アフガニスタン・カブール(Kabul)で発生した爆弾爆発の現場から去る同国の警察官ら(2013年6月18日撮影)。(c)AFP/Massoud HOSSAINI 【6月18日 AFP】アフガニスタンの治安部隊は18日、北大西洋条約機構(NATO)軍から国内全土の治安権限を引き継いだ。旧支配勢力タリバン(Taliban)との戦いから12年、米軍主導の駐留軍が撤退を準備する中、大きな一里塚となった。 アフガニスタンのハミド・カルザイ(Hamid Karzai)大統領は、首都カブール(Kabul)郊外の陸軍士官学校で演説し、警察と軍は反政府勢力と戦う用意が出来ていると語った。ただ同日もカブールでは爆弾が爆発する事件が起きており、同国の不安定な現状を浮き彫りにした形となった。 治安権限移譲の記念式典直前に発生した爆発は、議会へと向かう有力議員の車列を標的にしたもので、巻き込まれた民間人3人が死亡し