大手自動車メーカーなど企業3社のインターネットサイトが昨年末、何者かに改ざんされ、同じ新型コンピューターウイルスを埋め込まれていたことが分かった。 閲覧するだけで別の不正サイトに移動し、そのパソコンが感染する恐れのある「ガンブラー」というウイルスで、すでに発表されているJR東日本のサイト改ざんと同型。サイト閲覧者は4社合わせて延べ約6万6000人に上り、独立行政法人「情報処理推進機構」は「感染すると情報漏えいの恐れもある」と注意を呼びかけている。 新たに改ざんが確認されたのは、ホンダの乗用車「ストリーム」や信越放送の公式サイト、ラジオ関西のアニメ声優などを特集するサイト「アニたまどっとコム」。各社によると、ホンダでは、改ざんされていた先月18〜21日に約5000人が閲覧。信越放送は同26〜28日に改ざんされており、約5400人がアクセスした。ラジオ関西は感染した同15〜16日に約600