正規のIDを持つ社員による社内情報の持ち出しや、攻撃者がランサムウェア等を利用して情報を持ち出そうとする行為から、情報漏えいを防止したい、という状況の時に利用されるのがDLP(Data Loss Prevention)と呼ばれる技術です。 DLPそのものは、10年以上前から存在していたものの、日本では導入が進んでいなかったこともあり最近再び脚光を集めています。 本記事では、DLPについて解説します。 ■DLP(Data Loss Prevention)とは? DLPとは、Data Loss Preventionの略であり、機密情報として分類したデータの漏洩や消失を防ぐための技術です。正規のユーザによる「悪質な情報漏洩」だけでなく、ヒューマンエラーによる「うっかり情報漏洩」を防止するのにも有効です。 歴史は古く、DLPという言葉が市場に登場したのが2006年、そして2007年に初期のブームが
