積ん読もいい加減にしないといけない。次何読むかな、と思って今朝積んである山を探ってたらバッテリー文庫版3巻を発見してびっくり。買って読んだ気になってたんだった。 それで今日読みはじめたのですが、やっぱり面白くてあっという間に読了。 天才、原田巧のシンプルさに憧れつつ恐れる周囲、という関係性がとても面白い。正直言って、巧は主人公とは思えないほどのふてぶてしさだ。自分の才能を疑うことをせず、周囲に対して無関心でありながら、自己の才能が認められているであろうことにも疑いをもたない。 この巻での彼は、周囲との関係の中に少しづつあらたな感情を見いだしながら、しかし大きくは変化することはなく孤高の存在でありつづける。展西の去り際の台詞や、豪や海音寺の素直な感情にもとても共感できる部分は多いけれど、巧だけは簡単にそういった感情的な部分に相容れない。そこがもどかしくもあるんだけど、次第に読んでいるこちらも
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