富山市北部を走る路面電車「ポートラム」に19日から、車内アナウンスや観光案内を行うアテンダント(乗務員)が乗り込む。 富山県内の公共交通機関では初の取り組み。初日には富山駅北電停で出発式を行う。 ポートラムを運営する富山ライトレールによると、乗客へのサービス向上を目指し、国の緊急雇用創出事業を活用して24〜31歳の女性4人を採用。平日16便、休日15便に1人ずつ乗り込み、高齢者や障害者の乗降を助けたり、乗車券の利用法を説明したりする。イベント参加などでポートラムや富山市の観光PRにも一役買う。 乗務開始に先立ち、アテンダント4人は同市役所を訪れ、シルバーのジャケットに黒のキュロットスカートのユニホーム姿を披露。森雅志市長は「みなさんに会いたいから乗ったという人が出たら最高だ」と期待感を示した。アテンダントの1人、島田千春さん(31)は「笑顔を大事にしたい」と抱負を語った。 アテンダント乗務