京都大学、東京大学、オックスフォード大学などの研究者からなる国際研究チームは、すばる望遠鏡を使った「戦略枠プログラム」の一環として、FastSound (ファストサウンド; FMOS Ankoku Sekai Tansa (暗黒世界探査) Subaru Observation Understanding Nature of Dark energy) という遠方銀河サーベイプロジェクトを進めています。広視野を確保できる主焦点に観測装置を設置できるという、すばる望遠鏡の強みを生かしたファイバー多天体分光器 FMOS を用いて、約 30 平方度 (満月およそ 150 個分ほど) の領域で約 100 億光年以上彼方にある 5000 個の銀河までの距離を測定し、宇宙の年齢がまだ 50 億年以下 (現在は 137 億年) という太古の宇宙の立体地図を描き出す計画です。このような宇宙の三次元地図は、50