【後編】Winnyは世界レベルの技術,NGNは21世紀のキャプテンシステムだ インターネットイニシアティブ 代表取締役社長 鈴木 幸一氏 >>前編 3月からNTT東西がNGNの商用サービスを始める。どのように見ているか。 NGNは電話事業者の発想で,21世紀の“キャプテンシステム”(注:1984年に当時の電電公社が始めた文字と静止画による通信サービス)と呼べるものだ。電話とインターネットの“いいところ取り”を狙っているようだが,基盤技術の哲学が違う以上,うまくいくはずがない。 映像配信がNGNの目玉サービスの一つのようだが,インターネット経由のテレビ向け動画配信サービス「アクトビラ」と何が違うのか分からない。インターネットの帯域は結構広いし,映像のエンコード技術が進んでいる。テレビ映像の配信に必要な帯域は6Mビット/秒程度だ。 セキュリティなど現在指摘されている問題は,インターネットの中で
好奇心が旺盛な人は、目の前にある物事について反射的に考えてしまいます。わたしもそうです。暇でしょうがないときはそれでもいいのですが、いろいろ思案した挙げ句、何も得られなかったということも多いのではないでしょうか。学校で「考えたり、議論することはいいことだ」という刷り込みをされたせいか、考えること、議論していることで、何かやった気がしてしまいますが、やはり考えるべきことと、そうでないことがあるように思えます。 要領のいい人というのは、わりとオンオフがあって、優先順位の低いものについては考えずにさらっと流してしまいますが、今日は、どうやって「考えるべき問題」と「考えてもあまり意味のない問題」を分けるかについて考えていきたいと思います。 たとえば、「超能力によるスプーン曲げ」は本当かどうかという問題だと… よく、中学生のときに超能力はあるかないかについて話し合っていたものです。スプーン曲げが本当
今年に入って、俄かに注目を集めている認証プロトコル「OpenID」。この2月、シックス・アパート、日本ベリサイン、野村総研の3者が、その普及を目的とした「OpenIDファウンデーション・ジャパン(仮称)」を旗揚げしたのは周知の通りだ。 「OpenID」が広まれば、複数のサイトに単一のID/パスワードでログインすることが可能となる。増え続けるID/パスワードの管理に頭を痛めていたユーザーにとっては朗報といえるだろう。 しかしユーザー情報を一元化することには危険もある。万一、漏洩が起きた場合、利用中のサービスすべてに不正ログインされる懸念があるからだ。セキュリティは万全といえるのか。実際のところを訊いてみた。 「セキュリティの問題は、こうしたシングルサインオンシステム全体の課題ではあります。しかし一般的なユーザーの場合、平均20余りのサイトに登録しているのですが、統計上では、同一、かつ類
五月四日で寺山修司没後二十五年。学会だのシンポジウムだの寺山研究が本格化するようだが、これを機にぜひ研究を深めていただきたい。特に寺山の盗作疑惑についてだ。田澤拓也『虚人 寺山修司伝』(文春文庫)、長尾三郎『虚構地獄 寺山修司』(講談社文庫)という入手しやすい本がありながら、なぜか寺山の盗作疑惑はほとんど論じられないからだ。両著に挙げられた例を見てみよう。 寺山の短歌は先人の俳句と酷似している。・わが天使なるやも知れぬ小雀(すずめ)を 撃ちて硝煙嗅(か)ぎつつ帰る(寺山)・わが天使なるやも知れず寒雀 (西東三鬼)・向日葵(ひまわり)の下に饒舌(じょうぜつ)高きかな人を 訪わずば自己なき男(寺山)・人を訪わずば自己なき男月見草 (中村草田男) 以上はほんの一例である。発覚当時は大スキャンダルになり、模倣小僧とか、寺山こそ自己なき男じゃないかとか、叩かれた。 短歌のほかにドラマでも、イヨネス
4月1日。いつもは大忙しの東京地裁も、この日は職員の人事異動の発令日に当たるため、刑事裁判の法廷が開かれたのは1つだけだった。20席ほどの傍聴席はすぐに埋まったが、ここで、今まで見たことのない光景が繰り広げられた。 「4月1日に裁判があるのはここくらいかもしれないですねえ」。何と、裁判官が傍聴人に向かって直接話しかけてきたのだ。傍聴人は裁判に直接参加できるわけではなく、法廷内の傍聴人席には木製の柵(さく)も設けられている。裁判の当事者でない傍聴人が裁判官とやりとりするというのは、異例中の異例だ。 この法廷で開かれたのは、すべての審理を1回の公判で終えて判決となる「即決裁判」だ。 即決裁判は平成18年10月に始まった比較的新しい制度で、大麻や覚醒(かくせい)剤の自己使用、万引(窃盗)、外国人の不法滞在といった、罰金刑や執行猶予が見込まれる比較的軽微な事件の初犯が対象だ。被告が同意することを前
□患者の“交通整理” ■専門医へのルート必要 増える救急搬送。しかし、中には緊急性の薄い患者の119番通報もあるようです。自治体の中には、本当に救急搬送の必要な患者のために、患者を“交通整理”するところもあります。さらに、病院の受け入れ拒否をなくすには、患者を専門医につなげるルートが確保されていることが必要。病院間、自治体同士の連携の動きも出てきました。(北村理) JR川崎駅に近い川崎市医師会館の一室にある「市救急医療情報センター」。日中は医師会職員2、3人、夜間は消防OBの職員2人が対応する。 「事故ですか? 足を負傷、頭も痛い? 最寄りの病院を聞いてみます」 「最寄りの病院にあたったところ、大きな病院の方がよいということなので、別病院をあたります」 「○○病院が受け入れるといっています。××駅からすぐですので、そちらにおいでください」 365日24時間、市民からの相談を受け、1日平均1
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