欧州議会のエバ・カイリ副議長。同議会提供(2022年12月7日撮影・公開)。(c)AFP/ EUROPEAN PARLIAMENT 【12月12日 AFP】ギリシャ当局は12日、サッカーW杯開催国カタールをめぐる汚職事件の捜査で逮捕された欧州議会(European Parliament)のエバ・カイリ(Eva Kaili)副議長(44、ギリシャ出身)の資産を凍結した。 ギリシャのマネーロンダリング(資金洗浄)対策当局によると、凍結対象となるのは「銀行口座、金庫、事業、その他すべての金融資産」で、親族にも適用される。 カイリ副議長はベルギー・ブリュッセルで11日、汚職の罪で訴追された。 ベルギー警察は、W杯開催国でもあるカタールの代理人が、欧州議会の政策協議に影響を与えるため議員らに莫大(ばくだい)な賄賂を渡したとされる事件を捜査。カイリ副議長の自宅では「現金が入った複数の袋」が見つかり、同