民主党の鳩山由紀夫代表が23日に衆院選応援のため訪れた東京・谷中の商店街で、150円のメンチカツを千円札を出して買ったものの釣り銭850円をもらい損ね、近くで見ていた人から「有権者の買収を禁じた公職選挙法違反に当たる」と指摘されていたことが分かった。 応援を受けた民主党候補の事務所スタッフが25日に店に出向き、鳩山氏に代わって2日遅れで釣り銭を受け取る予定だ。 鳩山氏は23日午後に「谷中銀座」を練り歩いた際、報道陣を前に、「勝つ」に引っかけた「縁起担ぎ」でメンチカツをほお張るパフォーマンスを行った。 しかし、人込みに押されて身動きが取れず、釣り銭を受け取れないまま立ち去らざるを得なくなった。自身の選挙区ではなく額も小さかったが、「誤解を招く」として受け取りに行くことを決めた。