「軍隊や警察も朝鮮人虐殺」=横浜の中学副読本 【東京聯合ニュース】横浜市教育委員会が中学生用の副読本『わかるヨコハマ』の今年度改訂で、関東大震災直後の「朝鮮人虐殺」と関連し、「軍隊や警察も朝鮮人に対する迫害と虐殺を行った」とした表現を盛り込んだことが分かった。 これまでは「自警団の中に朝鮮人を殺害する行為に走るものがいた」と記述し、朝鮮人に対する虐殺は自警団によって引き起こされ、警察と軍隊は自警団を取り締まるために派遣されたとする趣旨の内容だった。 今回の改訂版では迫害・虐殺の主体として、初めて軍隊や警察の存在を明確にし、犠牲者には朝鮮人だけでなく、中国人がいたことも新たに書き加えられた。 『わかるヨコハマ』は今月初めに、市内149の公立中学校で学ぶ1年生2万6866人全員に配布されている。 一方、日本の一部メディアは横浜市教育委の今回の改訂を批判する記事を掲載した。 csi@yna.co