2011/01/28 情報通信研究機構(NICT)は、インターネットエクスチェンジポイント(IX)で運用しているNTPサーバで、1月23日に2回にわたって誤った時刻を送出したことを明らかにした。 NTPはインターネットを介してPCの時刻を調整するためのプロトコルだ。NTPサーバは、stratum 1というNTPサーバを頂点に階層的な構造をなしており、下位のサーバは同じ階層内か、1つ上の階層のNTPにアクセスし、時刻を同期させていく。これにより、負荷の集中を防ぎながら時刻同期の精度を高める仕組みだ。 NICTでは日本標準時に直結したNTPサーバ(stratum 1)を運用している。2010年2月からはこれに加え、時刻配信の精度と信頼性の向上を目的に、IXに直結したNTPサーバの運用を開始した。今回障害が発生したのは、このIX側のNTPサーバだ。 NICTによると、1回目の障害は10時19分か