NHKは5日、幼児番組「おかあさんといっしょ」の参加希望者を受信料支払者の子どもに限定すると発表した。実施は来月26日の受け付けから。 年間約200回放送される「おかあさんといっしょ」には、毎回、抽選で選ばれた45人の子どもが収録に参加する。応募は年間約20万通に達する“狭き門”となっているため、「受信料を払っていない人が当選するのはおかしい」という批判が寄せられていた。同時に、往復はがきに限定していた応募を、インターネット限定に切り替える。 NHKは「紅白歌合戦」や「歌謡コンサート」などの人気番組で、観覧希望者を受信料支払者に限定している。だが、来年度に予定している公開番組1790本のうち、受信料支払者に限定しているのは62本だけ。NHK視聴者サービス局は「できるだけ多くの人にNHKの番組に触れてもらうため、不満の多い番組以外は限定なしでいきたい」と話している。