25日午前7時57分ごろ、東京都千代田区のJR東京駅で、津田沼発東京行き総武快速線列車(15両編成)のパンタグラフの異常に運転士が気づいた。点検の結果、この列車の3個のパンタグラフがすべて故障していた。故障した列車を、別の列車と連結し、計30両編成で神奈川県鎌倉市の車両基地まで運んだ。 JR東日本によると、東京駅での撤去や修繕のため、総武快速線(一部を除く)と東京駅以南の横須賀線は午後2時過ぎまで運転を見合わせ、82本が運休、54本に最大約5時間の遅れが発生。約6万7千人に影響した。
12月25日午前9時頃、東京駅で発生した横須賀・総武快速線の車両故障(パンタグラフ破損)による停電のため、総武快速線東京駅から千葉駅間および横須賀線東京駅から品川駅間の運転を見合わせていました。 運転再開に向け復旧を目指しましたが自力での運行を諦め、救援車両(15両)と連結し、30両編成で運転を行うとJR東日本は決定。Twitterでは車両故障の復旧に注目しつつも、珍しい30両編成が話題に。現地には多くの鉄道ファンが駆けつけ、連結を見守る事態になりました。 救援車両は連結後、一時混乱したものの無事午後1時47分頃、品川方面への運行を開始しました。なお、この事故の影響でダイヤに大幅な乱れが発生しています。 おまけ。なぜか連結に張り合う事象も発生していました。 advertisement 関連記事 32768両編成だと……? 京王線の電光掲示板に表示された長すぎる電車が話題に 全長655.36
NTT西日本とNTTスマートコネクトは、コンビニで大学の卒業証明書などを受け取れる新サービスを開始すると発表した。2015年4月からセブン-イレブンにてスタートする予定。[写真拡大] NTT西日本とNTTスマートコネクトは12月9日、「Bizひかりクラウド」の新サービスとして、コンビニで大学の卒業証明書などを受け取れるシステムを開始すると発表した。2015年4月からセブン-イレブン<3382>にてスタートする予定。インターネットから卒業証明書や成績証明書などを申請すれば、全国のコンビニで受け取ることが可能になる。 これまでは直接大学に赴いて申請手続きをするか、郵送で申請書を送ったのち発行という流れが主だった。大学の各種証明書は就職活動には欠かせないが、どの程度準備しておけばいいのか見通しが付けにくいこともあり、あらかじめ準備しておいても不足することがたびたびある。大学が遠方の場合は交通費や
STAP細胞の問題で、理化学研究所の調査委員会は、小保方晴子元研究員らが発表した論文の主な結論は否定されその証拠とされた緑に光るマウスなどはいずれも別の万能細胞のES細胞が混入したか、混入で説明できることが科学的な証拠で明らかになったとする報告書をまとめました。 そのうえでこれだけ多くのES細胞の混入があると過失ではなく故意である疑いが拭えないが、誰が混入したか特定できないと判断したとしています。 理化学研究所は26日にも会見し、詳しい調査結果について明らかにすることにしています。
大手警備会社の「セコム」は、イベント会場などでの警備に使う無人の飛行船を開発し、再来年の実用化を目指すと発表しました。 「セコム」が開発したのは、全長およそ15メートルの無人の飛行船で、警備を行うエリアの上空を、GPSを使って自動的に飛行するということです。 24日は都内にある本社で、主な機能をほぼ搭載した3分の1サイズの飛行船を使った実演が行われました。 飛行船には、カメラや集音マイク、それにサーチライトなどが取り付けられており、映像や音は電波で会社の「コントロールセンター」に送られます。 コントロールセンターの担当者は、特殊なゴーグルを身につけることで、頭の動きに応じて飛行船のカメラをチェックしたい場所に向けられるということです。 会社側ではスタジアムなどイベント会場での警備で使うことを想定していて、飛行船から不審者を発見した場合などに、その位置情報や画像を地上の警備員に伝えて迅速に向
東日本大震災から3年9カ月がたちました。あのとき“ヤフーの中の人”はどう動いたのか、何を迷い、悩んだのか――。当時の経験や反省を引き継ぐための社内セミナーが12月8日、開かれました。 セミナーには弊社社長の宮坂学、副社長の川邊健太郎(写真左)をはじめ、約200人の社員が参加し、ライブ中継を通じて800人以上の社員が視聴しました。前半はNHK報道局 災害・気象センター長 辻村和人氏(写真右)にお越しいただき、災害報道の意思決定プロセスや判断基準について講演していただきました。またテレビとネットの両面から災害対策の未来を考えるトークセッションも開催しました。 後半のセッションでは「Yahoo!ニュース」「Yahoo!検索」など各サービスの現旧担当者が当時を振り返りました。その内容を本ブログでご紹介します。 後半のトークセッションに登壇したメンバー 登壇者は(左から)当時から「Yahoo!ニュー
ああ、厳冬の補強ゼロ…。阪神がオリックスから国内FA宣言した金子千尋投手(31)の獲得に失敗した。交渉役の中村勝広GM(65)が24日、金子の代理人から断りの連絡が入っていたことを明かした。金子本人との対面交渉も実現していたが、中村GMらが訴えた虎の熱意は届かなかった。今オフはアスレチックスFAの中島らの獲得を目指しながら、いずれも敗退。実質的に補強できない苦境に陥っている。 酷寒のクリスマスイブになった。阪神が今オフ補強の目玉に位置づけていた金子獲得は幻と消えた。交渉役を務める中村GMの電話が鳴ったのは前日23日の夜だった。金子の代理人から連絡が入り、入団を断られた。この日、金子がオリックス残留を表明する2時間半前、西宮市内の球団事務所で対応した中村GMは苦渋の表情を浮かべた。 「初めから今回の案件は雲をつかむようなレベルだった。あれだけの投手だから当然、攻めなきゃいけないと思いました。
歌手福田こうへい(38)が所属事務所とトラブルになっていることが24日、分かった。この日、事務所は日刊スポーツなどに「度重なる債務不履行に対して、話し合いに応じるよう努めてまいりましたが、本人にその意思がないと判断し、法的手続きを開始いたします」との文書を送付した。今日25日発売の週刊新潮も「福田こうへい移籍の異常事態」の見出しで双方の対立を報じている。 事務所関係者によると、福田は事務所に知らせずに、地元岩手県で来年の仕事を決めたといい、そのことを契約違反だと指摘する。 一方で、福田の公私にわたる岩手在住の支援者は「そもそも契約期間は2年で、今年の12月31日で終了。だから来年の仕事は事務所とは関係ない」と反論する。 民謡歌手出身の福田は12年のメジャーデビュー曲「南部蝉しぐれ」が27万枚の大ヒット。昨年のNHK紅白歌合戦に初出場した。今年4月発売の「峠越え」も15万枚突破で、今年の紅白
東日本大震災で被災し運休しているJR山田線宮古―釜石間(55・4キロ)の復旧に向けた県と沿岸市町村首長会議は24日、盛岡市内で開かれた。JR東日本が移管協力金(一時金)30億円を負担することなどを盛り込んだ三陸鉄道への運営移管の提案を受け入れることで合意した。震災から3年9カ月余り経過する中、寸断された鉄路が復旧するとともに、岩手の沿岸一帯が南北リアス線と合わせて三陸鉄道で一本につながることが事実上決まった。 非公開で行われた会議には沿岸12市町村の首長らと達増拓也知事、三陸鉄道の望月正彦社長が出席した。 山田線復旧に向けては、8月の同会議でJRが提案する三陸鉄道への運営移管を「有力な選択肢」とする方針を確認。その後に条件面の協議を進めた結果、山田線の持続的な経営のための支援、自治体による運賃差額の補助、設備更新のための対応などの費用として、移管協力金としてJRが30億円を負担。加えて
夜のとばりが下りても、こうこうと工事現場の照明がともる。近くを流れる大川の川面に反射し、鮮やかに輝いている。 気仙沼市で最も早く、来年1~3月に入居が始まる南郷地区災害公営住宅(165戸)の建設工事現場だ。作業員や車両がひっきりなしに出入りし、休日返上で急ピッチの工事が続く。 市は宮城県内で3番目に多い約2200戸の災害公営住宅を計画している。第1号となる南郷地区の集合住宅は6階、10階の計3棟。来年1月31日に完成する6階の2棟は防音シートが外されて真新しい外壁が姿を見せ、おのずと入居予定者の期待が膨らむ。 この場所には、東日本大震災の津波で被災した旧南気仙沼小があった。浸水域に建つ住宅だが、空き部屋は2戸しかない人気ぶりだ。「狭い仮設住宅で子どもたちに苦労を掛けた。やっと子ども部屋を作ってあげられる」。2児の母親(40)は完成を心待ちにする。 年明け間もなく、工事現場の照明は役
<世界で例なし> 「プルトニウムの利用推進は非常に重要だ。核燃料サイクルの推進に貢献したい」 青森県大間町に大間原発を建設中の電源開発(Jパワー)が原子力規制委員会に規制基準の適合性審査を申請した16日。同社幹部は記者らに稼働への意欲を強調した。 大間原発は全炉心でプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使う世界初の「フルMOX」炉で、工事進捗(しんちょく)率は11月末時点で約38%。未完成原発の審査申請は初めてだ。 審査期間を1年と見込むJパワーに、規制委の田中俊一委員長は17日の記者会見で「フルMOXは世界で例がない。時間はかかるだろう」とくぎを刺した。 <六ヶ所扱えず> 大間原発から出る使用済みMOX燃料は、青森県六ケ所村の再処理工場では扱えず、新たな再処理施設が必要だ。Jパワーは「第2再処理工場」を念頭に、審査申請書には「国内再処理を原則」と記したが、現時点で国内に
東日本大震災の際に津波から住民の命を守った東松島市の高台を舞台とした、昔話風のデジタル絵本が出版された。筆者は京都市の大学院生藤枝雅博さん。絵本を通じて「津波の恐ろしさや高台避難の重要性を全国に広めたい」と願っている。 「おさとうやま」と題するデジタル絵本で全11ページ。今月上旬に発売した。防災の心得は時代を超えた普遍的課題であるといった思いから、舞台を江戸時代に設定した。 津波の襲来に備え、一生をかけて平地に小高い山を築いた男の生涯を、おとぎ話風に仕上げた。 モデルは、東日本大震災の十数年前から、東松島市野蒜の自宅近くの岩山に避難所をこつこつと整備してきた佐藤善文さん(80)。 佐藤さんは「備えあれば憂いなし」と退職金を元手に避難路なども設けていた。震災発生後に押し寄せた津波では、約70人がこの避難路を上って助かった。 藤枝さんはこのエピソードをウェブ上の記事で知り、低コストで
駅前のまちづくり構想が白紙状態の大槌駅周辺。線路跡は現在、土地区画整理事業の工事に伴い仮設道路になっている=岩手県大槌町 東日本大震災で被災したJR山田線宮古-釜石間の三陸鉄道移管による鉄路復旧が決まったことで、沿線の宮古、釜石、山田、大槌4市町は駅前周辺のまちづくりを加速させる。震災前から低迷する鉄道の利用促進を図る上で駅前機能は重要な鍵を握るが、検討の熟度は市町によって差があるのが実態だ。 釜石市は鵜住居駅前周辺にメモリアルパーク、体育館、交流施設などを配置する。市は学識者、施工業者とともに「公共空間形成指針検討会」を設置。地区の顔づくりの指針策定に乗り出した。 鵜住居地区の盛り土工事は本格化するが、街の将来像が見えない現状に地区を離れる住民は少なくない。市総合政策課の佐々木勝課長は「鉄路復旧で駅前のまちづくりがより具体的になる。住民の再建意欲の維持につなげたい」と言う。 山田町
<原発中間整理>核燃サイクルに苦言続出 経済産業省の総合資源エネルギー調査会原子力小委員会は、24日の「中間整理」の取りまとめで議論を実質的に終えた。会合では委員から核燃料サイクルへの苦言や注文が最後まで相次いだ。 増田寛也元総務相は、使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)の完工時期が10月に22回目の延期となった点を「あってはならない。今後も許しては駄目だ」と批判。「明らかにおかしなことを一つ一つ検証することが必要」と強調した。 山名元・京大原子炉実験所教授は「(再処理から高レベル放射性廃棄物最終処分までの)バックエンドなどの各論は審議できなかった。突っ込んだ議論が必要だ」と指摘。服部拓也日本原子力産業協会理事長は「サイクルへの海外の関心が非常に高い」として中間整理の英訳版作成を求めた。 抽象的な文言が目立つ中間整理の中で、再処理事業に対する電力会社の負担は、従来の積立金方式か
「子どもの命を守る保育の原点を指摘してくれた」「訴訟で真実は必ずしも明らかにならない」。東日本大震災の津波で園児3人が犠牲になった宮城県山元町東保育所をめぐり、遺族が園側の責任を追及し損害賠償を求めた訴訟で24日、和解を受け入れた遺族は複雑な胸中を語った。 長男歩夢ちゃん=当時(2)=を失った父渋谷亮さん(31)が和解成立後に仙台市内で行った記者会見で、「和解したことも提訴したことも、今は納得している」と話した。 和解内容には「町は保育中の子が死亡したことを重く受け止め、今後、園児らの安全な保育に努める」との文言が盛り込まれた。渋谷さんは「園児の安全を確保するという当たり前のことがおろそかになったから事故は起きた」と指摘。「町や全国の保育関係者は和解内容を心に刻みつけてほしい」と訴えた。 一方、最愛の息子がどういう状況で津波に巻き込まれ、なぜ命を落としたのか、訴訟を通じて明らかにはな
東日本大震災で被災し運休中のJR山田線(宮古-釜石間、55.4キロ)を第三セクター三陸鉄道(宮古市)に移管する案で、岩手県は24日、関係12市町村や同社と協議し移管受け入れに合意した。26日にJR東日本に報告し、年明けにも基本合意を結ぶ。震災から3年9カ月余りが経過し、山田線の鉄路復旧がようやく実現する。 盛岡市であった会議後、達増拓也知事は「将来へ誇りを持って引き継げる地域づくりの核になる」と述べた。三陸鉄道の望月正彦社長は「沿線市町村、県の協力を得ながら、より良い経営を目指す」と語った。 県によると、全12市町村が移管に合意。JR東日本が地元に支払う移管協力金(一時金)を従来の5億円から30億円に増額したことを評価した。 新たに沿線に加わることで補助金負担を懸念する佐藤信逸山田町長は「住民のため一日も早い復旧をという思いで合意した」と話した。碇川豊大槌町長は「負担金などの交渉はし
安倍晋三氏が328票を得て首相に選出された24日の首相指名選挙で、無所属新人の仲里利信氏に1票が入った。名前が読み上げられると議場はざわつき「仲里って誰だ?」との声も漏れた。 仲里氏を指名したのは、仲里氏本人。
中央教育審議会が22日に答申した大学入試「改革」案。競争主義的な制度を抜本的に是正するものなのか。 放置できぬ現状 日本の大学入試は、大学や学部学科ごとに選抜が行われるという世界に例のないような競争主義的な制度となっています。多くの大学が活用する「センター試験」は、短時間で多数の選択問題をこなし、その点数だけで合否が決まります。 受験科目が少なくてすむ場合は、それ以外の科目は早くから勉強しなくなるなど、高校教育をゆがめる方向に作用しています。 答申も「知識の暗記・再生に偏り、真の『学力』が十分に評価されていない」と指摘。2種類の新しいテストを打ち出しました。 センター試験に代わる「大学入学希望者学力評価テスト」は、年複数回の実施。「教科型」の設問だけでなく、複数の教科を組み合わせた「総合型」を導入します。成績は「一点刻み」から「段階別」表示とし、英語では「書く」「話す」も重視するとして「英
2014年12月24日の丸善CHIホールディングスの発表によると、その子会社である丸善書店が、同じく子会社であるジュンク堂書店を吸収合併し、新しい社名を丸善ジュンク堂書店とするとのことです。2014年12月24日に合併契約が締結され、合併の効力発生日は、2015年2月1日を予定しているとのことです。 完全子会社間の合併および合併に伴う商号変更に関するお知らせ(丸善CHIホールディングス株式会社, 2014/12/24) http://www.maruzen-chi.co.jp/ir/news/2014/release20141224.pdf 丸善、ジュンク堂を吸収合併 社名は「丸善ジュンク堂書店」に(ITmedia, 2014/12/24) http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1412/24/news149.html 参考: 大日本印刷、丸善書店と
第25回保存フォーラム「続けられる資料保存」<報告> 2014年12月5日,国立国会図書館は,東京本館において第25回保存フォーラムを開催した。保存フォーラムは資料保存の実務者による知識の共有,情報交換を意図した場である。 図書館や文書館における資料保存業務は,資料や情報の長期的な利用を保証し,コレクションをつくりあげていく活動であり,組織全体で問題意識や方針を共有し,地道な取組を継続することが必要である。しかし,資料保存業務が有志の趣味的な活動にとどまっていたり,方向性を見失って停滞するなど,安定して継続させることが難しいという声を多く聞く。専任の部署や担当者を置く機関はごく少数で,頻繁な人事異動があることもネックのようである。そこで,今回は「続けられる資料保存-まねしてみたいマネジメントの工夫-」をテーマとし,京都大学文学研究科図書館の古森千尋氏の講演後,参加者の意見交換を行った。 「
来たるべきアート・アーカイブとは<報告> 2014年11月24日,国立新美術館(東京都)において,京都市立芸術大学芸術資源研究センター主催のシンポジウム「来たるべきアート・アーカイブ 大学と美術館の役割」が開催された。同センターによれば,アート・アーカイブとは,アーティストの手稿,写真,映像など,作家や作品ゆかりの資料・記録類を指し,近年では大学や美術館がそれらの収集と利活用に取り組み始めているという。今回のシンポジウムでは,基調講演,四つの事例報告につづいて,パネルディスカッションが行われた。 事例報告の一つ目として,慶應義塾大学アート・センター教授の渡部葉子氏からは,「ファジー」,「フラジャイル」という2つの言葉をキーワードに,同センターの取組みが紹介された。同センターでは1998年以降,土方巽関係資料等四つの資料体を中心に,資料整理や公開をすすめてきた。公開に関する共通する問いとして
これからの福島の図書館を考える<報告> 2014年11月6日,第16回図書館総合展(パシフィコ横浜)においてフォーラム「これからの福島の図書館を考える」が開催された。第1部「福島県における図書館の今」では,震災直後から今までの状況を振り返ることで,情報拠点としての図書館の役割を改めて考える機会とすることを趣旨に,震災後,図書館はどのような情報を必要とし,あるいは必要とされたのか,また,自治体復興の中で,新たな段階を迎えた住民生活に対し,図書館が取り組むべきことは何であるのか等について筆者が報告を行った。第2部「避難指定区域の住民を受け入れている自治体の図書館について」では,原発事故等による避難住民を多数受け入れている会津若松市といわき市から避難者支援の事例が報告され,図書館サービスの実状や,そこから見えた課題についてシンポジウムが行われた。 ●第1部における報告要旨 震災からの復興過程の中
米国のウェブアーカイブの現状と課題 米国国家デジタル管理連盟(National Digital Stewardship Alliance)が,米国のウェブアーカイブ実施機関を対象にアンケート調査を実施し,報告書“Web Archiving in the United States: A 2013 Survey”として取りまとめた。本調査は,米国におけるウェブアーカイブ活動の現状を把握することを目的としている。 なお,同連盟は2011年にも同様の調査を行っており,今回は2回目の調査となる。前回調査と類似の設問も多くあり,両者の比較が報告書の中心的な内容となっている。 今回調査に参加した機関は92機関で,その内訳は大学等の教育機関が52%,公文書館・資料館が15%,州政府機関が13%となっている。そのほか,連邦政府機関や少数ながら営利団体も参加している。前回調査と比べ,参加数は77機関から92
点字利用と読書に関するアンケート調査の結果について 日本点字図書館の点字図書の利用タイトル数は,10年間で約3割減少している。また,点字図書館関係者からも,視覚障害者の「点字離れ」,「点字読者の減少」の声をよく聞く。本当に点字を読む人が少なくなってしまったのであろうか?点字利用者は点字図書をどのように利用しているのであろうか?このような疑問を少しでも明らかにするために,日本点字図書館では,視覚障害者の点字図書の利用の実態,読書意識についての調査を行なった。 調査期間は2013年10月5日~10月22日。当館で点字図書の貸出実績のある利用者600人を選び点字のアンケート用紙を送付した。回答者は231人。9割が点字図書を読むことができ,50代以上が6割,障害程度等級1,2級が100%であった。 設問は全部で20問。もっとも重点を置いた設問が,点字図書,録音図書を両方利用する人に七つの場面を挙げ
月刊ビッグガンガンに掲載された漫画作品「ハイスコアガール」内でのゲームのキャラクターの利用について、著作権法違反を理由とする刑事告訴が行われ、家宅捜索や出版社の担当者・役員、漫画の著作者についての書類送検が行われたようです。 この事件に関し、2014年12月22日、明治大学知的財産法政策研究所コンテンツと著作権法研究会内の賛同者をはじめとした有識者27名が、刑事手続きが進められることに反対する共同声明を発表しました。 声明では、「著作権侵害の成否が明らかではない事案について、強制捜査や公訴の提起等の刑事手続が進められることは、今後の漫画・アニメ・ゲーム・小説・映画等あらゆる表現活動に対して重大な委縮効果をもたらし、憲法の保障する表現の自由に抵触し、著作権法の目的である文化の発展を阻害することとなりかねない」と慎重な対応を訴えているとのことです。 「ハイスコアガール」事件について―著作権と刑
『出版事典』(出版ニュース社/著 出版ニュース社 1971)の「紙加工仕上寸法」の項(p76)に、以下のような説明がありました。 (略)この規格寸法はA列とB列の2系統から成り、1)A列は面積が1㎡のものをA列0号とし、以下12号まで、2)B列は1.5㎡のものをB列0号とし、以下12号まで、それぞれ天地・左右の寸法を定め、同時に折りや断裁の余白を見込んだ原紙寸法も定めた。これはオストワルトの考案によるドイツの規格(DIN)中のA列(Reihe A)をそのまま採用し、そのA列の1.5倍のものを新たにB列としたものである。 この解説から、現在使用されるA判・B判はドイツの規格を基に採用された規格であり、菊判・四六判との関連はないことが分かります。なお、上記解説に続き、①A列とB列の同番号の面積比は1:1.5になること、②A・B列とも番号が一つ増えるごとに、長辺と面積が2分の1になること、③短辺
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く