ウォートンの魔術師ジェレミー・シーゲル教授が、好調な米市場の背景にあるロジックを解説し、2000年を髣髴とさせる不吉な指摘をしている。 一番重要なことから話そう。 それは、12月半ばにはとても予想していなかった、民主党による上院過半数だ。 そして、もっと驚いたことに、今ウォール街がこれにとても前向きに反応している。 シーゲル教授は今年初めてとなるウォートン・ビジネス・ラジオで、ジョージア州上院選決選投票についてコメントした。 民主党が両議席を獲ったことで議席数は50対50となった。 上院議長である副大統領を合算して、民主党が実質過半数を獲得、あまり予想されていなかったトリプル・ブルーが実現することとなった。 シーゲル教授は以前から、民主党やバイデン次期大統領の掲げる政策には市場への影響から見て2つの要点があると説明してきた。 財政刺激策: 市場にポジティブ 増税: 市場にネガティブ まだ民