【わかっても相対論 第2章 はじめに光速度ありき】 目次へ 次へ進む 前へ戻る 1.アインシュタイン登場 さて、アインシュタインの登場である。 彗星のように物理学の世界へ登場したアインシュタイン。でも、『アインシュタイン=相対性理論』なのではない。 アインシュタインは、ノーベル物理学賞を受けているが、その時の功績は何だったか、ご存じだろうか?こんなことを尋ねるからには、相対論でないことはわかるであろう。実は、「光電効果」がそれである。 アインシュタインの「光電効果」が、日本に紹介された時、某新聞には、「写真電気効果でノーベル賞」と書かれたそうだ。なんだそりゃあ、と思う方、"Photo-Electric-Effect"を訳してみて欲しい。理解できますね。 金属の表面に光をあてると、そこから電子が飛び出して来る現象が「光電効果」である。アインシュタインはこの現象を説明したわけであるが、その