18日午後5時25分ごろ、福島県郡山市役所で、東日本大震災で倒壊した展望室部分を解体していたところ、室内から男性の遺体が見つかった。展望室は5階建て庁舎の上に立つ2階建ての施設で、男性は地震発生時に室内にいて被災したとみられる。県警が死因などを調べている。
18日午後5時25分ごろ、福島県郡山市役所で、東日本大震災で倒壊した展望室部分を解体していたところ、室内から男性の遺体が見つかった。展望室は5階建て庁舎の上に立つ2階建ての施設で、男性は地震発生時に室内にいて被災したとみられる。県警が死因などを調べている。
冷泉彰彦(作家・ジャーナリスト) 千葉県船橋市で、福島から避難してきた子供に対する一種の「いじめ」があったらしい、というニュースが大きく伝えられています。報道(例えば毎日の電子版)によれば、次のような経緯のようです。 (前略)兄弟は3月中旬、市内の公園で遊んでいると、方言を耳にした地元の子供たちから「どこから来たの?」と聞かれた。兄弟が「福島から」と答えると、みな「放射線がうつる」「わー」と叫び、逃げていった。兄弟は泣きながら親類宅に戻り、両親らは相談。「嫌がる子供を我慢させてまで千葉にいる必要はない」と考え、福島市へ再び避難した。(以下略) 私は方言の話も気になっており、被災地の人々が東京などの公の席で堂々とお国ことばを話せるようになることを今回の復興の目標設定に入れるべきと思っています。それはともかく、この「事件」に対して、船橋市の教育委員会は、3月28日に市立の小中学校に文書を
東日本大震災:震災理由の解雇は不当…撤回求め提訴 宮城 (20時34分) 東日本大震災:罹災証明書の発行に殺到…石巻市 (20時29分) 四川大地震:5月で3年 廃虚の町、保存され「遺跡」に (20時25分) 東日本大震災:三浦知良選手が大槌訪問…児童らを激励 (20時24分) 福島第1原発:東電に仮払い要求相次ぐ 食品団体など (20時00分) ソフトバンク:緊急地震速報にやっと対応 孫社長謝罪 (19時55分) 東日本大震災:「鯨砲」は街のシンボル…石巻・鮎川浜 (19時43分) 東日本大震災:社会人野球 30日からチャリティー試合 (19時37分) 東日本大震災:都内の避難2施設、受け入れ24日まで (19時15分) 東日本大震災:岩手県が4市町の仮設住宅335戸着工中止 (19時08分) 東日本大震災:被害のカシマスタジアム公開 (19時06分) 東日本大震災
東日本大震災のチャリティーイベントで、岩手県釜石市に本拠地を置く釜石シーウェイブスに寄せられたメッセージ=東京・秩父宮ラグビー場で2011年4月17日、梅田麻衣子撮影 東日本大震災で沿岸部が深刻な被害を受けた岩手県釜石市を本拠地とするラグビー・トップイーストの釜石シーウェイブス(SW)を支援する動きが、国内外で広がっている。東京ではサポーター会員の登録を呼び掛ける活動が始まり、ラグビーで縁のあるフランスからは支援物資が釜石に届けられた。 釜石SWは、78~84年度に日本選手権を7連覇した新日鉄釜石が前身で、01年にクラブチーム化。約7000万円の年間運営費は新日鉄が半分余りを負担し、残りはスポンサー収入や法人・団体、個人のサポーター会費などでまかなってきた。しかし、津波被害の影響で釜石市民の負担は難しく、運営費の大幅な落ち込みが懸念されている。 そこで、釜石市出身の店主が都内で経営する居酒
飯舘村振興公社で育てられる飯舘牛。原発事故が長期化し、世話をしてきた畜産農家の苦悩は深まっている=福島県飯舘村で、前谷宏撮影 福島第1原発の事故の影響で全域が「計画的避難区域」に指定される福島県飯舘(いいたて)村の高級牛肉ブランド「飯舘牛」が消滅の危機にある。全村避難になれば、村内での肉牛肥育は難しくなり、風評で買い手がつかなくなる恐れもあるためだ。関係者は「もし村に戻ることができたとしても、一度広がった風評は簡単には消せない」と苦悩する。 飯舘牛は、村やJAそうまなどが出資する村振興公社が中心となって生産している霜降り牛肉。出荷される年約300頭の黒毛和牛のうち、格付け(15段階)の最高級の「A5」と「A4」と評価されたものを「飯舘牛」ブランドで販売している。 飯舘村は標高400メートル以上に位置し、作物が冷害を受けやすいことから畜産に力を入れてきた。88年設立の同公社は、和牛の子牛を肥
森まゆみさん、本1000冊贈る 福島・宮城の避難所 避難所に本を届けた森さん(左)=16日、宮城県山元町の山下中 宮城県丸森町を活動拠点の一つとする東京の作家森まゆみさん(56)が16日、丸森町と同県山元町、相馬市などの避難所を訪れ、避難者に本を贈った。 森さんは出版社の編集者らと避難所になっている山元町の山下中などを訪問。仲間内で持ち寄った文庫本や絵本、漫画など計約1000冊をプレゼントした。 山下中では渡辺修次校長(59)に文庫本や漫画、絵本を手渡した。森さんは「食べ物や衣類が行き届いた後は本が大事だと思い持って来た。思い出の地が被災してショックだが、自分たちができることをやりたい」と話した。 森さんらは被災地支援として宮城県産のコメや日本酒を購入して東京に戻り、都内で販売する。
野馬追の主役、馬受難 飼い主被災し餌不足深刻 南相馬 ダンツムソウを含め、屋内退避圏で5頭を飼育する大滝さん。「今の状態が続いては、馬もかわいそう」と話す=南相馬市原町区 国の重要無形民俗文化財「相馬野馬追」の開催地として知られる福島県南相馬市で、東日本大震災による馬の苦難が続いている。津波に流されたり、飼い主が被災し世話が難しくなったため他県に預けられたり…。餌不足も深刻だ。それでもこの夏の野馬追を目指し、地元の人たちは全力で馬を守ろうと取り組んでいる。 福島第1原発の事故で、屋内退避圏(原発から20〜30キロ)に入った南相馬市原町区。乗馬クラブを経営する大滝康正さん(59)の厩舎(きゅうしゃ)にいる1頭の馬は、後右脚が腫れている。福島県双葉町の会社員稲田一哉さん(37)の愛馬「ダンツムソウ」だ。 稲田さんは震災翌日の3月12日、津波に襲われた南相馬市小高区の実家に向かった。ダンツム
中古レコードの寄贈申し出続々 陸前高田・ジャズ喫茶店 津波で流されたジャズ喫茶店の跡に立つ冨山さん=3月20日、陸前高田市 岩手県陸前高田市で経営するジャズ喫茶店を津波で流され、河北新報の「ふんばる」(1日付)で紹介された店主の冨山勝敏さん(69)に、「中古レコードを送りたい」との支援の申し出が相次いでいる。寄贈の希望はこれまでに計800枚近くに上り、避難所で暮らす冨山さんは再起への励ましに感激している。 流された冨山さんの店は「h.イマジン」。2003年に東京から大船渡市に移住し、開いた最初の店が昨年2月に火事で全焼。友人らの応援で昨年12月、陸前高田市の旧町役場を改装して再出発したばかりだった。 「中古レコードを送りたい」という申し出は、冨山さんを紙面や河北新報のホームページKOLNETで紹介した本紙のほか、同記事を転載した神奈川新聞、東京新聞にも寄せられた。 神戸市の広告代理店
指定避難所で何が 東松島・野蒜小 証言で振り返る大津波 5センチの厚さに堆積した泥の上にピアノや演壇がひっくり返ったままの野蒜小体育館。並べた板とビニールシートに遺体が仮安置されていた=11日、東松島市 泥にまみれた児童用シューズ。津波で運ばれた防潮林の松葉が一面に散らばっていた=11日、東松島市の野蒜小体育館 東日本大震災の巨大津波は、自治体の指定避難所までのみ込んだ。「ここに逃げ込めば助かる」と疑いもしないまま犠牲になった人も少なくない。東松島市の野蒜小もその一つだった。あの時、何が起きていたのか。証言を基に再現する。 (藤田杏奴、野内貴史) ◎午後2時46分/徒歩や車で住民続々/ここは安全のはず 3月11日午後2時46分。放課後の野蒜小には5、6年生約60人が残っていた。激しい揺れで電気が消えた。揺れが続く。子どもたちはおびえきっていた。 直後から野蒜小には、子どもの安否を気遣う
個人船、大半が操業できず 「国の支援、3年は必要」 「うちも船は無事なのに、資金がない」 近海マグロはえ縄船「第17幸新丸」を所有する宮城県気仙沼市東新城の畠山哲幸さん(61)は17日、海青丸の出港を複雑な思いで見送った。 調査船の海青丸は、操業資金を国から調達できた。個人の場合は40日前後の操業資金約1700万円を自ら工面しなければならない。 今回の震災で、気仙沼港所属の近海はえ縄船18隻の多くは、1000キロ以上離れた洋上から急きょ港に戻った。畠山さんの船も2日で漁を切り上げたため、重油や餌が無駄になり、多額の赤字を抱えたという。 漁協関係者によると、津波で2隻が被災し、10隻ほどが操業できずにいるという。畠山さんは「操業は雇用にもつながる」と話し、国に対して一刻も早い資金支援を求めた。 「第28新徳丸」を所有する同市唐桑町の佐々木裕之さん(42)は、水揚げが千葉県の銚子港な
宮城・南三陸、集団2次避難10日 不満・悩みじわじわ 罹災(りさい)証明の発行手続きを町職員に聞く宮城県南三陸町の集団避難者。一日も早く町に戻る日を思い描く=13日、大崎市鳴子温泉の仙庄館 東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県南三陸町が、町外への集団2次避難の第1弾を3〜6日に実施してから10日余りがたった。避難先に移った被災町民は落ち着きを取り戻してきた半面、町の情報提供不足や集団生活に対する不満なども出てきている。 集団避難の第1弾では、登米、栗原、大崎の3市と加美町が834人を受け入れた。 南三陸町に隣接する登米市東和地区の旧鱒渕小には、同町志津川の中瀬町行政区の住民ら117人が身を寄せる。避難町民は洗濯したり、住民バスで病院に行ったりと、徐々に日常生活を取り戻しつつある。 「みんな落ち着いてきた」と佐藤徳郎区長(59)。だが、町からの情報提供の少なさには不満を抱いている。「
ガス再開、尽力に感謝 「復旧隊」解散式 仙台 奥山市長(左)からねぎらいの言葉を受ける復旧隊のメンバーたち=17日、仙台市宮城野区 東日本大震災の影響で、ガス供給がストップした仙台市ガス局の復旧作業がほぼ完了し、日本ガス協会(東京)は17日、全国から支援に駆け付けたガス事業者職員で結成した「復旧隊」の解散式を行った。約1カ月間、全国51事業者の職員ら延べ約8万人が応援に入り、復旧対象となった31万戸へのガス供給再開に力を尽くした。 仙台市宮城野区の市ガス局幸町庁舎であった式には、東京ガスや東邦ガス(名古屋市)の職員ら約300人が参加した。 奥山恵美子仙台市長は「迅速な対応で各戸にガスの灯をともしていただいた。市民から『風呂に入れるようになってうれしい』といった声が届いている。次は復興した仙台を見に来てほしい」と謝辞を述べた。 復旧隊長として3月14日に仙台に入りした大阪ガス京滋導管部
石巻・小中学校教室明け渡し 避難者移動を先延ばし 宮城県石巻市が小中学校の教室で避難生活を送る被災者に対し別施設への移動を求めた問題で、亀山紘市長は17日、「移動は強制しない。21日に全ての学校が授業を再開することにもこだわらない」と述べた。被災者の事情を考慮し、20日までに完了させる予定だった移動を事実上、先延ばしする考えを示した。 市内の小中学校は21日に始業式を行う予定。これに合わせ市は、校舎内で生活する被災者に体育館や市内の他の施設に移ってもらうことを計画。15校の被災者を対象に15日に説明会を始めた。 説明会では住民が「唐突すぎる。学校から何の説明もない」「移動先が遠く自転車では通勤できない」などと反発した。 亀山市長は取材に対し「避難者の住環境を守ることが優先されるべきで、理解が得られた避難所から移動を始めたい。学校も可能な所から授業を再開したい」と話した。 一部学校は、
犠牲者、60代以上55% 宮城県警県内調査 宮城県警は17日、東日本大震災が発生した3月11日から今月10日までの1カ月間に県内で見つかった震災の犠牲者8015人について、死因や年代をまとめた。津波が原因とみられる溺死が95.8%に達し、60代以上が55.2%を占めた。逃げ遅れた高齢者が津波の犠牲になったことを裏付ける結果となった。 県警によると、死因は溺死が7676人に上り、損傷死126人(1.6%)、焼死83人(1.0%)、圧死25人(0.3%)、低体温症や急性心臓死などの「その他」58人(0.7%)となった。 年代別では、70代の1593人(19.9%)が最も多く、次いで80歳以上の1500人(18.7%)、60代の1332人(16.6%)の順。60代以上が計4425人と全体の半数以上を占めた。 10歳未満は288人(3.6%)、10代は234人(2.9%)、20代は254人(
私有地内のがれき撤去 気仙沼市、代行へ 個人負担なし 宮城県気仙沼市は17日、東日本大震災で発生した私有地内のがれき撤去に取り組む方針を固めた。「個人で処理できる量をはるかに超えている」(市幹部)ためで、市が代行する。私有地のがれき撤去に市町村が乗り出すのは宮城県内で初めて。 対象は損壊した住宅や流木などで、大破した家屋は所有者に連絡せずに撤去に取りかかり、原形をとどめている場合は所有者の意向を踏まえて解体や撤去を進める。車両も所有者不明の場合は撤去する。いずれも処理費用の個人負担はない。 市は「市道のがれきが片付き次第、私有地のがれき撤去に取りかかりたい。速やかな復興のためにも1年をめどに終わらせたい」と話している。 撤去は地区ごとに実施し、事前に作業する区画を市ホームページなどで公表する考え。連絡先は市廃棄物対策課0226(22)9680。
汚れていてもわが家 避難所移動を機に帰宅者も 岩手・大槌 津波で泥をかぶった沢山さん宅。ブルーシートの上で人心地つく=17日、岩手県大槌町 震災の避難所になっている岩手県大槌町の大槌高で17日、20日の始業式に伴う教室確保のため、被災者の大規模な引っ越し作業が始まった。 町によると被災者368人(15日現在)のうち、先陣を切って99人が別の避難所へ移動する予定だったが、計画通り動いたのは34人にとどまった。残り65人は町が指定した避難所以外に移ったとみられ、中には全壊に近い自宅へ帰る人もいた。 同町大槌の農業沢山金次さん(75)、カチさん(72)夫妻は同校から300メートルほど離れた自宅へ戻った。「当初、大槌高の第1体育館に身を寄せていたが、他人と肩をぶつけながら寝ていた」(カチさん)というつらい思い出がある。 木造平屋の自宅はとても住める状態ではない。津波は天井近くまで達し、中は泥
被災弁護士3人、連日の法律相談 「一人でも多く」 石巻 被災者の相談に耳を傾ける前田さん=3日、石巻市渡波小 東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市で、若手弁護士3人がそれぞれの被災体験を胸に法律相談に励んでいる。石巻地区は人口に対する弁護士数が少ない司法過疎地域。3人は「一人でも多くの被災者に法的支援を広げたい」と意気込む。 石巻市に昨年10月、事務所を構えた弁護士4年目の前田拓馬さん(31)は、宮城県女川町の生涯教育センターで被災した。 津波は一時、建物の最上階の5階にまで達した。「死の恐怖よりも、周りの人を助けたい気持ちが先行した」と前田さん。車いすの高齢者や親子連れを、数人で協力して5階にあった台の上に乗せた。自分は腰まで水に漬かっていた。 夜になり水位は5階より下がったが、津波は収まらず、センターを直撃する音と余震におびえながら夜を明かした。「火もたけず、寒さで手足の
東京電力の副社長が、監督官庁の経済産業省ОBの天下り「指定席」になっていることに枝野幸男官房長官も「社会的に許されぬ」とのべるなど、天下り規制の必要性が浮き彫りになっています。こうしたなか、日本共産党の塩川鉄也衆院議員の調べで東電をふくむ6電力会社の役員に経産省ОBが在職中であることがわかりました。 塩川氏によると、これまで電力会社ごとに天下りした数は、東北電力、九州電力が各6人、北海道電力、東京電力、北陸電力、関西電力が各5人、沖縄電力が4人、中部電力、中国電力、四国電力が各3人。10電力会社で計45人にのぼります。 東電同様、どの電力会社も、ほぼ切れ目なく、経産省(旧通産省)幹部が天下りしていることが特徴です。 たとえば、関西電力が、井上保通商産業省公益事業局長(顧問→取締役→常務→副社長)▽柴田益男資源エネルギー庁長官(顧問→専務→副社長)▽長田英機中小企業庁長官(顧問→取締役→常務
与謝野経財相 ケジュール通りやる 「税・社会保障一体改革」の名で消費税増税を狙う政府の「集中検討会議」。これまで4回の会合を重ね、東日本大震災により現在は「中断」状態となっていますが、同会議を実質的に仕切る与謝野馨経済財政担当相が15日に再開を明言するなど動きが急となっています。 与謝野氏は15日の会見で、当初4月中としていた「社会保障改革案」の取りまとめを5月に先送りする意向を示す一方、「税制改革」案については、「遅れるわけではない」と述べ、予定通り6月中に策定すると表明。検討会議についても4月中に再開することを明らかにしました。 同会議はこの間も完全に中断していたわけではなく、7日には準備作業会合が開催されました。そこで与謝野氏は「この二つ(震災復興と財政再建)は実は国民にとっては一番大事な政策の車の両輪のようなものである。震災対策もきちんとやる。社会保障・税一体改革もきちんとスケジュ
「あなたは労働者ではなく『個人事業主』だから、労働組合との団体交渉には応じない」。こんな企業の横暴をくつがえす明確な判断を、最高裁判所が示しました。 新国立劇場の合唱団員、INAX(イナックス)製品の点検・修理をするエンジニアが、労働組合に入り、待遇改善のために団体交渉を求めたのに対し、「請負」や「委託」での就業であることをたてに使用者側が交渉を拒否したことの是非が問われた裁判です。最高裁は、形式的な契約ではなく、実質的な働き方から「労働者に当たり、団体交渉権がある」という判決を出しました。 委託も請負も「労働者」 合唱団の「契約メンバー」として働いていた女性は、公演や練習で年間230日も拘束され、同劇場のオペラ公演に欠かすことのできない歌唱労働力でした。エンジニアは、会社と業務委託契約を結ぶ「個人請負」とされていますが、必要不可欠な労働力として会社に組み入れられ、その指揮監督のもとで働い
東日本大震災では、日本の主食のコメを作る水田が甚大な被害を受けました。地震・津波に加え、東電福島第1原発の放射能被害で作付けできない地域もあります。「国産米不足の危険がある。非常事態に対応して生産計画を見直すべきだ」との声が関係者から上がっています。 水田流失、用水破壊 農水省は3月末段階で、衛星写真をもとに青森県から千葉県までの太平洋沿岸で流失・冠水した水田は2万ヘクタールと推計しています。さらに水田側面の崩壊や用水路、パイプラインなどの被害も加わります。 各県の担当者に実情をききました。 農水省の調査では105ヘクタールの被害推計だった千葉県では、「利根川流域を中心に用水パイプラインの破損などで、収量が減る水田もふくめ2万ヘクタールに影響がある」といいます。茨城県では、「土地改良区で聞き取りした限りで1000ヘクタールの被害」といい、宮城県では「約1万ヘクタールの水田が被害。最終的には
内部留保還元し震災復興国債を 復興財源について日本共産党は、法人税減税・証券優遇税制の中止やムダづかいの見直しとともに、大企業の内部留保の還元として、「震災復興国債」を発行して、大企業に引き受けを要請すべきだと求めてきました。志位和夫委員長との会談で菅首相は「検討させていただきたい」と表明しています。 国会でも、「法人税減税をやめ、復興のための財源にまわすべきだ」(3月25日の衆院財務金融委員会)と求めた佐々木憲昭議員にたいし、野田佳彦財務相は「今の指摘を踏まえて検討する」と答えました。 穀田恵二議員は3月25日の国土交通委員会で2020年までに5500億円をつぎ込む巨大港湾をやめ災害復旧に回すべきだと追及。笠井亮議員は同30日の外務委員会で、米軍「思いやり予算」特別協定に反対し、「米軍より被災者支援を」とただしました。 国債引き受け大企業などに 財源問題で、日本銀行による国債引き受けが取
茨城県笠間市を中心に隣接町村含み300軒の窯元や陶芸家が担う笠間焼。東日本大震災の震度6強の地震で、多くの窯と作品が被害を受けました。この地で、「がんばろう東日本! 笠間から元気を発信します」をスローガンに29日から開かれる陶炎祭(ひまつり)の準備がすすんでいます。(川田博子) 「地震があった日は市内の陶器販売店で開催中の妻との2人展の7日目。駐車場で、どんと突き上げられた後、激しく揺られた」―2代続く作陶家の田山健司さん(46)は、大震災をこう振り返ります。 1年に1度の2人展のために丹精して作り上げた作品が割れ、「妻は泣いていました」。工房では大、小2基の登り窯が崩れ、電気窯とガス窯もゆがみで扉が開かなくなりました。 同市では家屋5468棟が全壊・半壊を含む被害を受け、崩れ落ちたブロック塀や瓦が道をふさぎました。 東北にエール 県工業技術センター窯業指導所によると、19%の窯が全壊し、
東日本大震災:岩手県が4市町の仮設住宅335戸着工中止 (19時08分) 東日本大震災:被害のカシマスタジアム公開 (19時06分) 東日本大震災:金婚式目前に…妻捜す73歳 陸前高田 (19時05分) 韓国:故障の古里原発、再稼働が無期延期 (19時04分) ウクライナ:チェルノブイリ事故25年で会議 (19時01分) 東日本大震災:ラグビーの釜石SW 国内外から支援 (18時59分) 東日本大震災:パンと牛乳で「うれしい」給食再開…仙台 (18時54分) 東日本大震災:東北新幹線、30日ごろ全線運転を再開 (18時29分) 東日本大震災:半月で過去最悪の減収 JR東 (18時22分) 福島第1原発:対策本部の映像公開 東電 (18時16分) 特集ワイド:レベル7の「原発震災」 予想された「想定外」 科学技術過信の果て (16時26分) 東日本大震災:七十七銀も公的
15日に開かれた「福島原発事故対策統合連絡本部」の会合。右端は海江田経産相、中央は東京電力の勝俣会長=東電提供(共同) 東京電力は18日、今月15日に東京・内幸町の本店で開いた政府との「福島原発事故対策統合連絡本部」会合の画像と映像を公開した。 大型画面を設置した室内で、副本部長の海江田万里経済産業相が「心を一つにしてこの難局に立ち向かっていこう、ということでよろしくお願いします」とあいさつ。細野豪志首相補佐官や東電の勝俣恒久会長、清水正孝社長らも並んで担当者の報告を聞き、メモを取ったりする姿が撮影されている。 同本部は、炉心冷却作業が難航している福島第1原発事故への対策を一体化するため設置された。
岩手県の沿岸市町村が震災で被災し電話などの通信手段が途絶える中、内陸にある遠野市は、発生後16時間ほどで灯油や水などの救援物資を被災地に送り届けていた。きっかけは隣町から駆け付けた男性の救援要請。遠野市や沿岸の計8市町は08年から、沿岸が被災した際の「後方支援拠点施設」を遠野市に整備するよう国や県に提言していた。提言はいまだに具体化されていないが、その有効性が証明された形だ。【苅田伸宏、山川淳平】 「大槌高校で約500人が孤立している。毛布や食料が足りない」 震災発生から約11時間後の3月12日午前1時40分。暗闇の中から遠野市役所の災害対策本部に駆け込んだ佐々木励(つとむ)さん(29)は、応対した担当者にそう伝えた。 釜石市内で板金店を営む佐々木さんは震災発生時、県立大槌高に勤務する妻絵梨子さん(33)と連絡が取れず、同校へ車を走らせた。沿岸の道路は通行止めのため、遠野市経由で大槌高に到
参院予算委開会冒頭に東日本大震災と福島第1原発事故について報告する枝野幸男官房長官=国会内で2011年4月18日午前9時52分、藤井太郎撮影 枝野幸男官房長官は18日午前の記者会見で、経済産業省幹部職員の電力会社各社などへの再就職を当面自粛させると発表した。枝野氏は理由について「国民の疑念を招かないため」と説明。すでに再就職している同省OBについても自発的な退任を促した。 経産省によると、対象となるのは、東京電力など電力会社とJパワー(電源開発)、日本原子力発電の計12社。内容は(1)経産省事務次官、資源エネルギー庁や原子力安全・保安院の幹部職員ら計15人(1日現在)の役員就任自粛(2)局長や審議官ら計55人(同)の退職後3年間の役員就任自粛(3)エネ庁と保安院の課長職経験者の退職後2年間の再就職自粛--の3本柱。電力各社などにも自粛措置を説明し、協力を求める。 経産省の外局として、電力を
避難所となっている体育館に専用スペースを持つ「ファイト新聞社」=宮城県気仙沼市の市立気仙沼小で2011年4月17日、森園道子撮影 「気仙沼に春がきた~!!」--カラフルな見出しが目を引く壁新聞「ファイト新聞」が、宮城県気仙沼市の市立気仙沼小内の避難所で被災者の目を引いている。作っているのは、同校で避難生活を送る小中学生らで、日々の出来事を取り上げた明るい内容にファンが増えている。 編集長の小学4年、小山里子さん(9)と姉で副編集長の中学1年、奏子さん(12)が「悲しい顔をしているみんなが笑顔になれるように」と友達と一緒に始めた。3月18日の創刊以来、毎日発行を続けている。「明るい記事が絶対条件」といい、「パキスタン人がおいしいカレーをごちそうしてくれました」「おやつになんとドーナツがでました。さいごまで味わって食べました」などと、炊き出しへの感謝や仮設風呂設置の喜びなどをつづっている。 テ
国の原子力安全委員会(班目=まだらめ=春樹委員長、委員5人)の委員が17日、東日本大震災後初めて福島県庁を訪れた。国の原子力災害現地対策本部に「緊急技術助言組織の専門家」として派遣されたためだが、国の防災計画では原発事故の際には「直ちに」現地入りすると定められた立場。県から同本部に参加している内堀雅雄副知事は「震災38日目にして初めて委員と話した。現地に足を運んで被災者の声を聞き、きちんと対応するよう伝えた」と、同夜の県災害対策本部会議で報告した。現地入りが遅れたことについて、安全委事務局は記者団に「国の災害対策本部や関係省庁からの問い合わせに追われていた」と釈明した。これまで事務局員が加わっていた。 委員は県の本部会議には顔を出さず、本部長の佐藤雄平知事にも面会しなかった。 佐藤知事は「顔を出すのが常識じゃないだろうか。何で今ごろ来たのか」と不快感をあらわにした。知事の怒りの背景には、事
4月2日(土)に、被災者支援のため現地視察に行ってきました。 宮城県の北東部、南三陸町です。津波で一瞬で町がなくなり、町民約18000人のうちこれまでに437人の死亡が確認され、行方不明者も630人を超えるとみられています(4/11のフジニュースによる)。現在も約1万人の町民が避難生活を送っています。 午後4時過ぎ、緊急自動車に同乗させていただき、本吉街道から川沿いに町にはいると、途中から一気に川の両側に堆積物が積み重なっていました。さらに川沿いの道を行くと、前方には高い建物がほとんどない、ほぼ真っ平らな荒れ地が広がっています。 ですがここに町があったことが、残骸から想像できました。周囲の建物が流されて目印になるものが何もなく、非常にわかりにくくなっています。 人の営みの一切合切が暴力的に破壊し尽くされた跡の広がっている、すさまじい光景。 あまりもの被害の大きさに絶句しました。 戻ってから
被災された方々やそれを支える人々の頑張りには、心打たれる。その一方、肝心の政府の対応が鈍い。関東大震災時、翌日に復興院の設立が発表されたのに、1カ月たっても第一次補正予算の姿さえ見えないのはどうしたことか。 ≪「複合連鎖危機」と認識せよ≫ 復興の議論を進めるに当たり、まず危機の本質について認識を共有することが重要だ。今回は地震・津波にとどまらず、原発事故、エネルギー不足、サプライチェーン崩壊、農産物安全性の危機など複合的な問題が連鎖的に起きている。「複合連鎖危機」であり、対応を怠ると、日本という国への信認全般が揺らぎかねない。「バリュー・オブ・ジャパン」(日本の価値)の危機、といってもよい。逆に、これを機に、日本の課題を包括的に解決して、21世紀型の新しい日本を作ることもできる。 それには、復旧、復興、その後の改革を一体化し、迅速かつ切れ間なく行う必要がある。東北の農業を単に復元するのでは
カフカの書簡111通発見=独史料館と英図書館が共同入手 カフカの書簡111通発見=独史料館と英図書館が共同入手 【ベルリン時事】ドイツのマールバッハ文学史料館は5日、プラハ出身の作家フランツ・カフカ(1883〜1924年)直筆の書簡111通を発見したことを明らかにした。5月下旬から特別展示する。 見つかったのは妹宛ての手紙やはがき。母親が2人に送った手紙などとともに、妹の子孫がオークションに出品しようとしたため、英オックスフォード大学のボドリアン図書館と共同購入した。価格は公表していないが、オークションでの最低落札額は50万ユーロ(約6000万円)の予定だった。(2011/04/06-08:16) 一覧に戻る
JR福知山線脱線事故を教訓にした安全教育の一環として、JR西日本が3月から全社員を対象に始めた負傷者の講演のDVDを視聴する研修で、視聴中に気分が悪くなったり失神したりする社員が約50人出ていたことがわかった。 JR西は放映を見合わせ、内容を編集して再開することを検討する。 JR西などによると、DVDには事故車両の3両目に乗車し、車外に投げ出された女性が1月に行った講演を収録。救出時の現場の状況や、顔や足に重傷を負って繰り返した手術の様子などを約40分間語っている。 JR西は、事故から丸6年の4月25日までに約3万人の全社員に見せることにし、これまでに7割以上が視聴。しかし「精神的につらくなった」と過呼吸などを訴える社員が続出、約10人が病院で手当てを受けた。中には、気を失った際に机で頭を強打し、軽傷を負った20歳代の男性社員のようなケースもあったという。
「Twitterでは好評だったが2chで酷評された作品」として扱われている漫画「【東日本大震災】福島から関東の方へ」について。 まず、もとの2chですが >>1は以下のようなものでした。 1 :名無しさん@涙目です。(千葉県):2011/04/15(金) 22:21:41.58 ID:0NQVI64p0● ?2BP(2) 【東日本大震災】福島から関東の方へ PIXIV URL略(引用者による) 画像(一部) アップローダー(画像URL略) アップローダー(画像URL略) アップローダー(画像URL略) アップローダー(画像URL略) アップローダー(画像URL略) アップローダー(画像URL略) アップローダー(画像URL略) 【東日本大震災】福島から関東の方へ Twitter URL(略) 以下ツイッターの反応 marie_73_Rah マリー 福島からの声。涙
岡本真さんがsaveMLAKに書かれたことに呼応しているので、 saveMLAKのMLに投稿すべきかもしれないけれども、あくまでも私見なので、こちらに…。 saveMLAKのAの開設責任者として、プレスリリースに載せていただいています。ありがとうございます。 実は、この動きに関わったきっかけは、Lでした。 savelibraryに、自分が行なった調査のために作成した都道府県・市立図書館(市は主として中央館)のアンケート送付先リストを提供したこと。3月12日のこと。 一館一館調べていく時間が惜しいし、私が行なった調査は科研費によるものでしたので、その意味でもリストは開いていくべきだと思って…。 アンケート送付先リストは、国立公文書館の「全国公文書館」に基づくAのリストもありました。 大震災後、正規雇用の方は自館対応に追われていることは容易に想像できましたし、その方々たちが他館の様子を知りたく
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