前回のエントリに対して陳子から業を説明したまえという恐るべき難題を突きつけられて唸った。いや仏教についてちっとも詳しいわけでないしあくまで日本語化しているそれ、例えば自業自得という言葉などで何となくうっすら認識しているそれについても、改めて説明しろといわれると凄く難しい。 でも業なんて持ち出してしまった以上、何とか思うところを色々書いてみます。ちなみにタイトルはここから。 ◆誰を恨むべきなのか - Living, Loving, Thinking, Again 麻原の次男、今年中学受験ということは、地下鉄サリン事件などのときには殆ど物心がついていなかったということだ。言ってしまえば、戦争中に赤ん坊だった日本人が突然胸ぐらを掴まれて、〈戦争責任〉を取らされるようなものだ*2。いったい誰を恨めばいいのか。愚かな父親か*3。それとも、自らを差別する世間の者どもか。どちらもだろう。この子どもが父親