生成AIの可能性は無限にあり、今後どのように進化していくのか、それは果たして汎用型AIへの進化の可能性もはらんでいるのかなど議論は尽きないのですが、ここではコンピュータのUIの可能性について言及してみたいと思います。 この記事では、ビル・ゲイツのブログ記事を紹介し、こう書いています。「コンピューターを操作するのに、マウスやカーソル、クリックなどが不必要になり、全てタイピングなどで済ませられる」 ChatGPTはMS-DOSへの回帰!?これだけを読むと「えっ……?それは1980年代のMS-DOS?」と感じる古参のPCユーザーもいるでしょう。1980年代まで、PCは黒い画面にカーソルが点滅し、キーボードからコマンドを打ち込み指示を与えるCUI(Character User Interface)が主流でした。これが1984年に発売されたアップルのMacintosh、それを真似て1990年代に普及
お疲れさまです。メタバースクリエイターズ若宮です。 今日は、メタバースが徐々に現実に逆流し始めたよ、という話を書きます。 『ゆるゆる書道バトル』のリアル開催ちょうど先週、8月4日5日の土日に、VRChatというメタバース空間で『ゆるゆる書道バトル』というイベントが開催されました。 「ゆるゆる書道バトル」とは? VRChatのゆるゆる書道バトル専用ワールドで繰り広げられる、文化系ゆるーい自由詩の手書きバトル。 サイコロを振ってお題を決め、そのテーマで各参加者がお題に対する一言をVR空間内でバーチャルな毛筆で書きます。観覧者がその中でぐっと来たものを投票し、トーナメント方式で勝ち抜いていくバトルです。 もともとVRChat内でだけ開催されていたものですが、今回新たな試みとして、リアル会場も設けられました。上野の東京都立美術館の一角に『ゆるゆる書道バトル』コーナーがつくられ、VRChat内の様子
近い将来、フィジカルとバーチャルを横断するくらしが当たり前となっていくだろう。これからのくらしのなかで豊かさを生み出していくためには、バーチャルな世界のフィルターを通して見たフィジカルな世界の価値を再認識し、未来に向けて実装していく必要があるのではないか。 「Creators Session」では、パナソニック未来創造研究所とアクシスデザイン研究所がさまざまな分野の若手クリエイターたちとともに、全5回のセッションを通じて未来のくらしを思考する。最終回となる第5回はバーチャルビーイング研究者の佐久間洋司を迎えた。 登壇者 佐久間洋司(大阪大学グローバルイニシアティブ機構 招聘研究員) 齋藤直輝(パナソニック デザイン本部 未来創造研究所) 迫 健太郎(パナソニック デザイン本部 未来創造研究所) 小山真由(パナソニック デザイン本部 未来創造研究所) モデレーター 魚住英司(アクシスデザイン
そもそも「メタバース」という言葉は、Second Lifeより以前から使われる機会はありました。例えば2000年ごろにHabbo Hotel(今改めて見ると、後のアメーバピグやBondeeの源流といえますね)や、The Sims Onlineといった、ゲームというよりも「仮想空間の中で人と交流する」ことを中心に据えたサービスが登場し、Ultima Online(1997)やEver Quest(1999)といった、あくまでゲームを中心に据えたMMORPGと差別化する意味で「メタバース」という言葉が使われていたように思います。 当時私は、そもそもインターネット自体が「サイバースペース」と呼ばれることがあるように、ウェブは二次元で表示される世界だけど、テキストだけのチャットルームには明らかに空間性を感じたり、メッセージングサービスのオンラインのランプに確かに人の存在を感じたり、ドメインやディレ
メタバースで「もう一人の自分」を生成する未来。 VR法人HIKKYは、プラットフォームではなくオープンコミュニティを選ぶ ニュースやSNSでよく見かけるようになった「メタバース」。書店に足を運べば、タイトルにメタバースを冠した書籍も数多く並び、主にビジネスサイドからの注目を浴びている。その流れは消費者にまで及ぶ。ゲームアプリ「ポケモンGO」やメタバースSNS「Bondee」など、実際にメタバースを体験できる機会が増え、メタバースは2022年の新語・流行語大賞にもノミネートされた。 こうして徐々に日常へ浸透しつつあるメタバースだが、なぜこれほどまでに注目を集めているのだろうか。メタバースでは実際に何ができるのか。 世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット」などを主催するVR法人HIKKYを訪ね、メタバースの今と、これから予想される展開について聞いた。 メタバースで働き、暮らす? 映画『サ
仏教とメタバースの組み合わせは必然? 京大・熊谷准教授が仏教仮想世界「テラバース」で更新する仏教の社会機能 AIやメタバースといったワードが耳目を集めて早数年。書店やニュースなどで見かけない日がないほど注目を集めており、数々のサービス開発や研究が行われていることは明らかだ。そんな世相のなか、気になる研究が発表された。 それは2022年9月に京都大学 人と社会の未来研究院 准教授の熊谷誠慈氏と株式会社テラバースCEOの古屋俊和氏の共同研究グループより発表された、仏教仮想世界「テラバース」だ。「一兆(テラ)の宇宙(バース)」を意味する造語は、仏教などの叡智とメタバースを融合させ、現代人の悩みを解決しようとする研究を総称するもの。仏教とメタバース、ひいては、宗教とテクノロジーという組み合わせは一体どのような発想をもとに生まれ、そしてどこを目指すのだろうか。 同研究の詳細と現在の研究段階について
VRを体験する! 真珠湾・アンコールワットが目の前に リアル/バーチャル Timelooper 河北有一さんと語る By 岸峰祐(DIALOG学生部) 不要不急の外出を控えるように——。 この3年間、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って大打撃を受けた観光業。その観光業界で、テクノロジーを資源に新たな歴史体験を創出すべく奮闘するグローバル企業があります。2014年にアメリカで創業、世界の観光・教育現場にXR技術を活用したストーリーテリング体験を提供しているTimelooperです。今回は日本法人代表の河北有一さん(35)をお招きして、DIALOG学生部のメンバーがTimelooperのVR・ARコンテンツを体験。後半パートでは、先端技術を活用した体験創出について語り合いました。 ビルの一室 いきなり別世界 「どうですか? 固定されています? 見えますか?」 「あ、見えます」 「何が見えてま
デジタルとリアルが解けた世界で、私たちにはどんな進化が待っているのか? そんな問いをベースに展開する「メタ・サピエンス」プロジェクト。今回は、メタバースの原住民である「バーチャル美少女ねむ」をゲストに迎え、武邑光裕と対談。 メタバースでは、これまで自分を縛りつけていた容姿や声、名前といった自分の属性から解放され、新しい自分に生まれ変わることができるという。「バーチャル美少女ねむ」として生きる「彼女」との対話を通して、「メタ・サピエンス」のアイデンティティーや、これからの生き方を探る。 バーチャル美少女ねむとの待ち合わせはNeos VRの初心者向けの広場「JP Tutorial World」だ。見渡すとすでにたくさんの人がログインしており、武邑は白髪男性のアバターでねむを待つ。 広場で待っていると、多くの人が「何か困ったことはありますか?」と気軽に話しかけてきてくれる。「誰かと待ち合わせ?」
メタバースは「世界を平和にする」と本気で思っている 電通デジタル CXトランスフォーメーション部門 CXクリエイティブ事業部 ニューテッククリエイティブグループ クリエイティブストラテジスト 喜々津良さん クリエイターの未来 働き方の未来 メタバース(インターネット上の仮想空間)上に全国各地の「バーチャル都市」が出現しています。大阪・関西万博に向けて2021年に開設された「バーチャル大阪」をはじめ、渋谷や秋葉原、沖縄、最近では、西九州新幹線の開業に合わせて、嬉野温泉駅周辺を再現した「デジモール嬉野」が開設され話題になりました。エンターテインメント分野にとどまらず、住宅メーカーがモデルハウスをつくるなど、メタバースの活用はビジネスの領域にも広がり始めています。この先、私たちの暮らしや働き方に、メタバースがどのような変化をもたらすのでしょうか。電通デジタルで先端技術の研究を行う喜々津良(ききつ
「バーチャル身体の祭典 VIRTUAL NIPPON COLOSSEUM」のイメージビジュアル。主催は文化庁と企画・運営会社precog。元「シアタープロダクツ」で、precog執行役員の金森香がプロデュースした 川田十夢 (かわだ・とむ):1976年熊本県生まれ。10年間のメーカー勤務で特許開発に従事したあと、2009年からやまだかつてない開発ユニットAR三兄弟の長男として活動。ジャンルとメディアを横断し、AR(拡張現実)技術を駆使したプロダクツやエンターテインメントの企画・開発・設計を担う。著書に「拡張現実的」(講談社)など 舟越靖(ふなこし・やすし)/HIKKY CEO:東京都出身。日本電信電話(NTT)を経て、2005年に通信インフラ人事系事業のフナコシステムを設立、08年に同社を広告プロモーションおよびクリエイティブ制作事業へシフト。15年にCG制作及びコンサルティング、グンシー
この記事に「移動のためのEVと、移動を抑えるメタバース。いま2つの力学が同時に盛り上がる」という印象的な一節があります。自動運転になるEVによって移動はこれまでよりも自由に気軽になるでしょう。いっぽうでこちらも急速にテクノロジーが進化しようとしているAR/VRによるメタバースは、わざわざ移動しなくても人と人が対面して会うことを可能にしていきます。 この二つが重なった未来には、移動の意味はどう変わるのでしょうか。 ポケモンGOで知られるナイアンティックのジョン・ハンケCEOは、完全に仮想空間に没入するVRのメタバースには否定的です。VRではなく、仮想空間とリアル空間が融合するARの方向こそが未来の姿だとしています。 「すべての人が外を歩き、人々や世界とつながる」 「私たちは、テクノロジーを使って拡張現実の『 現実』に寄り添うことができると信じています。私たち自身を含めたすべての人々が立ち上が
最近話題の「メタバース」とは一体何なのか!? 実際にそこで暮らすメタバース原住民であり、メタバース文化エバンジェリストとして活動する私VTuber「バーチャル美少女ねむ」が、その定義や由来・よくある誤解・現在・課題そして「未来」をまるっと7,000字で解説します! ※2022/6/19 「400いいね」突破を記念して5,000字→7,000字に大幅加筆して記事を全面改訂しました! Facebookの「Meta宣言」 その思惑とは?メタバースについて熱く語るザッカーバーグ2021年10月29日、GAFAの一角であり超巨大テック企業のFacebookが、社名を「メタ(Meta)」に変更し新しいインターネットの姿である「メタバース」事業を社命を賭けて推進することを発表しました。 CEOのザッカーバーグは「当社の目標は、次の10年間で、メタバースが10億人に利用され、数十億ドルの取引が行われるよう
※こちらの記事、note CXOの深津貴之さん、ジャーナリスト・評論家の佐々木俊尚さんに紹介して頂きました! noteの編集部のおすすめ記事にも選ばれました! VTuberをアイデンティティの選択という観点から論じてる論説。興味深い。メモ reading... 【和訳】この少女の裏には誰が隠れているの?:仏紙リベラシオン|ねむ⚡バーチャル美少女YouTuber|note https://t.co/D0TtvgyGtF — 深津 貴之 / THE GUILD / note (@fladdict) September 5, 2020 日本のVTuberについて興味深い分析。ネット空間のすべてが可視化され隠れる場所のない時代に、VTuberの複数アイデンティティはアジールの役割を果たしているのかも。/この少女の裏には誰が隠れているの?:仏紙リベラシオン|ねむ⚡バーチャル美少女YouTuber h
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