栃木県で開催中の中学生を対象にした二つの全国スポーツ大会で、17日に同じ業者の弁当を食べた計約380人が、18日までに体調不良を訴え、約140人が受診した 。全員症状は軽く、快方に向かっている。県は集団食中毒の疑いがあるとみて、同県那須塩原市の業者から事情を聞いている。 県などによると、日光市で17日に始まった全日本中学生ホッケー選手権大会に参加している48チームのうち、同じ練習場に手配された弁当を食べた20チームの生徒ら207人が、下痢やおう吐の症状を訴えた。18日は全試合を中止にした。大会事務局は、選手の体調をみて、19日以降の日程を決めるとしている。大会は20日までの予定だった。 那須塩原市で18日に開幕した全国中学校ソフトボール大会でも、参加40チームのうち、前日に同じ弁当を注文した11チームの選手ら172人が腹痛などを訴えた。大会事務局は20日までの日程を1日延ばした。