ソニーと慶応大学は4日、技術者育成の共同プロジェクトに取り組むと発表した。ソニーが大学院生を対象に寄付口座を設けるほか、長期間に渡る学生のインターンシップ(就業体験)を受け入れる。めまぐるしく技術動向が変化する産業界で「次世代のイノベーションを担う人材」(ソニーの中鉢良治社長)を育てる狙いで、プロジェクトの推進組織を作り、中長期の育成基盤を整える。 プロジェクトは来年4月から実施スル。寄付口座の名称は「イノベーション創出戦略マネジメント」とし、大学院理工学研究科に置く。第一戦のソニー技術者が講師を務め、慶大の教員とともに授業をする。慶大教員とソニー技術者の人材交流にもつなげる。 インターンシップは大学院生を対象に、製造現場に精通した人材育成を狙う。3カ月から1年に渡る中長期プログラムと、数週間の短期プログラムを作り、ソニーの「ものづくり」の一端や企業における課題解決の手法のほか、産業界にお