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2008年4月1日のブックマーク (4件)

  • T.S.エリオットとジョウゼフ・コンラッド――『闇の奧』を巡つて

    岡田 俊之輔 T.S.エリオットは『荒地』の題辭として、ジョウゼフ・コンラッドの中篇小説『闇の奧』の一節を、コンラッドの名前と共に引く積りであつた。が、草稿を讀んだエズラ・パウンドは、「引用に耐へる程の重みがコンラッドにあるかどうか疑問だ」と書き送つた。その『闇の奧』の一節は、エリオットにとつて「見出し得る限り最も適切な」引用であり、自作の「解説として幾分かは役に立つもの」と思はれたから、折り返し返書を認めて、「コンラッドを引用するなといふ事でせうか、それとも、コンラッドの名を附すなといふ事なのでせうか」(1)と問うた。結局はエリオットが讓り、ペトロニウスの『サテュリコン』の一節を引く事にし、數々の助言に對する感謝の意を籠めて『荒地』を「吾に優る言葉の匠/エズラ・パウンドに」(2)捧げた譯だが、『荒地』の題辭として『闇の奧』の一節を引く事は頗る適切だといふ考へはその後も變らなかつたのであり

  • Amazon.co.jp: T.S.エリオット『荒地』を読む: 越沢浩: 本

    Amazon.co.jp: T.S.エリオット『荒地』を読む: 越沢浩: 本
  • 荒地/ T.S.エリオット

    『荒地』の出版はロマン主義と訣別する現代英詩にとって、まさに画期的な事件となった。古典から多くの言葉を引用したり、それをもじって使用しながら、生・死・再生の原型が含まれている聖杯伝説や自然祭祀を骨組にして、第1次大戦後の荒廃したヨーロッパの精神的風土を、象徴的手法でうたい、天国篇を欠いたダンテの『神曲』にたとえられる。5部からなり、全433行。 第1部『死者の埋葬』は、不毛の荒地の様相を、回想をまじえた意識の流れの手法でうたい、「ひとつかみの骨灰で死の恐怖を見せてやろう」という句も出て、ボードレールの『悪の華』とダンテの『地獄篇』が言及されて終わる。死のテーマがくりかえし出る。 「イギリス文学案内」(朝日出版社)より I. The Burial of the Dead April is the cruelest month, breeding Lilacs out of the de

  • ヤバいからこそ、消される前にyouku動画をダウンロード :教えて君.net

    youku.comは動画がめったに消されないのがいいところだが、ちょっとヤバげなサイトなのでいつ閉鎖してサイトごと動画が見られなくなってしまうか分からない。お気に入りの動画を見つけたらすぐさまパソコンにダウンロードしよう。 youku.comの動画の保存には「DLVideo」というサービスを利用すると便利だ。多くの動画共有サイトに対応したダウンロードサービスで、動画のURLを入力するだけでダウンロード用のリンクが表示され、クリックすると動画がダウンロードできる。 また、youku.comの動画はダウンロードの際に1つのファイルが複数のファイルに分割されることがある。分割ファイルでも見ることはできるが、わざわざ再生する動画ファイルを変更するのは面倒だ。「Movavi Online Video Converter」というサービスを使おう。バラバラのFLVファイルを1つに連結することができる。