【宇都宮】市図書館は今月から、保管する地域資料の一部を図書館ホームページ(HP)で公開する「デジタルアーカイブ事業」を始めた。市内の名所を撮った戦前の絵はがきや江戸時代の文書など104点を公開している。 市図書館は、大正以降の行政資料や戦前の絵はがき、江戸時代の文書など地域資料4万692点を保管。うち、貴重なものや劣化損傷により早急な保存が必要な資料のデジタル化を進めている。 地域資料はこれまでCD−ROMを使った館内での閲覧に限られていた。HP上で公開することで、市中央図書館の担当者は「市民をはじめ、県外の人も図書館に足を運ばず、気軽に資料を見ることができる。資料を通して、宇都宮への理解を深めるきっかけにしたい」と期待している。