渋谷のUPLINK Xにて。7月3日まで上映しているようです。 日本でロシアアニメといったら『霧につつまれたハリネズミ』や『チェブラーシカ』といったファミリー向けの作品がポピュラーですが(まあアニメ自体がそうか)、そんな無難なイメージから遠く離れた、共産主義プロパガンダアニメ16本。様々な時代の様々な監督の作品が選ばれています。ということは作られた総数はかなりの本数にのぼるのでしょうか。すごいな。 共産主義プロパガンダのためのアニメなので、資本主義とナチスを貶めるか、共産主義を称揚するかの2パターンしかありません。その枠の中で如何に作家性を出すかが見所です。 おそらくこの特集の一番のウリはウラジーミル・タラソフの「射撃場」「前進せよ、今がその時だ」で、確かにこれはすごい作品。目を離せない画面構成と奇想天外な発想。所々にディズニーキャラも出現。冷戦でもやってないとこんな演出はできないのではな