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ブックマーク / www.webchikuma.jp (2)

  • シンプルな野蛮|『ブラッドランド』刊行記念|藤原 辰史|webちくま

    世界30カ国で刊行、アーレント賞はじめ12の賞に輝き、米・独・仏など各国でベストセラーを記録した話題の歴史ノンフィクション、ついに邦訳刊行! 人類史上最大のジェノサイドの全貌を初めて明らかにし、歴史の闇に葬られた不都合な真実を暴き出した問題作を、いまどう読むべきか? 藤原辰史氏、武田砂鉄氏、田中克彦氏による緊急書評を3週連続で掲載します。 現在の国名でいえば、ポーランド、ウクライナ、ベラルーシ、エストニア、ラトヴィア、リトアニア、そして、ロシア連邦の西側国境沿いの地帯。これが、ティモシー・スナイダーが描いた「ブラッドランド」、つまり、ヒトラーとスターリンの時代、ナチスとソ連によって幾重にも蹂躙され、1,400万人を超える生命が失われた「流血地帯」である。 『ブラッドランド』に記述される諸事実について、おそらく、それぞれの専門家は言いたいことが少なからずあるだろう。私もそうだ。しかし、即座に

    シンプルな野蛮|『ブラッドランド』刊行記念|藤原 辰史|webちくま
  • 悪いのは自分なのだと知っているすべての者のために|ちくま文庫|東山 彰良|webちくま

    東山彰良さんは、チャールズ・ブコウスキーの『パルプ』をどう読んだのか。6月刊のちくま文庫より解説を公開します。 俺がチャールズ・ブコウスキーと出会ったのは、いまから二十年ほどまえのことだ。なにかの雑誌記事で『くそったれ! 少年時代』が紹介されていた。記事の内容なんかまったく憶えてないし、当時の俺は結婚したばかりで仕事もなく、しかも子供が生まれたばかりだったから、なんかに二八〇〇円も使うのは狂気の沙汰だった。だから、そのまま忘れてしまうことにした。 が、このとの縁はそんなことくらいで切れたりしなかった。一、二年後、俺が住んでいる町の貸屋がつぶれた。商売用の貸を処分していると知って冷やかしてみたところ、『くそったれ! 少年時代』がただ同然でたたき売られていた。俺は買った。そのときいっしょに買ったも憶えている。ヘレン・フィールディングの『ブリジット・ジョーンズの日記』とスティーヴン・キ

    悪いのは自分なのだと知っているすべての者のために|ちくま文庫|東山 彰良|webちくま
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