叩きつけるような強い雨が、切り捨てられる避難者の怒りを表しているようだった。都内に住む原発事故避難者らが7日、参議院会館で内閣府や復興庁の役人と住宅支援打ち切り問題について話し合った。避難者らは、福島県が決めた2017年4月以降の「新たな支援策」について国の評価を迫ったが、役人らは「福島県が決めたことに口出し出来ない」と一蹴。あくまで決めたのは福島県。国もそれを追認する。「どうしたらいいっぺ」と戸惑う避難者の心情などお構いなしに、避難者減らし・避難者切り捨てを着々と進める構えだ。 【「これから、どうすっぺ」】 これまでも何度、同じ光景を見てきたことだろう。 何を尋ねても、役人たちは「福島県が考えて判断されたので、国がどうこう言うものではない」とくり返す。それしか言うなと上司から言われているのか、そもそも当事者意識が希薄なのか。〝官僚答弁〟の見本のような淡々とした言葉が続く。何度となく実施さ