住民説明会でマイクを手に、大田市立病院の現状を説明する竹腰創一市長=同市久手町、久手まちづくりセンター 大田市立病院(同市大田町)の常勤外科医と整形外科医計6人が4月から不在になる事態を受け、同市は13日から、今後の同病院の診療体制などについての住民説明会を始めた。参加した市民からは、市の具体的な医師確保策提示を求める声や、外科的な救急医療の受け入れを原則行わないとする今後の体制への不安などの意見が出た。 同病院では、派遣元の広島大学医学部と島根大医学部が3月末で常勤外科医2人と整形外科医4人を引き揚げる方針。市は外科的な救急医療への対応が困難になることや、医師の負担を減らすためなどとして4月以降、救急告示病院の指定を取り下げる意向。 同市久手町内であった説明会には市民約100人が参加。竹腰創一市長と同病院の岡田和悟病院長らが出席し、竹腰市長は冒頭、「病院設置者としてこのような結果にな