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本に関するvertvertvertのブックマーク (26)

  • フランスとロールズ - Shigeki’s blog

    ジャン=ピエール・デュピュイという人の『犠牲と羨望』というを読んでいる。タイトルを見ると何のだろうか、と思うだろうが、割としっかりとした、スミス、ハイエク、そしてロールズとノージックについての分析である。 ちなみに西欧諸国のうち、ロールズの翻訳がもっとも遅れたのはフランスである。今でも、ロールズ研究の先進国とは言いがたい。そのフランスにあって、このデュピュイは早くからロールズの『正義論』の意義を評価してきた研究者である。その意味からいえば、スミス、ハイエク、ロールズ、ノージックというのは、フランスにおける「わず嫌い」選手権の間違いなく上位にあがる思想家ばかりであり、このはそのようなフランス思想界の「鈍感さ」に対し、厳しく再考を促すものである。 とはいえ、デュピュイは、単純にロールズを評価しているわけではなく、当然、その評価はきわめて両義的である。ロールズらは、フランスで思っている

    フランスとロールズ - Shigeki’s blog
    vertvertvert
    vertvertvert 2009/12/22
    Jean-Pierre Dupuy:Libéralisme et justice sociale:Le sacrifice et l'envie
  •  ブルデューの資本概念 - 社会学徒の研究(?)日誌 “A quoi sert la sociologie ?”

    ブルデュー研究 先日ブルデューのハビトゥス概念について書いたので、今度は資概念について書いてみます。ブルデューの資概念ですが、日で論じられてきたものは(おそらく)ほとんどか全てが間違っているというのが僕の見解です。(念のために言っておくと、ブルデューの弟子筋の研究者とブルデューの基礎概念に関する理解を共有しているのは、日語を使って研究している者の中では僕だけかもしれません。日の長老たちは、どうしてもこの資概念が理解できないようです。) なぜ間違っているかというと、大事な前提の一つが常に抜けているからです。それとは、ブルデューの資概念と界概念とは、1971年以降セットで考えられるようになったということです。ブルデューはのちに、「資は界なしには存在することも機能することもできない」とまで言うようになります(『リフレクシヴ・ソシオロジーへの招待』)。逆に、1970年以前のブルデュ

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    vertvertvert 2009/12/22
    Bourdieu
  • 2009-12-16

    お客様の半分以上が編集者ってどういうことなの……。 ついでになぜか仁平典宏さんが来ていました。 配布はしなかったものの用意しておいたメモに基き、当日しゃべったことのアウトラインを公開します。 ========= 社会学の居場所              稲葉振一郎 1 なぜ拙著『社会学入門』は『社会学という教養』というタイトルにならなかったのか? → ベタベタで洒落にならないから避けた。 → なぜ「社会学」は「教養」と親和的なのか? 社会学は人文(科)学か(社会)科学か? 人文(科)学とは何か? 社会学の対象=社会的に共有された意味の体系 社会学の野望=その(変容可能性の)一般理論 →それは不可能である。 ではこの野望はナンセンスだったのか? No and yes. 2 「工学」――既知の法則一定との仮定の下、今後の状況を積極的に予測・構築 「科学」――状況の定常性の仮定の下、その背後の未

    2009-12-16
  • 梅原猛編 「脳死は、死ではない。」 で一つの病根に触れる | A VIEW FROM PARIS パリから観る --- Le savoir, c'est le salut ---

    2001年、突如フランス語に目覚め世界が広がる。日常の偶然を愛し、そこから物語を紡ぐのが人生との思いに至る。ここでは2007年秋から始めたパリ生活を綴ります。paul.ailleurs@gmail.com by paul-paris

    梅原猛編 「脳死は、死ではない。」 で一つの病根に触れる | A VIEW FROM PARIS パリから観る --- Le savoir, c'est le salut ---
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    vertvertvert 2009/12/22
    (専門家が)Denkkollectivの中に安住し、そのために過ちを犯す可能性。(哲学は)生活に必要不可欠、その欠如が多くの問題を生む。(対談)五木寛之・死を迎え入れる思想の必要。
  • 四半世紀前の 「科学文明に未来はあるか」 を読む | A VIEW FROM PARIS パリから観る --- Le savoir, c'est le salut ---

    2001年、突如フランス語に目覚め世界が広がる。日常の偶然を愛し、そこから物語を紡ぐのが人生との思いに至る。ここでは2007年秋から始めたパリ生活を綴ります。paul.ailleurs@gmail.com by paul-paris

    四半世紀前の 「科学文明に未来はあるか」 を読む | A VIEW FROM PARIS パリから観る --- Le savoir, c'est le salut ---
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    vertvertvert 2009/12/22
    “科学は価値判断することはなく、自己増殖的に進んでいく。”“一般的に科学者は価値についての視点を持っていないことが多いので…”“また一般の人は科学技術の恩恵に浴することに注意が行くだけで”
  • 山田昌弘『希望格差社会』

    山田昌弘『希望格差社会』 カバーのカエシについている解説が書の内容を端的に表している。 「職業・家庭・教育、そのすべてが不安定化しているリスク社会日。 『勝ち組』と『負け組』の格差が、いやおうなく拡大するなかで、 『努力は報われない』と感じた人々から『希望』が消滅していく。 将来に希望がもてる人と、将来に絶望している人の分裂、 これが『希望格差社会』である」 書の内容は1章「不安定化する社会のなかで」に集約されている。 「リスク化」(いままで安全、安心と思われていた日常生活が、リスクを伴ったものになる傾向)と、「二極化」(戦後縮小に向かっていた様々な格差が、拡大に向かうこと)というふたつをキーワードとして、希望格差を生み出す過程を描く。すなわち「『量的格差(経済的格差)』は『質的格差(職種やライフスタイルの格差、ステイタスの格差)』を生み、そこから『心理的格差(希望の格差)』につなが

  • 岩田正美『現代の貧困』、および「前衛」07年7月号

    岩田正美『現代の貧困』、および「前衛」07年7月号 格差とは貧困の問題だ ぼくは斎藤一なる「社会問題研究家」の一文を評して、 「格差を否定する議論や肯定する議論がかまびすしいなか、『格差』を問題にするだけでは単にその問題を解決できず、『格差という相対的把握に、最低生活という絶対的視点を導入する必要がある』『「貧困」という視点から格差の拡大をとらえ直さなければならない』とする。『不平等は、社会の他の構成員の不利益を招かない限りにおいて、是認される』というロールズの正義論を逆説的にひいて、“どこまでが耐えられる貧乏か”を考えないといけないという。斎藤が設定するのは生活保護ラインである(生活保護を受けないで最低限の生活するためには、税や社会保険などで生保世帯の所得の×1.4が必要という)。斎藤の試算では、生保ライン以下の世帯は生保世帯以外にも勤労層のなかに大量に存在し(斎藤は1割とみている)、高

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    vertvertvert 2009/12/11
    やっと今頃読む。
  • 書評:『帝国の条件』 (1) - 草食系大学院生の読書日記

    帝国の条件 自由を育む秩序の原理 作者: 橋努出版社/メーカー: 弘文堂発売日: 2007/04/05メディア: 単行購入: 1人 クリック: 46回この商品を含むブログ (31件) を見る こののなかの橋努の意図は、通俗的なネオコン・ネオリベ批判を退け、 「洗練されたネオコン」+「洗練されたネオリベ」=「良い帝国」という言説を形成することだ。 言うまでもなく、近年ネオコンとネオリベは大変に評判が悪い。 ここ二十年間のアメリカ一極支配を支えてきたこの政治的・経済的思想は、 アメリカのアフガン・イラク統治の失敗とサブプライム・ローン・バブルの破綻によって、 もはや時代遅れになったと一般的に考えられている。 しかし、橋はこの思想的潮流に対して異を唱える。 果たしてネオコンやネオリベとはそれほど簡単に批判に敗れてしまう思想であろうか? 否、ネオコンやネオリベはもっと深く、現代社会に生き

    書評:『帝国の条件』 (1) - 草食系大学院生の読書日記
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    vertvertvert 2009/12/09
    帝国の条件 自由を育む秩序の原理 幸福度調査に関連するか。
  • ラディカル・オーラル・ヒストリー(続) - 梶ピエールのブログ

    既成のアカデミックな歴史学への批判(否定ではない)的姿勢を崩さず、アボリジニ達の「ケネディ大統領が俺達の村にやってきた」というような「語り」を、単に史実と異なる誤りや、彼らが信じている神話の一種だとして切って捨てるのではなく、まず「歴史的実在」として受け止めよ、と主張する保苅実の立ち位置は、一見社会構築主義的な近代批判に極めて近いもののように思われがちだし、実際彼が生前一緒に活動していた人々にはそういった立場の人が多いようだ。 このにも時々そういった文化左翼的な背景に立ったやや硬直的と思われる政治的発言をしている箇所があり、そこははっきり言ってあまり評価できない。ただ、それでも僕は彼の著作からは大きなインパクトを受けた、と言わざるを得ない。それは、スピヴァクが自省をこめて語っているように多くのカルスタ・ポスコロの理論家が「フィールドから離れてサロン的文学論を展開しているだけ」にとどまりが

    ラディカル・オーラル・ヒストリー(続) - 梶ピエールのブログ
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    vertvertvert 2009/11/29
    保苅実『ラディカル・オーラル・ヒストリー』
  • Claude Lévi-Strauss : l'écrivain, l'algébriste et l'écologiste

  • 水村美苗『日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で』を読む。 - 【海難記】 Wrecked on the Sea

    来年も作りたい!ふきのとう料理を満喫した 2024年春の記録 春は自炊が楽しい季節 1年の中で最も自炊が楽しい季節は春だと思う。スーパーの棚にやわらかな色合いの野菜が並ぶと自然とこころが弾む。 中でもときめくのは山菜だ。早いと2月下旬ごろから並び始めるそれは、タラの芽、ふきのとうと続き、桜の頃にはうるい、ウド、こ…

    水村美苗『日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で』を読む。 - 【海難記】 Wrecked on the Sea
  • 『移民の子供たちの運命』 | L'art de croire             竹下節子ブログ

    LE DESTIN DES ENFANTS D'IMMIGRÉS. de Claudine Attias-Donfut et François-Charles Wolff. Stock, 忘れないうちにメモっとこう。 信頼できるらしいエコノミストと社会学者が書いた上記のタイトル『移民子弟の運命』のに拠れば、フランスの6000人の移民とその子孫2万人の統計では「移民の子弟=失業、犯罪、暴動」という昨今の報道のされ方は全く事実を反映していないらしい。 私は、フランスのユニヴァーサリスムに基づいた移民の同化政策を支持している。フランス語の習得(フランス文化の享受可能性)と、普遍的人権を掲げる共和国主義への合意ということであって、別に、みんなが同じように横並びになれというわけではない。第一、生粋のフランス人ほどそういうのが最も苦手である。 これに対して、近年は、マイノリティ側に、コミュノタリスム

    『移民の子供たちの運命』 | L'art de croire             竹下節子ブログ
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    vertvertvert 2009/11/29
    Le destin des enfants d'immigrés. de Claudine Attias-Donfut et Franàois-Charles Wolff ユニヴァーサリズムに基づく移民政策の大切さ
  • Marianne 2 : Guide sur la finance, banque, trading en ligne

    Petit guide informatif sur la finance en ligne Marianne2 est un portail d’informations qui couvre des domaines aussi variés que la banque en ligne, l’assurance, le trading en ligne, le crowdfunding, les cartes bancaires ou encore l’épargne… Nos équipes de spécialistes s’occupent d’analyser et de vous retransmettre toutes les informations afin de rendre ces nouvelles tendances accessibles à tout le

    Marianne 2 : Guide sur la finance, banque, trading en ligne
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    vertvertvert 2009/11/28
    La France des travailleurs pauvres.
  • 読書 - tamuraの日々の雑感

    ヤン・エルスター(染谷昌義訳)『合理性を圧倒する感情』勁草書房、2008年。 買った時から何度か少し読んでは、あるいは原著をちらっと読んではよくわからず挫折していたけど、このたび読了。めでたい。 合理性を圧倒する感情 (ジャン・ニコ講義セレクション) 作者: ヤンエルスター,染谷昌義出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2008/12/19メディア: 単行購入: 4人 クリック: 84回この商品を含むブログ (13件) を見るう〜む、この淡々とした記述は、エルスターらしいというべきなのか。 しかし、こういうタイプの「政治」哲学・思想系の研究者は、日にはほとんどいないと思う。何人か出てきてもよいと思うのだけど。 とりあえず、以下の部分をメモ。エルスターにとっては、感情などのstrong feelingは、「合理性」を妨げる可能性があるもの。 反対に、ストロング・フィーリングは、認識をさえ

    読書 - tamuraの日々の雑感
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    vertvertvert 2009/11/27
    Jon Elster ヤンで落ち着いた? 「臓腑の感じ」やっぱり気になる。
  • 訂正:増刷のお知らせ - 社会学者の研究メモ

    社会学増刷、実はこっちでした...。(勘違いです。すみません。)モダニティと自己アイデンティティ―後期近代における自己と社会作者: アンソニー・ギデンズ, 秋吉美都, 安藤太郎, 筒井淳也出版社/メーカー: ハーベスト社発売日: 2005/05メディア: 単行購入: 2人 クリック: 42回Amazon.co.jpで詳細を見るこちらはおかげさまでよく売れています。ギデンズのだから、というのが大きいのでしょうが、内容としても十分に興味深いです。特に後半。趣旨を短く言うと、後期近代社会では、内的準拠性が飽和してライフ・ポリティクスが登場するが、ライフ・ポリティクスは根的に矛盾した状況で追求されざるを得ないというもの。わけわかんないですね。趣旨を日語でわかりやすく言い換えてみます。近代化とは、目的(道具的)合理性(内的準拠性)の浸透だった。この合理性は、与えられた目的(生産性など)に対し

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    vertvertvert 2009/11/27
    ギデンズ『モダニティと自己アイデンティティ』:ギデンズとウェーバーの類似性:プロテスタンティズム
  • 1985年に出た本 - Living, Loving, Thinking, Again

    承前*1 教育社会学を学ぶ人のために 作者: 柴野昌山出版社/メーカー: 世界思想社発売日: 1985/06メディア: 単行 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る 手許に柴野昌山編『教育社会学を学ぶ人のために』(世界思想社、1985)がある。目次を書き出してみる; まえがき 序章 教育社会学の基的性格(柴野昌山) 第1章 教育社会学の歴史的展開(田中一生) 第2章 教育社会学の研究方法――解釈的アプローチについての覚え書き――(山村賢明) 第3章 家族の体系と社会統制――家族における伝達の社会学――(萩原元昭) 第4章 社会変動と子供観の変遷――子供観の社会学――(徳岡秀雄) 第5章 子どもの社会化と準拠者――社会的オジの不在について〈子どもの社会学〉――(亀山佳明) 第6章 学校組織の社会的機能――学校の社会学――(石戸教嗣) 第7章 学校文化と生徒文化――生徒の社

    1985年に出た本 - Living, Loving, Thinking, Again
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    vertvertvert 2009/11/24
    『教育社会学を学ぶひとのために』“階級とか階層が全く出てこない”
  • 読書 - tamuraの日々の雑感

    下記の『新編 日フェミニズム4』所収の村田論文で言及されていた、江原由美子「家事労働を『強制』するメカニズム」小倉利丸・大橋由香子編著『働く/働かない/フェミニズム』(青弓社、1991年)を読んでみる(こんなも持ってきているのだった)。 働く/働かない/フェミニズム―家事労働と賃労働の呪縛?! (クリティーク叢書) 作者: 小倉利丸,大橋由香子出版社/メーカー: 青弓社発売日: 1991/09メディア: 単行購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (5件) を見るごく短い論文というか、小倉利丸氏との対談への小倉氏による「補足」へのコメント、という形式の文章なのだけれど、江原氏の鋭い視点がよく表現されている。言及されていた部分だが、この箇所。 男性たちは、女性たちが学んでいる活動の必要度への認知を、けっして真面目には受け取らない。女性から学ぼうとはしない。実のところ、この

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    vertvertvert 2009/11/21
    どっぷり実感してます。
  • 『高学歴ワーキングプア「フリーター生産工場」としての大学院』: FRENCH BLOOM NET-INFO*BASE

    管理人:cyberbloom ★FRENCH BLOOM NET は「フランス」の情報化のプロジェクトです。具体的には、フランス語を学ぶ人やフランスに関心のある人のために、フランス関連情報を記事にして、カテゴリー別に蓄積しています。週末には「週刊フランス情報」と題して1週間のフランス関連ニュースをピックアップしています。この他にもサイトを運営しています。 □精鋭ライターによる投稿サイト:FRENCH BLOOM NET □仏検&フランス語学習サイト:FRENCH BLOOM CAFE □音楽専用サイト:FRENCH BLOOM MUSIC □インスタントストア:FRENCH BLOOM STORE ★当方、大学でフランス語を教えているメンバーを中心としたグループです。詳細やお問い合わせに関しては「ABOUT & PROFILE」をご覧ください。 ABOUT & PROFILE(1) フラン

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    vertvertvert 2009/11/14
    高学歴ワーキングプア「フリーター生産工場」としての大学院
  • J.M.G. Le Clézio - Audiovisuel Multimédia - Campus FLE Education

    Depuis longtemps, Jean Marie Gustave Le Clézio enchante ma vie. Je suis heureuse qu'il ait reçu dernièrement le prix Nobel de littérature, ce qui est amplement mérité. Pour ceux qui ne l'ont jamais lu, courrez à la première librairie pour vous procurer "L'inconnu sur la Terre" ou "Désert". Vous ne serez pas déçus, parole de sourire!!! Extraits choisis de "L'inconnu sur la terre" Ecrire seulement s

    J.M.G. Le Clézio - Audiovisuel Multimédia - Campus FLE Education
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    vertvertvert 2009/11/14
    Le Clézio
  • Le Clézio, le legs maternel - Libération

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    vertvertvert 2009/11/14
    Le Clézio Ritournelle de la faim