内閣府 @cao_japan 【高市大臣・記者会見】本日(2月16日)の動画を掲載しました。 [冒頭発言] 令和6年度当初予算案・令和5年度補正予算における科学技術関係予算、学術論文等の即時オープンアクセスの実現に向けた基本方針 [質疑応答] 日本オープンイノベーション大賞 等 gov-online.go.jp/press_conferen… 師茂樹 MORO Shigeki @moroshigeki 「学術論文等の即時オープンアクセスの実現に向けた基本方針」(令和6年2月16日、統合イノベーション戦略推進会議決定)によれば、「公的資金による学術論文等の即時オープンアクセス」を「義務づける」とのことだが、即時オープンアクセスの対象は「査読付き学術論文」と「根拠データ」とのこと。
必要な論文が読めない――。学術誌の購読料が高騰し、購読契約を打ち切る大学が出ている。それならばと近年、論文をインターネット上で無料公開する見返りに「掲載料」を取る出版社が増え、研究者から「二重取りだ」と不満が高まっている。 学問の成果は人類の共有財産ともいうべきもの。「出版社はもうけすぎ」との批判も聞かれる。出版社側はどう考えているのか。国際科学誌のトップに君臨する「ネイチャー」発行元の日本法人社長を直撃した。 「研究者サポートが役割」 取材に応じたのは、英国とドイツに拠点を置く学術出版大手「シュプリンガーネイチャー」の日本法人社長、アントワーン・ブーケ氏。東京都港区の同法人オフィスでインタビューすることができた。 「私たち出版社の役割は研究者のサポートだ。研究者が研究し、迅速かつ効果的に出版できるよう支援するサービスを提供している」。穏やかな口調で切り出したブーケ氏はこう続けた。「研究サ
「太郎は花子が好きだ」をコンピュータに意味理解させました 「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」批評5 「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」には、コンピュータで文の意味を理解できない例がいくつか挙げられていますので、まずは、それらを紹介します。 「私はあなたが好きだ」と「私はカレーが好きだ」との本質的な意味の違いも、数学で表現するには非常に高いハードルがあります。(p.119) 一部のAI研究者は、・・・ たとえば、「机の上にリンゴと鉛筆がある」という文に対して、実際に机の上にりんごと鉛筆がのっている画像を合成できたら、それはAIが文の意味を理解したことになると主張します。 本当にそうでしょうか? では、「太郎は花子が好きだ」はどんな画像にするのでしょう。(p.137) 「太郎は花子が好きだ」という文は、まさにその通りの意味で、何か他のものに還元することはできません。 「花子
HOME > 自然言語処理 > そもそも、コンピュータが意味を理解するとは? 「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」批評3 自然言語処理では、今まで、どのような処理が行われてきたのか。 「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」で、新井紀子教授は、以下のようにまとめています。 AIが文章を論理的に読めるようになるとしたら、まずは文がどこで区切られるか、つまり文節が理解できなければなりません。 それができたら、「何がどうした」という主語と述語の関係や修飾語と被修飾語の関係を理解しないければなりません。 これを「係り受け解析」と言います。 また、文章には「それ」「これ」といった指示代名詞が頻繁に出てきますから、指示代名詞が何を指すかも理解できなければなりません。 それを「照応解決」と言います。(p186) 東ロボくんは、これらの処理を大学の入試問題に適用して、代名詞が何を指すかといった
「東ロボくん」の目的は、AIにはどこまでできて、どうしてもできないことは何かを解明することでした。 そのためには、AIにできる能力を網羅的に調べないといけません。 新井教授は、能力を網羅的に調べるには、大学の入試問題が最適だと考えたようです。 大学で最も難しいのは東京大学です。 そこで、AIで東大合格を目指せば、AIに何ができて、何ができないか解明できると考えたようです。 こうして始まったのが「東ロボくん」プロジェクトです。 東ロボくんプロジェクトで、どうしてもAIにできなかったのが文章の意味理解でした。 そこから、 AI時代に生き残る人材とは、文章を理解できる人材だ そう結論付けました。 そこで、今度は文章の読解能力を測定するテストを開発し、子どもたちの読解能力値を測定したそうです。 すると、驚くほど、読解能力がない子どもが多かったそうです。 このテストですが、偏差値の高い大学の学生ほど
現在、AI関連の書籍で、「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」という本が売れているようです。 著者は、AIロボを東大に合格させる「東ロボくん」というプロジェクトで有名な新井紀子教授です。 「東ロボくん」プロジェクトには、当初から興味があったので、さっそく読んでみたのですが、自然言語処理の浅い理解や、「知能=偏差値」という思い込みなど、著者の主張には首をかしげざるを得ないことが多かったので、今回から何回かにわけて、本書について解説していきます。 AIが、大学の入試問題を解くとなると、数学や歴史の穴埋め問題なら勝算はあると思いますが、一番苦戦するのは国語です。 なぜなら、現在の自然言語処理では、文章の意味を理解することができないからです。 英語の翻訳なら、意味を理解できなくとも、それらしい翻訳を作り出すことは不可能ではありませんが、文章の意味理解そのものを問う国語の問題があるかぎり、東大
新井紀子 『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』 : 文章が読めない人は〈カモ〉られる : 新井紀子批判 書評:新井紀子『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』(東洋経済新報社) なかなかショッキングなタイトルです。 「AI」は世間の注目が集まっている研究分野ですし、本書の後半では、ぐっと身近な「教科書が読めない子どもたち」の問題が取り上げられており、そこが多くの読者の危機感を煽り、その一方で共感を得る要因ともなっているようです。 これは何を意味するのか。 要は、自分自身は「教科書が読めない子ども」でも「文章を読めない大人」でもなく、ひたすら「基本的読解力のない人たち(他者)」の存在を「危惧する側の人間」だと思い込んでいる(思い込まされている)人たちが少なからずいて、そういう人たちが、本書に説得される、ということではないでしょうか。 しかし、「本書に説得される人」たちが、本当に「
◎子を持つ親、教員、出版人のためのChatGPT入門◎ まず次の「アミラーゼ問題」を考えてみてください。 ●アミラーゼ問題 次の文を読みなさい。 アミラーゼという酵素はグルコースがつながってできたデンプンを分解するが、同じグルコースからできていても、形が違うセルロースは分解できない。 この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい。 セルロースは( )と形が違う。 (1)デンプン (2)アミラーゼ (3)グルコース (4)酵素 正解はこの記事の途中(2.問題文が読めないと問題は解けない)で紹介します。 目次: 1.ChatGPTは習わぬ経を読む門前の小僧 2.問題文が読めないと問題は解けない 3.書き言葉は学習によってしか習得できない 4.エルサレムのアイヒマンとChatGPTのリスク さて、この記事のポイントは、次の内容となります。
Published 2023/04/07 17:13 (JST) Updated 2023/04/07 17:29 (JST) 人工知能(AI)を活用した対話型ソフト「チャットGPT」を規制する動きが世界で広がっている。イタリアが先月、一時的な使用禁止に踏み切ったのに続き、ドイツやフランスでも規制論が浮上。作成された論文を盗作扱いする米科学誌もある。開発元の米オープンAIは対応に追われている。 質問すると自然な文章を作成して回答するチャットGPTは、資料やメール作成、データ収集などを効率化できるとして企業の間でも導入へ期待が高まっている。 AP通信によると、イタリアでは利用者のインターネット上のやりとりなどが他の利用者に公開され、プライバシー侵害などへの懸念から規制当局が禁止に踏み切った。 チャットGPTが回答の精度を上げるために本人の同意なく大量のデータを収集することは、EUの「一般デー
オックスフォード大のマイケル・A・オズボーン教授=東京都渋谷区で2023年1月27日午後3時58分、辻本知大撮影 「今後10~20年以内に47%の仕事が機械に奪われかねない」。2013年に発表された一本の論文が世界に衝撃を与えた。タイトルは「雇用の未来」。AI(人工知能)の急速な発展が世界を変えると予測した意欲作だ。あれから10年。見通しは正しかったのか。共著者の英オックスフォード大、マイケル・A・オズボーン教授に聞いた。【聞き手・辻本知大】 Eコマース、事務自動化「予測通り」 ――「雇用の未来」の予測は当たりましたか? ◆一部は正しかったが、一部は間違っていたというのが現時点での評価でしょう。Eコマース(電子商取引)の発展は予想通りでした。AIが事務仕事を自動化するとの指摘も、コールセンターなどで一部実現しています。予想を完全に上回った分野もあります。その代表が(膨大な言語を学習し、文章
本学会は、文部科学省「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果について (令和4年12月13日)」(リンク)に抗議をします。文部科学省は、ゲームをプレイすること、インターネット、スマホを使用すること、新聞を読まないことによって発達障害「的」な児童が増えると主張していますが、これは、科学的エビデンスに基づかない記述です。エビデンスに基づいた政策立案と運用が求められる行政府が、このような非科学的な主張をすることは断じてあってはいけません。 本学会は当該文書に含まれる該当箇所の削除または訂正を求めます。 調査の概要 文部科学省が行った調査は、各クラスに学習・行動・情緒の問題を抱える児童がどのくらい存在するか、という質問に担任等の教員が答えるというものです。文部科学省が述べるように「学級担任等による回答に基づくもので、発達障害の専門家チームによる判断や医師による診断
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
インド東部オリッサ州の6研究機関に所属する複数の研究者が、全文を盗用した疑いのある論文を少なくとも207本、同じ国際学術誌に掲載していることを毎日新聞が確認した。東京大や京都大など日本の研究者の論文6本も盗用されていた。 学術誌は、ずさんな審査(査読)で論文を掲載する粗悪誌「ハゲタカジャーナル」(ハゲタカ誌)とみられる。6研究機関の研究者がどういう関係かは明らかになっていないが、組織的に盗用を繰り返している可能性もある。専門家は「一つの学術誌では世界最大規模の全文盗用」と指摘する。 この学術誌は工学系の「インターナショナル・ジャーナル・オブ・リサーチ・イン・エンジニアリング・アンド・サイエンス(IJRES)」。2013年設立とみられ、出版社の所在地は明かされていない。 掲載料は、インド人は1000インドルピー(約1700円)、他の研究者は30ドル(約4200円)。査読付きだが「(投稿から)
JST(理事長 濵口 道成)は、研究成果の迅速な公開とオープンサイエンス推進のため、未発表のプレプリント(査読前論文)をオープンアクセスで公開するプレプリントサーバー「Jxiv(ジェイカイブ)」の運用を2022年3月24日(木)に開始します。 研究成果の発表形態の1つである論文は、主に査読付き学術誌(ジャーナル)から出版・公開されますが、ジャーナルの出版プロセスでは査読やリバイスに時間が必要なため、投稿から公開までに、長いと数年もかかることがあります。このことから、研究成果の早急な共有が研究コミュニティーに求められたCOVID-19を1つのきっかけとして、近年、論文をジャーナルへ投稿する前、あるいは投稿と同時にプレプリントを公開することが急増しています。しかし、日本には本格的なプレプリントサーバーが存在しないこともあり、日本からのプレプリントの公開はまだ少ないのが現状です。 そこで、JST
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く