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ブックマーク / www.homes.co.jp (10)

  • 日本初の民間分譲マンション「四谷コーポラス」が建て替えへ。歴史的意義のあるマンションが伝えるもの

    1956年(昭和31年)竣工、日での民間分譲マンションの第一号とされる「四谷コーポラス」(東京都新宿区)の建て替え決議が3月25日に成立、9月に解体工事が始まることとなった。 前述したように四谷コーポラスは「日で初めて民間企業が販売した分譲マンション」とされる建物。1962年の区分所有法施行以前の建物で、所有形態の位置づけや共用部の管理責任などが明確ではなかった時代に初めて民間企業による運営管理がなされ、また住宅ローンが現在のように一般的でない中で割賦販売が導入されるなど、高額なマンションが庶民に普及するきっかけとなったと考えられている。5階建て28戸のマンションは当時珍しかったメゾネットタイプの間取りを採用。1階から入って1・2階を使う住戸や、4階から入って3・4階を使う住戸などがある、結果的に2・3階に玄関がないのが特徴だ。 四谷コーポラスでは、建て替え・大規模修繕等の検討会が20

    日本初の民間分譲マンション「四谷コーポラス」が建て替えへ。歴史的意義のあるマンションが伝えるもの
  • 博物館明治村に保存された建物から近代建築の歴史を追う

    「博物館明治村を歩く。明治~昭和初期の名建築に出合う!明治村の成り立ちと歴史」では、愛知県犬山市にある「博物館 明治村」の歴史や成り立ちについて紹介した。今回は、明治村に保存された貴重な建造物から見える、近代建築の歴史についてレポートしたい。 明治時代の幕開けで、日に欧米から文化がどっと流れ込んだ。洋装を取り入れ、洋べ、鉄道が走り、ガス灯で明るく照らされる。その影響は主に都市部が大きかったと思われるが、かなりのスピードで広まっていったことだろう。建築も然り。それまで培われてきた木造建築の技術の素晴らしさももちろんあるが、石造りやレンガ造りの洋風建築が見られるようになった。産業革命の進行と共に、鉄、セメント、ガラスを用いる近代建築の礎が築かれたといわれる。 政府がまず手掛けたのは、洋式工場の建設だったという。世界遺産となった富岡製糸場もそのひとつで、近代化を進めることで、輸出品だった

    博物館明治村に保存された建物から近代建築の歴史を追う
  • 昭和4年築。日本最初期のコンクリートブロックのモダンなお屋敷を見て来た

    京都市山科区。天智天皇陵があることから名づけられた地下鉄東西線御陵(みささぎ)駅を降り、坂を登っていくと緑豊かなお屋敷街に出る。我が国最初の日人による大土木事業として知られる琵琶湖疏水を背に建つのは、昭和4年に日最初期のコンクリートブロックむき出しの建物として竣工したモダンな邸宅、栗原邸だ。 この建物は京都高等工芸学校(現・京都工芸繊維大学)校長だった鶴巻鶴一氏の邸宅として同校教授だった建築家・野精吾氏が設計したもの。長らく失われたものと思われていたそうで、それが発見されたのは平成11年。現存しているだけでなく、当時、野氏がデザインした家具その他も含め、竣工時の状態をよく保った状態であることも判明した。以降保存活動が開始され、平成17年からは一般公開が始まり、平成23年以降は京都工芸繊維大学大学院の教育プログラムとして屋上防水、室内の修復が少しずつ進められてきた。平成19年にはモダ

    昭和4年築。日本最初期のコンクリートブロックのモダンなお屋敷を見て来た
  • センシュアス・シティ VS ジェネリック・シティ

    まことに手前味噌ながら、9月3日にHOME'S総研は「SensuousCity[官能都市]-身体で経験する都市 センシュアス・シティ・ランキング」を公表した。 これは、全国134の都市(調査母数の関係で自治体を任意に合わせたエリアがある)を対象として「ロマンスがある」、「文化が豊か」とか、「共同体に帰属している」など、その土地に住んでいて経験したことを調査した結果によって、“実際に住むことに魅力を感じる街”をランキングしたものだ。ただし、ランキングと言っても、これまでの都市の評価手法~1人当たりの公園面積や百貨店数、従業員数1000人以上の企業数、犯罪発生率、高齢者人口比率などで街のポテンシャルとするような評価~を変えることを目的としており、都市の序列化・ランク付け自体を目的としたものではないので、総合順位で上位50位までの都市名を公表するにとどめている。 この調査がユニークな点は、街を

    センシュアス・シティ VS ジェネリック・シティ
    waltham70
    waltham70 2015/10/07
    "街を動詞で調査"わが街のランキングが気になる。。
  • 基本の「キ」を知る 2015年のマンションは「買い時」か?

    筆者は、年が改まる前後に「買い時」についての取材を受けることが多いのだが、実はこの「買い時であるかどうか」という判断には客観的な買い時=市況からみて多くの購入予定者が買っても良いと考えられる時期、および個人的な買い時=頭金の目標額が貯蓄できたり、親から資金提供を受けられたり、これまでその気はなかったのだがライフステージの変化(結婚、出産、転職etc.)を控えて一国一城の主となるべく覚悟を決めたタイミング、の両方があり、媒体各社から取材時に聞かれるのは専ら前者の客観的な買い時のほうである。 客観的に買い時であるかどうかも個人のライフステージや所得や貯蓄額などによっても左右されるものではあるが、実際には社会を取り巻く経済環境によって決まってくるものであり、概ねマーケットの動きや購入予定者の動向を分析・検証することで見えてくることが多い。 そうなると(余談だが)、景気が良いなら良いなりに、悪いな

    基本の「キ」を知る 2015年のマンションは「買い時」か?
    waltham70
    waltham70 2015/03/27
    「○○という条件を満たす方にとっては」お買い時であるという表現が成立する。
  • 大阪市阿倍野区昭和町~「まちの不動産屋さん」の価値を考える

    大阪市阿倍野区昭和町。大阪市営地下鉄御堂筋線で天王寺から一駅のこのまちは、今複数の雑誌やメディアに取り上げられつつある。雑誌やメディアが取り上げるのは、昭和町に点在して残る長屋や古い建物を利用したカフェやショップ。まちの見どころマップや各店舗を紹介したパンフレットなどもあり、下町の風情を残しながら若者も集う、“元気なまち”を思わせるエリアだ。 大阪市のまちは、昭和初めから10年ごろまでにめざましい躍進をとげている。大正時代に計画された大規模な都市整備が進展し、昭和12年に御堂筋が完成、昭和13年地下鉄が梅田から天王寺まで走るようになった。第2次大戦で大阪が受けた空襲は50回を数えたが、昭和町の被災は比較的少なく、奇跡的に大正時代や昭和初期の建物も残っている。大正時代から現在に至るまで、時代を反映した建物がある中、昭和町は古い建物を取り壊して一帯を商業施設や新築マンションを建てるという再開発

    大阪市阿倍野区昭和町~「まちの不動産屋さん」の価値を考える
    waltham70
    waltham70 2015/03/26
    ええ話や。正面の門から玄関までアプローチ空間があり奥に中庭がある建物、今は街中だと作ろうとしても作れない。
  • 進む高齢化と、不動産トレンドの変化〜住宅は資産か消費材か?関西のトレンドから読む。

    バブルと言われた平成2年位迄は「山の手の閑静な住宅地」の人気が高く、多くの人がそのような街で住む事に憧れを感じた。例えば関西圏で今でも住宅地として人気の高い阪神間。平成2年公示地価(住宅地)をみると、そのトップは芦屋市山手町。阪急「芦屋川」駅から山の手に向かう坂道を登り650mの「邸宅が建ち並ぶ閑静な高級住宅地域」である。上位10地点には、JR「芦屋」駅から約3,000mも離れた六甲山の麓、豪邸街として著名である芦屋市六麓荘町も含まれている。 ところが平成26年公示地価(住宅地)をみると、山手町、六麓荘町ともに阪神間の公示地価ランキングでベスト10圏外。阪神間以外の人気住宅地でも同様の傾向は見て取れ、北摂でも豊中市の丘陵部に位置する邸宅街東豊中町3丁目(地下鉄「千里中央」駅1800m)が平成2年豊中市内公示地価(住宅地)でTOPだが、平成26年では同じ東豊中町では2丁目(地下鉄「千里中央」

    進む高齢化と、不動産トレンドの変化〜住宅は資産か消費材か?関西のトレンドから読む。
    waltham70
    waltham70 2014/10/18
    若くて足腰丈夫で子育て中だったら、家は消費財と割り切るな。
  • 【マンションと資産価値②】「価格」を比較することで「価値」が見える

    このところのマンション市況を見ていると、広域的な立地条件が決して良くなくても(つまり都心以外ということ)駅から近かったり、タワーマンションであったりと、その他のスペックに優れているためにエリアの相場を大きく逸脱した価格でも即日完売する物件が相次いで登場する一方、消費増税の影響でマンションの売れ行き全般は落ち込んでいるとの報道が為されているように、マーケット全体としてはとても好調を維持しているというような見方ができる状況にはない。 これは何を意味しているかというと、マンション市況という「全体概況」と個々の物件の売れ行きや地域の人気度などの「個別状況」とは異なるという、ごく当たり前のことを示しているのに過ぎないのだが、結局は人の見立てや今後の景気変動に対する予測、個人的なライフステージの変化やそれに備える意識など、実に様々な“思い”がカオス化して市場流通に反映されているので、一事をもって万事を

    【マンションと資産価値②】「価格」を比較することで「価値」が見える
    waltham70
    waltham70 2014/10/02
  • 【別荘文化が消えてゆく?!】葉山の海辺に建つ築90年の貸別荘で過ごす7日間

    神奈川県三浦郡葉山町。“葉山の別荘”という響きは日全国に通じるブランド力があり、現在もバカンスシーズンには多くの別荘利用客が現地を訪れているのは皆さんご存知のところだ。 もともと葉山が別荘地として注目されるようになったのは明治20(1880)年代のこと。レナード・D・マルチーノ駐日イタリア公使や、ドイツ人医師のエルヴィン・フォン・ベルツ博士等の外国人が、温暖な気候と風光明媚な情景に惹かれてたびたび葉山を訪れ、その魅力を紹介したことから『別荘地』としての歴史がスタートしたとされている。 明治22(1889)年、大船~横須賀間を結ぶ横須賀線の開通をきっかけに、政府の要人たちが別荘を建てはじめるようになり、明治27(1894)年には天皇御一家の保養地として『葉山御用邸』が開邸したことなどを受けて、葉山の『別荘地』としてのブランド力が確立されることになった。 しかし、近年は『別荘所有者の高齢化』

    【別荘文化が消えてゆく?!】葉山の海辺に建つ築90年の貸別荘で過ごす7日間
    waltham70
    waltham70 2014/10/02
    家族で海外旅行のかわりに、こういう休暇の過ごし方もステキ。歴史的建造物や景観の保護にも役立ってエシカルなお金の使い方。
  • 今から10年後…2024年の住宅市場はこうなる

    少し未来に目を移して10年後の2024年の未来から話をしてみたい。 住宅市場は、かつての慣行や仕組みが全くと言っていいほど姿を消し、劇的に生まれ変わった。 2015年あたりから、団塊世代が高度成長期に住宅を求めたかつてのベッドタウンのなかには、荒廃して街の価値を大きく毀損するところが増加するなど、空き家問題はますます社会問題化していた。 にもかかわらず、新築住宅は建設され続けてきた。新築住宅建設はこれまで景気対策の道具として利用されてきたが、その根拠は「経済波及効果が高い」とされているからであった。 その根拠となる「産業連関表」によれば新築住宅建設の経済波及効果はおよそ2倍あるとされていた。 産業連関表は1990年代後半に、当局が作成者に対して極力大きな数値を出すように指示され数字を大きく積み上げたものだったし、新築を造ればその分増加だけ増加した空き家への対策費、街の価値が毀損するマイナス

    今から10年後…2024年の住宅市場はこうなる
    waltham70
    waltham70 2014/09/17
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