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文化とアートに関するuuukeyのブックマーク (34)

  • 岸野雄一×出口亮太対談 「楽しい」からやり直す、芸術文化と地域コミュニティ | NiEW(ニュー)

    文化関係者にとっても試練の季節となったコロナ禍を経た現在。他方、それ以前から山積みとなっていた高齢化や福祉の不足、地域コミュニティの衰退などの社会的課題は、さらにその切実さ、複雑さを深めている。こうした時代に求められる、文化の姿とは何か? 今回はそんな問いを、地域のなかでしなやかに活動する2人のプレイヤーが話し合った。 1人目は、日各地で盆踊りを現代的にアレンジした祝祭の場をオーガナイズし、2023年には地元の東京・墨田でイベント『すみゆめ踊行列』も成功に導いたスタディストの岸野雄一。そしてもう1人は、長崎県長崎市で「長崎市北公民館」「長崎市チトセピアホール」「長崎市市民活動センター ランタナ」という3つの公共施設の指定管理者を務め、行政的には異分野とされるこれらの施設の連携を模索してきた出口亮太。2人は過去にも、公共施設の新しい使い方や、公共空間と文化の関係について対談を重ねてきた旧知

    岸野雄一×出口亮太対談 「楽しい」からやり直す、芸術文化と地域コミュニティ | NiEW(ニュー)
  • MACC – Media Arts Current Contents

    松尾 奈々絵 アーカイブ仕事を語る上で外せない「アーキビスト」。資料の収集や保存、活用をし、後世に伝えていくという大切な役割を担っている職業ですが、日では2012年に初めて「日アーカイブズ学会登録アーキビスト資格認定制度」が発足したように、制度としての歴史はまだ浅く、アーキビストとはどのような仕事をする人なのか、残念ながら広くは知られていないのが現状です。どのような環境で仕事をしているのか、海外との比較、現在の日アーカイブの状況についてなど、さまざまな現場で幅広くアーキビストとして活動されている松山ひとみさんにお話を伺いしました。 カバーデザイン 鈴木さゆり(一般社団法人マンガナイト) 松山ひとみ(まつやま・ひとみ) 肩書き:視聴覚メディアアーキビスト アムステルダム大学大学院(MA, Preservation and Presentation of the Moving Ima

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  • 美術館からどう社会をほぐす? アート・コミュニケータ「とびラー」が生み出す“対話”の場 | こここ

    美術館からどう社会をほぐす? アート・コミュニケータ「とびラー」が生み出す“対話”の場 こここレポート vol.06 家庭、会社、学校など、私たちは時と場所、そして他者との関係性に応じて、さまざまな役割のなかでコミュニケーションをとっている。 「家族として」「社員として」「クラスメイトとして」……私たちを力づけることも、縛ることもあるその立場からちょっと抜け出し、新しいコミュニティへ所属することができたら。歳や肩書きに関係なく自由に意見を交わし、認め合いながら新たな役割を見つけることができたら。そこで得た価値観や気づきは、日常にまた違った新鮮さを生み、私たちをより豊かにしてくれるのではないのだろうか。 いま、そうした新しいコミュニティになりうる場として、「美術館」に注目が集まっている。その先駆け的な存在が〈東京都美術館〉を拠点に活動する、「とびラー」と呼ばれるアート・コミュニケータたちだ。

    美術館からどう社会をほぐす? アート・コミュニケータ「とびラー」が生み出す“対話”の場 | こここ
  • MACC – Media Arts Current Contents

    谷口 暁彦 メディアアーティストの谷口暁彦氏が2015年に制作した「マンガでよむ たにぐち部長の美術部3D –メディア・アート編–」は、2名の美術部員がメディアアートについて学ぶ様子を通して、メディアアート鑑賞のヒントをわかりやすく伝えるマンガ作品。NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]にて開催された展覧会「ICC キッズ・プログラム 2015 しくみのひみつ アイデアのかたち」にて、インタラクティブなミニチュア美術館とともに展示されました。連載はそんな「たにぐち部長の美術部3D」の続編。現代のメディアアートを楽しく学んでいきます。 連載目次 第1回 メディア・アートって何? 第2回 すでに存在する写真 これまでのあらすじと登場人物 ここは埼玉のとある高校。そこに部員がたった2名の美術部がありました。部長のたにぐちが、とつぜん美術大学進学を目指して美術の勉強を始めます。そ

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  • 2人のKOJIが快挙!役所広司のカンヌ男優賞作、渋谷のアート公共トイレ仕掛けたユニクロ柳井康治氏製作(松下久美) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    “2人のKOJI”が第76回カンヌ国際映画祭で快挙を成し遂げた。5月27日(日時間28日)、東京・渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いた映画「PERFECT DAYS」(ヴィム・ヴェンダース監督)で最優秀男優賞を受賞したのは、役所広司氏。もう一人は、この映画を製作した柳井康治氏だ。「UNIQLO(ユニクロ)」を率いるファーストリテイリング柳井正会長兼社長の次男で、同社の取締役兼グループ上席執行役員としてマーケティングやサステナビリティを管掌する人物である。 今回の快挙を語るうえで知っておきたいのは、この映画は渋谷区の17の公共トイレを16人の建築家やクリエイターが生まれ変わらせた「THE TOKYO TOILET(ザ トウキョウ トイレット)」プロジェクトの一環であるということが一つ。もう一つが、東京オリンピック・パラリンピック2020を機に、日が世界に誇る「おもてなし」文化の象徴である

    2人のKOJIが快挙!役所広司のカンヌ男優賞作、渋谷のアート公共トイレ仕掛けたユニクロ柳井康治氏製作(松下久美) - エキスパート - Yahoo!ニュース
  • 「親子で楽しめる」に本気で挑む、“ありそうでない”遊び場×美術館「PLAY!」。前例のない施設はどのように生まれたのか - XD(クロスディー)

    「親子で楽しめる」に気で挑む、“ありそうでない”遊び場×美術館「PLAY!」。前例のない施設はどのように生まれたのか とある日曜。複合施設「PLAY!」にある子どもの遊び場「PLAY! PARK」では、それぞれが好きなように遊びを考え実践するワークショップが開かれていた。 一人ひとつ手渡されたティッシュの箱から、子どもも大人も好きなように引き出し、かき集めて空中に投げる。お父さんをティッシュで埋める。フロアに置かれた送風機から、勢いよく舞う様子を赤ちゃんがい入るように見つめる。 一方このフロアの下に位置する、絵とことばの美術館「PLAY! MUSEUM」では、堤大介監督『ONI ~ 神々山のおなり』をモチーフにした「ONI展」が開催されていた。会期中、同作品は国際的なアニメの賞であるアニー賞を受賞し、嬉しい話題となった。 PLAY! のプロデューサーを務めるブルーシープの草刈大介氏は、

    「親子で楽しめる」に本気で挑む、“ありそうでない”遊び場×美術館「PLAY!」。前例のない施設はどのように生まれたのか - XD(クロスディー)
  • いわゆる退職エントリ/あるいは路頭に迷った野良編集者のキャリア論 #1|YuSakurai

    2023年4月1日。僕は九州産業大学芸術学部のソーシャルデザイン学科に、常勤教員(准教授)として着任した。 そもそも僕は大阪外国語大学&大学院で日古代の服飾史を研究していたのだが、そこから編集者になることを志望。新卒で東京にある求人系の会社に就職した。 運良く編集部に配属されたことをきっかけに編集者のキャリアを歩み始めた後、東京ピストルへの転職退職を経て福岡に引っ越し、今に至る(それらの経緯については、下記の記事をどうぞ↓)。 それが一体なぜ芸術学部の大学教員になることになったのか? いわゆる「退職(はしていないので就職?)エントリ」ではないが、僕自身にとっても新天地でこれから向かうべきベクトルを見定める上で、考えをまとめておくことは有用だろう。せっかくの機会なので、ここに至るまでの経緯について記しておこうと思う。 ※実際に書き始めてみると、結構な文量になってしまうことが発覚した。なの

    いわゆる退職エントリ/あるいは路頭に迷った野良編集者のキャリア論 #1|YuSakurai
  • 東京の生の状態を伝える新アートイベント「EASTEAST_TOKYO 2023」。そのインパクトとは?

    東京の生の状態を伝える新アートイベント「EASTEAST_TOKYO 2023」。そのインパクトとは?千代田区北の丸公園内に位置する科学技術館にて、新たなアートイベント「EASTEAST_TOKYO 2023」が2023年2月17日から19日(VIPプレビューは2月16日、2月17日14時まで)の期間で開催される。市場経済と文化・アートが公平に作用し合う「文化的エコシステム」の創造を目指す、企画運営メンバー3人に取材した。 聞き手・文=中島良平 写真=中島良平 2月17日〜19日の期間で、千代田区北の丸公園内に位置する科学技術館にて新たなアートイベント「EASTEAST_TOKYO 2023」が開催される。東京拠点を中心とした24のギャラリーなどが作品を展示・販売、様々なプログラムを展開するほか、街頭での映像上映やクラブでの音楽イベントなどのオフサイトプログラムも実施される。 鼎談に登場し

    東京の生の状態を伝える新アートイベント「EASTEAST_TOKYO 2023」。そのインパクトとは?
  • ローカルとつながるアートセンター│EDIT LOCAL

    地域との接点をつくろうとするアート施設は国内に多数ある。その中でも「山口情報芸術センター[YCAM]」(以下、YCAM)は、メディア・テクノロジーを用いた新しい表現の探求を目的としているユニークな施設だ。特徴的なのは、アーティストと協業して新作のインスタレーションやパフォーミングアーツ作品の制作を行ってきたこと。ゼロから作り上げられた新作を見れるとあって、県外からアートファンが多く訪れている。 また、YCAMには市立図書館が併設されているほか、館内の上映施設では映画上映が行われている。劇場では、パフォーミングアーツ作品のほかにもコンサートなども開催されており、ジャンル問わずにメディアに関連する作品に触れられる場所になっており、それもあって、地元住民もなにげなく訪れる憩いの場となっている。 今回、地域に根差すアートセンターの代表例として、主にアートの分野では深く語られてこなかった地域連携の取

    ローカルとつながるアートセンター│EDIT LOCAL
  • 骨董の歴史をヒントにNFTとこれからの「価値」を問う。「デジタル骨董展」レポート | bound baw

    またたく間にアートや経済の文脈で盛り上がりを見せているNFT。無形のデータに対する高値の取引が注目の的にもなっているが、デジタルデータをクラウド上で保管するなど、所有のあり方が拡張した現代における「価値」とはなにか? に着目し、骨董の歴史をヒントに紐解きながら、これからの動向を探る展覧会「デジタル骨董展 これからの価値と所有を考える」が開催された。一体なぜ、NFTを語る上で、骨董が引き合いに出されたのだろうか? 他に類を見ないチャレンジングなその展示を訪れてみた。 骨董品とNFTという一見不思議な取り合わせに挑戦した「デジタル骨董展 これからの価値と所有を考える」が、ラフォーレ原宿のコミュニティスペース・BE AT TOKYOにて2022年10月29日〜11月13日に開催された。 「NFTアートは100年後の『骨董』になりうるか?」を問いに掲げ、骨董の価値と所有の歴史の変遷はNFTのそれに

    骨董の歴史をヒントにNFTとこれからの「価値」を問う。「デジタル骨董展」レポート | bound baw
  • バリアフリーの映画祭を通して、「その人のまま」でいられる社会に。作家・川内有緒さん×THEATRE for ALL・金森香さん | こここ

    バリアフリーの映画祭を通して、「その人のまま」でいられる社会に。作家・川内有緒さん×THEATRE for ALL・金森香さん こここインタビュー vol.12 ひとり時間に深くじっくり向き合うことも、大勢で賑やかに鑑賞することもできる映画やアート。鑑賞者それぞれが作品からどんなインスピレーションを得たのか、「みんなで」語る時間を持てたら、個々のユニークな感性と感性がまざり合う特別な楽しみを体験することもできます。 2021年2月に誕生したバリアフリー動画配信サービス「THEATRE for ALL(シアターフォーオール)」の活動から始まった「まるっとみんなで映画祭」は、異なる境遇の人々が共に作品を楽しみ、新たな対話を生み出すことを目的にした、リアル上映会を含むオンラインの映画祭です。 2回目の開催となる2022年は、7月から12月まで、『カメラを止めるな!』『寛解の連続』など約20点の映

    バリアフリーの映画祭を通して、「その人のまま」でいられる社会に。作家・川内有緒さん×THEATRE for ALL・金森香さん | こここ
  • 運慶からスカジャンまで 横須賀美術館が仕掛けた「市内との相互誘客戦略」

    運慶からスカジャンまで 横須賀美術館が仕掛けた「市内との相互誘客戦略」:運慶展+特別展「特集:井上文太 Inspirations」(1/5 ページ) 都心から電車とバスを乗り継ぐこと約1時間半。神奈川県横須賀市にある横須賀美術館では、日の彫刻史で、最も有名な作家といわれる運慶の作品から、ファッションアイテムの「スカジャン」まで地元の文化や魅力を最大限に生かしたユニークな展覧会が企画されている。 中でも記録的な観覧者数となったのが、開館15周年を記念した800年遠忌記念特別展「運慶 鎌倉幕府と三浦一族」(運慶展)だ。7月6日から9月4日までの約2カ月間で、5万人の観覧者を集めた。1000人以上が来場する日もあり、2007年4月の開館以来、史上3番目の観覧者数を記録。多くの人が詰めかけた様子は、「まるで東京ディズニーランドのようだった」(市の関係者)という。 同美術館の年間の観覧者数は11万

    運慶からスカジャンまで 横須賀美術館が仕掛けた「市内との相互誘客戦略」
  • YAU TENYAU STUDIOほか2022.5.20-27 - RealTokyo -CULTURE REVIEW SITE-

    撮影:吉田夏瑛 有楽町界隈でのアートによる創造的なまちづくり=アートアーバニズムを目指して2022年2月にスタートした「YAU」。その成果展「YAUTEN」が5月20 日~27 日に行われた。 アートを育む場として 様々な企画が展開するYAU の柱の一つは、若手を中心とするアーティストの作品群の展示(EXHIBITION)。いずれも有楽町の街を創作の場あるいはコンセプトにしたアート作品となっている。 例えばSO×丸尾隆一《Maruo:Landscape for 2 buildings at Yurakucho》《SO:Urbanism Ambience》は、YAU STUDIO のある有楽町ビルと新有楽町ビルという、2023年に取り壊されることが決まっている2棟のビルの間の“視点”に着目。有楽町の様々な音と共に、有楽町ビルの窓に貼られたスクリーンにビルの内外の様子を映し出した。 一方、小山

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  • 生活に根付いてこそ、文化は残っていく。“祈りの場”である太宰府天満宮が地域と歩んだ1100年とその先 - XD(クロスディー)

    紅白の梅のつぼみがほころぶ朝。福岡・太宰府天満宮の御殿の両脇から子どもたちが入っていき、御祈願を受けていた。「敷地内にある幼稚園の、2カ月に一度の誕生祭なんです。親御さんも一緒に、参列していただいています」と、第40代宮司の西高辻信宏氏が話してくれた。 学問の神様・菅原道真公が祀られている太宰府天満宮では、日国内・外から参拝者を迎える神社の営みのかたわら、新しい取り組みがいくつも動いている。 2006年から続けている「太宰府天満宮アートプログラム」には、これまでに日比野克彦氏やホンマタカシ氏らが参加。案内所兼売店には、中川政七商店とタッグを組んだお土産物が並ぶ。毎日執り行われる朝拝神事は、定期的にインスタライブで配信。また、西高辻氏はまちづくりやアートの切り口で、ビジネスカンファレンスにもよく招かれている。 「宮司を受け継ぐのは駅伝のよう。その時代時代で、地域の方々や社会とどう関係を築

    生活に根付いてこそ、文化は残っていく。“祈りの場”である太宰府天満宮が地域と歩んだ1100年とその先 - XD(クロスディー)
  • 美術館が、日常の豊かさを発見する場でもいい──「八戸市美術館」が市民とともに育む文化 - XD(クロスディー)

    パソコンで作業するノマドワーカーに、宿題をしている小学生。地面に座り込んで展示物をスケッチする中学生がいたかと思えば、館内を通り抜けるノルディックウォーク団体まで──。 そんな光景が広がる場所が、「美術館」だと聞いたらどう思うだろうか。 2021年11月にリニューアルオープンした青森県の「八戸市美術館」は、主に「美術作品を観に行く場」だったこれまでの美術館と一線を画し、「あらゆる人に開かれた場」として、美術鑑賞にとどまらない多面的な体験価値が生まれている。 八戸市在住の筆者は、リニューアル以前から新しい美術館を心待ちにしていた一人だ。いざオープンすると、市民らが主体的にさまざまな使いみちを見いだし、思い思いにその価値を引き出している。 「これからの美術館のあり方を模索しながら実践しています」と話すのは、プロポーザルから八戸市美術館リニューアルに携わり、館長を務める佐藤慎也氏。開館記念『ギフ

  • 「このままでは“アート後進国”のレッテルを貼られる」日本のアート振興に税制改正が必要なワケ アートコレクターの提言(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース

    5兆円といわれる世界の美術品市場。“文化大国”といわれ、美術展があれば長蛇の列ができる日はどれほどのものなのか。 実は、国内の美術品の市場規模は約2300億円(※2020年)。世界の市場規模における割合は約4%しかない。 世界3位の経済規模を持ちながら、なぜ日のアートマーケットは小さいままなのか。日を代表するアートコレクターも「日は“アート後進国”のレッテルを貼られてしまうのではないか」と日のアート産業の行方に危機感を抱く。 今後、日のアートマーケットを広げ、グローバル化するために何が必要なのか。コレクターたちの「提言」をもとに探る。 バスキア、カウズ、草間彌生、奈良美智に村上隆…。起業家で京都芸術大学客員教授の川崎祐一氏は、約750点もの現代アートを所有する。コレクション歴は10年。日を代表するアートコレクターの1人だ。 「アートを見るとその時の出来事が思い出せる。この作品

    「このままでは“アート後進国”のレッテルを貼られる」日本のアート振興に税制改正が必要なワケ アートコレクターの提言(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース
  • 「わかっている人」同士のコミュニティだけではもう成立しない。開館から1年の「ANB TOKYO」で山峰潤也が考えること

    ANB TOKYO「Encounters in Parallel」(2021)にて、山峰潤也。左=山華 《机上》、右=横手太紀《When the cat's away, the mice will play》、窓ガラスに長田奈緒《Two wipe marks(7F, ANB Tokyo)》 ──山峰さんはこれまで、東京都写真美術館や金沢21世紀美術館、水戸芸術館などの公立美術館で長く学芸員として活躍されてきました。しかし美術館から外に出て、2020年より東京・六木のアート・コンプレックス「ANB TOKYO」の共同代表を務めています。なぜ公立美術館を後にして独立した動きを目指したのでしょうか。 最初に勤務した東京都写真美術館は、学生時代にアルバイトしていたこともあって一番長く在籍していました。もともと、映像や舞台芸術、メディアアートを大学で学んでいたので、写真美術館の事業は自分の専門と

    「わかっている人」同士のコミュニティだけではもう成立しない。開館から1年の「ANB TOKYO」で山峰潤也が考えること
  • テキスタイルの町・富士吉田から、アート×産業の新たな可能性を発信。「FUJI TEXTILE WEEK 2021」が開幕

    テキスタイルの町・富士吉田から、アート×産業の新たな可能性を発信。「FUJI TEXTILE WEEK 2021」が開幕織物で知られる山梨県富士吉田市で、「織りと気配」をテーマに町のテキスタイル産業とアート表現の創造的な対話から、未来の産業とアートの新しい可能性を見いだす「FUJI TEXTILE WEEK 2021」がスタートした。10組の現代アーティストと富士吉田の16の機屋(はたや)が町を展示空間に多様に展開する。 文=坂裕子 展示風景より、大巻伸嗣《トキノカゲ》 撮影=吉田周平 山梨県・富士吉田は、その名の通り富士山麓に位置し、富士山からの清流を恵みに、1000年以上続く織物の町として栄えてきた。近代以降にはテキスタイル産業が町の重要な経済基盤となり、自然環境と密接に関わり合いながら発展してきたが、安価な輸入工業製品などに押され、最盛期には6000件を超えた機屋も現在200件近く

    テキスタイルの町・富士吉田から、アート×産業の新たな可能性を発信。「FUJI TEXTILE WEEK 2021」が開幕
  • アートは驕るな~地域とアートの関係を「山口ゆめ回廊博覧会」に見る

    アートは驕るな~地域とアートの関係を「山口ゆめ回廊博覧会」に見る「山口ゆめ回廊博覧会」の一環として、山口県宇部市にあるときわ遊園地を舞台に、メディア・アートで遊園地を彩る「TOKIWA ファンタジア 2021」が開催されている。アートが遊園地と溶け込むようなこのイベントを通じて見えてきた、観光事業におけるアートのあるべき立ち位置とは? 文=山内宏泰 展示風景より、指輪ホテル《モモイロペリカンフラクタル》 Photo by Satoshi Nagare 遊園地を彩る作品群が登場 「夜の遊園地」と聞いて人が期待する雰囲気、すなわち「愉しくて妖しい異世界」感が、みごとに表現されていた。 山口県随一の規模と人気を誇る「ときわ遊園地」で11月28日から始まった「TOKIWAファンタジア2021」(2022年1月16日まで)だ。 期間中は夜間に特別開園し、敷地内のそこかしこを光と音で彩るイルミ

    アートは驕るな~地域とアートの関係を「山口ゆめ回廊博覧会」に見る
  • 北斎の魅力とは何か? TikTokナビゲーターとともに見る「北斎づくし」展

    北斎の魅力とは何か? TikTokナビゲーターとともに見る「北斎づくし」展アートの面白さを伝えるべく、数多くの美術館やギャラリーがTikTokで展覧会の模様をLIVE配信するようになっている。現在、六木の東京ミッドタウン・ホールで開催中の特別展「北斎づくし」もそのひとつだ。日TikTokユーザーに向け8月13日に配信され、非常に好評だったTikTok LIVEの模様は、翻訳音声をつけて9月6日に約25ヶ国に向けてグローバル配信されることも決定した(PR)。 特別展「北斎づくし」は、その展覧会名のとおり日を代表する浮世絵師・葛飾北斎に特化した展覧会。彼の代表作である『北斎漫画』「冨嶽三十六景」『富嶽百景』の全頁・全点・全図を通期で展示するという、非常に大規模なものだ。 8月13日に開催されたTikTok LIVEでは、『北斎漫画』世界一のコレクターであり浦上蒼穹堂の代表の浦上満、そし

    北斎の魅力とは何か? TikTokナビゲーターとともに見る「北斎づくし」展