この項目では、経済学用語について説明しています。 活動に必要なコストを負担せず利益だけを受ける者(社会学用語)については「フリーライダー (社会学)」をご覧ください。 不労所得者については「不労所得」をご覧ください。 交通機関にただ乗りする者については「不正乗車」をご覧ください。 フリーライダー(英: free rider)は、経済学用語のひとつ。公共財のように非排除性があるサービスについて、対価(供給のための費用)を支払わないで便益を享受する者を指す。 一般的に、物財やサービスは、対価を支払った者に限り便益を受けることができる。これを財の排除性という。しかし、他の経済主体に有利に働く正の外部性を有する財のなかには、公共財や情報財(例:ウィキペディア)のような排除性を有しない財がある。 たとえば純粋公共財である消火活動や治安・国防などは、対象になる利用者を限定することが難しい(非排除性)。