり、政治空白が延々と続いたあげくに、断末魔の叫びのような自民党による民主党へのネガティブキャンペーンが最後に来て、やっと有権者の審判が下る。まったくもってひどい1年間であって、あっという間に過ぎたともいえるが、反面思い返してみると実に長かった。 郵政総選挙で水ぶくれした自民党議員たちは、ろくなことをやってこなかった。今回の総選挙は、おそらく今後「政権交代選挙」とでも呼ばれるのだろうが、今度は民主党議員たちが水ぶくれすることになる。なにしろ全員に近い候補者が当選するといわれているのだから、その中には使えない政治家たちもかなりの数いるだろう。だからといって自民党に生き残ってほしいと思う政治家は数えるほどしかいない。巨大掲示板を見ていると、「4年前と今回の選挙で、国民は小選挙区制の面白さを知ってしま

  • きまぐれな日々 自民党のネガキャンは奏功するか&しぶとい極右候補者たち

    明日(27日)、朝日新聞に総選挙の「中盤の情勢」が掲載されるそうだが、今朝の同紙4面に掲載された「編集委員座談会」で、テレビ出演で有名な星浩編集委員が「揺り戻しはない」と断言している。おそらく、明日掲載される情勢調査結果も、これまでの民主党圧勝の流れから大きく外れるものにはならないだろう。 座談会は、これまで朝日新聞で「政治改革」の旗を振ってきた早野透、星浩両氏に、坪井ゆづるという編集委員が加わっているが、坪井氏は自民、民主両党の政策を「ばらまき」と批判しており、民主党政権成立後、朝日新聞的・財務省的スタンスから政府・与党(民主党)を批判する急先鋒に立つことになるのかもしれない。早野氏は、麻生首相の第一声は「おわび」から入った、これでは選挙にならないと自民党をバカにし切っているし、星氏は、「判官びいき」は負けている方にも何か理があって、かわいそうだから起きる、と自民党の「自業自得」だと言っ

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    umeten 2009/08/27
    >今後民主党政権が批判を受けて支持率が低下した時、彼らが/国家主義的思想と「小泉改革路線」への批判を結びつけ、国家社会主義的勢力として台頭してきた時、日本の戦後政治が大きな危機を迎えるのではないか
  • きまぐれな日々 日に日にエスカレートする「民主党圧勝」の総選挙予想に思う

    先週木曜日(20日)の朝日新聞を皮切りに、読売、日経、毎日、共同と続いた総選挙の情勢調査結果報道は、いずれも民主党の圧勝、自民党の惨敗を予測するものだった。これらのうち、読売新聞と日経済新聞の調査は、日経リサーチに委託した同一の調査であることがネットで指摘されているが、それはともかく20日の朝日新聞が「民主300議席うかがう勢い」、21日の読売新聞が「民主300議席超す勢い」、22日の毎日新聞が「民主320議席超す勢い」と、日を追ってエスカレートしていった。これを、日ごとに民主党への追い風が強まったためか、それともあとから書く記者ほど大胆に記事を書けるためかは判断しかねる。だが、昨日投開票された熊県の八代市長選でも民主・社民が支援する新人で前県議の福島和敏氏が、自公推薦の現職・坂田孝志氏を破った。自民党を忌避する流れは相変わらず強いと考えるべきだろう。 現在は、4年前の「郵政総選挙」の

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    umeten 2009/08/25
    >別に自民党にお灸を据える選択肢は、小選挙区も比例区も民主党に投票することだけではないということだ。右を見て左を見て、周りの人たちの多数派と同じ行動をとるという習性は、いい加減に捨てた方が良い。
  • きまぐれな日々 民主にすり寄る橋下徹、民主に捨てられなりふり構わぬ平沼

    自民党の惨敗が見えてきて、政界のドタバタ劇が滑稽さを増してきた。 まず、橋下徹ら「首長連合」が民主党支持を表明したことに触れておこう。朝日新聞から。 http://www.asahi.com/politics/update/0811/OSK200908110099.html 橋下知事ら首長連合、民主支持を表明 大阪府の橋下徹知事と横浜市の中田宏市長は11日、大阪府庁で記者会見し、「首長連合」として総選挙で民主党を支持することを表明した。自民、民主両党のマニフェスト(政権公約)を比較した結果、民主には「(地方分権に必要な)政治的リーダーシップが発揮される政権運営の仕組みが盛り込まれている」(橋下知事)と評価した。 全国知事会は8日に自民、民主、公明3党のマニフェストで、地方分権にかかわる政策の採点結果を公表。自民が60.6点、民主は58.3点、公明は66.2点で、民主の評価が低かった。橋下知

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    umeten 2009/08/17
    >大阪府知事選への出馬は200パーセントだか2万パーセントだかないと言っておきながら前言を翻した橋下にしてみれば、この程度の口約束が守れなかったことなどたいしたことではないのだろう。コイズミと同じである