宮崎県は5日、同県門川町の養鶏場の鶏から、鳥インフルエンザの簡易検査で陽性反応が出た、と発表した。遺伝子検査で高病原性と確認されれば、同県内の養鶏場としては今年、13例目となり、県はこの養鶏場の鶏約3万3千羽を殺処分する。 県によると、同日午後2時ごろ、同県内10例目の養鶏場(同町)から北東に約2キロ離れた養鶏場から、「前日10羽だった死亡羽数が30羽に増えた」と連絡があった。県が10羽を簡易検査したところ、すべてが陽性だったという。 同県の養鶏場では、2月16日を最後に感染の疑われる鶏は確認されていなかった。
【動画】防鳥網、オーダー膨張生産が進む防鳥ネット=岡山県備前市、諫山卓弥撮影 鶏舎内の鶏と野鳥を接触させず、鳥インフルエンザへの感染を防ぐ防鳥ネットの需要が高まっている。岡山県備前市にある橋本産業の製網工場では、1月下旬に宮崎県で発生して以降、注文が3倍に増え、8人いた作業員を12人に増やし生産に追われている。 ポリエチレン製の縦12メートル、横16メートルの網をつなぎ合わせ、鶏舎が覆える大型の網に仕上げていく。同社では、注文に応じて大きさや形を変えられるよう対応している。
鳥インフルエンザの疑いがある鶏が見つかった養鶏場内を調べる三重県職員ら。その後、遺伝子検査で高病原性と判明した=26日午後8時46分、三重県南伊勢町、小川智撮影養鶏場内に鶏の殺処分に使うとみられるガスボンベを運び込む県職員ら=26日午後11時31分、三重県南伊勢町、小川智撮影 三重県は26日、同県南伊勢町の養鶏場で鶏が大量に死んだため、遺伝子検査をした結果、高病原性のH5亜型鳥インフルエンザウイルスを検出したと発表した。27日未明から、採卵鶏約26万羽の殺処分を始め、半径10キロ内を鶏や卵の移動制限区域とした。昨年11月以降で全国20例目。 県は陸上自衛隊に派遣要請し、陸自久居駐屯地(津市)が隊員約190人を順次現地に派遣。県職員と合同で200人ずつ3交代で殺処分にあたる。 県によると、養鶏場から26日午前8時ごろ、「鶏が昨日より多く死んでいる」と県南勢家畜保健衛生所に通報があった。
三重で新たに感染疑い=鳥インフル 三重で新たに感染疑い=鳥インフル 三重県は26日、南伊勢町の養鶏場で鳥インフルエンザに感染した疑いのある鶏が見つかったと発表した。簡易検査は陽性だった。遺伝子検査で陽性が確認されれば、三重県内では今冬、2例目の発生となる。同日深夜にも結果が判明する。 県によると、この養鶏場は採卵鶏約26万羽を飼育している。同日午前8時に養鶏場から県の家畜保健衛生所に対し、22羽が死んでいるのが見つかったとの報告があった。(2011/02/26-18:22)
愛知県畜産総合センター種鶏場から受け取った名古屋コーチンの有精卵を手に取る養鶏場運営会社の社長=同県安城市篠目町 高級地鶏・名古屋コーチンを飼育する愛知県新城市の養鶏場で鳥インフルエンザが発生した問題で、県畜産総合センター種鶏場(同県安城市)は25日、養鶏場を運営する会社(同県豊川市)に、コーチンの有精卵の供給を始めた。 同社は名古屋コーチン業界の最大手。民間で唯一、採卵用の種鶏を発生現場の養鶏場で飼っていたが、約1700羽がすべて殺処分された。このためコーチンの供給維持のため、原種を保持する県の同種鶏場が緊急に有精卵を増産して供給することになった。 同日午前10時、同種鶏場の駐車場で、有精卵1080個を同社に引き渡した。県などによると、約3週間後には孵化(ふか)する見込みで、ヒナは採卵用鶏として飼育され、順調なら8月下旬にはコーチンの卵が市場に出荷される。 卵を受け取った社長は「
宇都宮市徳次郎町でハヤブサ1羽の死骸が見つかり、簡易検査で鳥インフルエンザの陽性反応が出た問題で、県は21日、北海道大で精密検査を行った結果、強毒性の高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1亜型)が検出されたと発表した。全国各地で鳥インフルエンザの発生が相次いだ昨年10月以降、高病原性鳥インフルエンザウイルスの感染が確認されたのは関東地方で初。養鶏場に感染が広がれば影響は大きく、ふん便採取調査を行うなど、警戒態勢の強化が急務になる。 県は同日午後1時前、環境省から検査結果の連絡を受け、福田知事を本部長とする対策本部を設置。午後4時半から会議を開いた=写真=。福田知事は「高病原性鳥インフルエンザは地域経済や県民生活に大きな影響を与える。万一、家禽(かきん)で発生した場合、養鶏農家に甚大な被害を及ぼす」と述べ、野鳥の監視強化や養鶏場での衛生管理の徹底などを指示した。 環境省が発見現場から半径
愛知県新城市の養鶏場での鳥インフルエンザ発生で、県は19日、発生農場から卵が運び込まれていた同県豊川市の孵化(ふか)施設の有精卵約46万個とヒナ約5万4千羽の殺処分を完了し、すべて密閉容器に詰め込んだ。県は処分対象の卵数を43万個から46万個に再び訂正した。順次、焼却処分を進め、数日中に完了する見通し。ヒナの血清抗体検査、ウイルス分離検査の結果はいずれも「陰性」だったという。
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