今の海上衝突予防法の話ではありますが、長さ50メートルを超える大型船では特に夜間に全後部のマスト等と、それとは別に「全周灯」を設けなければならず、さらにマスト灯は6海里(12km弱)先まで見える事を要します。 遠距離だと、水面からの高さが低い目印は、地球が丸いせいで水平線の下に隠れてしまいますから、そこそこの高さが必要ですね。 現代の船でも、上のルールは適用ですが、ただ、現代の船は昔の船より船体の、特に上部構造が非常に大きくなっているので、水面からの高さの点では、特に目立ったマストを作らずともクリアできているケースの方が圧倒的に多いです。 現代でも、特殊用途で船の背が低い外航大型船の場合は、マストが必要ですし、実際に高いマストを持っている船もある事はあります。 昔のルールには詳しくないんですが、特に灯火のルールは、現行ルールより厳しい事はあっても緩い事はなかったろうと想像します。 また、外