第1回 C++開発者の皆さん。テスト、ちゃんとしていますか?:連載 C++開発者のための単体テスト入門(4/4 ページ) ■従来のテスト手法[2]:assertマクロの活用 ここまでprintf関数を使ったテスト(C++ですからprintf関数ではなく、「<iostream>ライブラリとcoutストリーム」を使うのをお勧めしますが)の手順を説明しましたが、この方法ではテスト対象の増加に伴ってテスト・ケースも次第に増えてきます。 そうなると、各テスト結果の検証に多くの時間を要することになります。printf関数(あるいはcoutストリーム)で出力しているのは、関数/メソッドが返した値そのものであり、それが正しいか否かを目視でチェックしているのですから、テスト・ケースが数百数千ともなると正直うんざりしますし、チェック・ミスも起こるでしょう。単に値を出力するだけではいずれ限界となるのです。 そこ