名古屋市の河村たかし市長が東京五輪に合わせて2020年7月の完成を目指す名古屋城天守閣の木造復元事業が、地震で甚大な被害を受けた熊本城(熊本市)の影響を受け、逆風にさらされている。 熊本城では、17世紀の築城当時から残る国指定重要文化財の櫓(やぐら)が、土台の石垣と共に崩れ落ちた。熊本地震は最大震度7だが、鉄筋鉄骨コンクリート造りの名古屋城天守閣は震度6強以上で倒壊するとされる。 名古屋市はもともと耐震改修を予定。29億円で済む通常の工法か、これを機に市長念願の木造復元を474億~505億円をかけてするのかを検討中だ。5月にも実施する2万人規模の市民アンケートを前に熊本地震が発生。22日の市議会で、各会派から木造改修への異論が相次いだ。 「市は木造復元を前面に押し出… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きを
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