米ルイジアナ州で18日、原油分離器を搭載したはしけを見た後、報道陣からの質問に答えるケビン・コスナーさん(左)とBP関係者ら=ロイター 米南部沖のメキシコ湾で起きた原油流出事故で、国際石油資本の英BPは18日、俳優ケビン・コスナー氏が投資、開発してきた原油分離器を32台購入することを決めた。複数の米メディアが報じた。 コスナー氏の原油分離器は、汚染された海水を吸い上げ、遠心分離の原理で99%近く原油と水に分離できるとしており、1機約50万ドル(約4500万円)。1989年のアラスカ沖の原油流出事故をきっかけに開発を始めたという。連邦議会の委員会に17日出席して、今回の事故で活用するよう訴えていた。 コスナー氏は海洋や環境問題に関心が深く、温暖化した未来世界を描いた「ウォーター・ワールド」(95年)では、製作・主演を務めた。 BPは、映画「アバター」で知られるジェームズ・キャメロン監