サンタのくせに嫉妬の感情をもてあまして泣くなんて、自分自身が恥ずかしい。だが、いったん溢れ出した涙はとめようとしてもとめられるものではなかった。 ―雪になって溶けてもいいっ。透也くんに好きだって言いたいっ。愛してるっていいたい!! だが、言えない。言えるわけがない。透也を動揺させ、苦しい思いをさせるだけだ。 大好きな彼につらい思いをさせるのは、エイミーには死ぬより悲しいことだった。 エイミーはリビングに座り込み、詰め襟を抱えて泣きじゃくった。 いや、面白い。ラストが素敵でした。ジュブナイルポルノですがオススメです。→ 感想